農業の未来を支える現役農業女子と語り合う、農業の魅力と現場のリアル
農業者としてSDGsに取り組み、農業の魅力を発信する農業女子プロジェクト。その活動に共感したソリマチは、ともに農業の未来を支える一助になりたいと「農業女子応援キャンペーン」を立ち上げました。農業会計ソフトのベストセラー『農業簿記』で農業経営者をサポートしてきたソリマチが、持続可能な社会の実現に向けて、女性農業者たちが描くビジョンを共有します。今回、農業女子プロジェクトのメンバーとの対談が実現。農業の魅力とリアルに迫ります。
『農業簿記』のソリマチが農業女子を応援する理由とは
食の安全・安心への関心が高まる一方で、高齢化や労働環境の改善などの課題が多く残る農業界。近年はICT化によって現場での力仕事は減り、エコな生き方として移住就農が若い世代に選ばれ、SNSの普及や販売チャネルの増加で生産者と消費者が直接つながるようになりました。農業への関わり方が多様化して身近になった今こそ、女性の力が必要です。
SDGsの達成に向けて社会の課題解決に取り組むソリマチは、一人でも多くの女性農業者を支えることが農業界全体の未来につながると考えて「農業女子応援キャンペーン」を打ち出しました。一企業として農業の未来のために何ができるかを確かめるため、企画を担当した坂谷信野さん(同社農業情報営業部)が農業女子と初対談。栃木県塩谷町で水稲を生産する『いなほ総合農園』の7代目農園主、古沢昌子さんに話を聞いてみると女性農業者のたくましさが見えてきました。
意外な本音が聞けるかも。農業女子ってどんな人?
はじめまして。古沢です。栃木県塩谷町で主に水稲栽培とおにぎりなどの加工品製造をしています。7代続く米農家の長女で子どもの頃から将来は農業をやるように刷り込まれていました。
古沢さん
坂谷さん
はじめまして。坂谷です。ソリマチの農業情報営業部で企画営業を担当しています。東京本部に勤務していて農家さんと会える機会は多くないので、いろいろ勉強させてください。
私も実際に圃場に出て作業するようになったのは3年前からなんです。結婚・出産を機に家業の『いなほ総合農園』に就農して15年以上になりますが、ずっと事務と加工を担当していました。今、父から生産を教わっているところです。
古沢さん
坂谷さん
農業をやって良かったことはどんなことがありますか?
やったことの成果が目に見えることです。頑張ったぶん身にもなります。
古沢さん
坂谷さん
私は逆のイメージでした。収穫が1年単位と長期的なので、なかなか実感が得られないのかと思っていたので、古沢さんのお話を聞いて勉強になりました。
特に自分で生産をするようになって、日々の成果が見えやすくなりました。草刈りでほ場の周囲がきれいになったり。でも坂谷さんが言うようにお米の収穫は年1回。ちゃんと実って食べてもらえるまでは不安ですね。
古沢さん
坂谷さん
成果が見えるのは嬉しいですよね。とても充実した日々を過ごしているイメージですが、農業をやって難しいなあと感じる瞬間はどんな時ですか?
時間を自由に使えそうでいて、うまく仕事を回していかないと身動きが取れなくなります。天候次第でもあるので、早めに計画を立ててやらないといけませんね。
古沢さん
坂谷さん
農業は自分で舵を取って臨機応変に進めていくものなんですね。
そのぶん生産、事務、加工、商品開発など、農業はやりたいことが何でもできるし、自分の好きなように企画できるのがすごくいいと思うようになりました。
古沢さん
父から農業を継承して生産を基盤に事業を推し進める古沢さん。事務仕事や加工品の開発・販売に力を発揮しながら、経営者視点で地に足をつけて農業に取り組む姿には力強さが感じられます。古沢さんのような農業経営者が未来の農業を変えていく推進力になるのではないでしょうか。「農業は何でもできる」という印象的な言葉から、これからの事業の発展を期待せずにはいられません。
巻き込む渦の目、女性農業者が自分らしく活躍する場を広げるためには
坂谷さん
私自身は女子の力が必要だとかは気にしたことなくて。話を聞くと、消費者目線で商品開発やパッケージデザインを考えられるという意味で女性の力が必要かもしれません。
古沢さん
坂谷さん
消費者目線の開発は、女性が活躍しやすい部分だと私も思います。SNS発信でも周りを巻き込む力も強くて、渦の目になるんじゃないかと感じています。女性農業者が性別の枠組みに囚われずに活躍するためには何が必要だと思いますか?
家事の分担です。我が家は夫が農業に従事していないので家族経営協定はそこまで詳細ではないですが、家事も仕事として分担している農家もあるんですよ。
古沢さん
坂谷さん
会社でも家庭でも男性・女性で作業を区切るのではなく個性や全体のバランスを考慮して分担できたら、社会全体がよくなりそうですよね。
農業に取り組む女性が活き活きと活躍できる場が広がれば、単純に作業効率がよくなりますよね。妻が頑張れば夫も頑張ると思うんです。
古沢さん
坂谷さん
農業界でも働き方改革が広がっていますが、女性が自分らしさを発揮しながら活き活きと働いている職場は、ほかの多くの人にとっても働きやすい職場だと思います。そんな風に輝いている女性の活躍を、もっと世に発信していきたいなと思います。
最近の農業機械は女性も運転しやすくて、トラクターに乗れば嫌いな虫にも遭遇しません。私は女子が農業機械に乗る姿をかっこいいと思うので、この方向でも農業をPRできるかなと。
古沢さん
加工品の開発、情報発信、ブランディングなど、農業で女性の視点を活かせる場面はたくさんありますが、SDGsに直結する働き方改革の推進に大きな役割を果たすことが、二人の対談からわかりました。作業の省力化やデータ活用、施設や設備などのハード面でも働く環境を整え、かっこよさを発信していくことが、農業を目指す人を増やすことに繋がると改めて確信しました。
キャンペーンで農業女子をもっと応援!
坂谷さん
これからの時代、古沢さんのように経営に関わる女性の農業者さんが増えてくると思います。そんな方々を応援するために、ソリマチから農業女子応援キャンペーンの特典を用意しました。
古沢さん
坂谷さん
※さおとめ…田植えをする女性のこと
『農業簿記』は私も愛用しています。入力が簡単でサポートも充実しているのでお勧めです。
古沢さん
坂谷さん
それから
Instagramを始めました。農業簿記のアカウントをフォローのうえ、「#さおとめ農ライフ」で農業に関わる写真を投稿してください。抽選で、農作業で疲れた身体を癒す豪華バスグッズ(12,740円相当)等をプレゼントします。どなたでも参加OKです。
女性が機械に乗る姿はSNSで映えると思うので、かっこいい農業をどんどん発信します。まずはコンバインに乗って稲刈りまで自分一人でできるように頑張ります!
古沢さん
坂谷さん
自分で道を切り拓いていく女性はすごくかっこいいと思います。今は「女性農業者」のように頭に性別をつけて呼び分けていますが、もっと女性が増えてその必要がなくなるように活躍を発信していきます!
農業の未来を支える女性農業者の活躍をソリマチが会計でサポート。お互いの情報発信のシナジーで農業を盛り上げていく取り組みに期待が膨らみます。農業者はもちろん、農業に興味がある人、これから農業をやってみたいと考えている人もぜひアカウントをフォローして、未来の農業を一緒に考えていきませんか?
【取材協力】
いなほ総合農園 古沢昌子さん
農園HP
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お問い合わせ
ソリマチ株式会社
〒141-0022 東京都品川区東五反田3丁目18-6 ソリマチ第8ビル
TEL:03-5420-2205
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