林業=肉体労働はもう古い!?
機械化の積極導入で“働きやすい仕事”に
「武雄杵島の林業はこの十数年で大きく進化しました」と話すのは、武雄杵島森林組合で15年仕事に従事してきた班長の黒岩さん。林業といえば、山の奥深くに入り、1本ずつ木を切り倒し、過酷な体力仕事を強いられる…というのはもうひと昔前の話。同組合では早くから機械化を進め、“集約化作業”と呼ばれるスマートな林業を推進しています。
「林業用バックホーをはじめ、さまざまな重機を活用することで作業負担を大幅に軽減しています。計画に基づいて区画全体を伐採できるため、林道をつくり、重機で行き来できるようになったことがいちばん大きな進化ですね」と黒岩さん。
とはいえ、すべてが機械化できているかといえば、やはり人の手で作業を進める部分もあります。重さ約10kgのチェンソーを手に小さな木を伐倒したり、草刈したり、植林したり。「最初は約10kgの機械を持ち現場を移動するだけでも大変だと感じるかも知れませんが、すぐに慣れることができますよ」と話していただきました。
機械化を進める上で同組合が力を入れてきたのは、未来を担う人財育成です。設備投資と同じように人への投資に力を入れており、現在も若手組合員が第一線で活躍しています。「各地にある森林組合により育成方法は異なりますが、ここでは早くから重機の操作に慣れてもらうようにしています。一人ひとりのスキルや得意不得意を見ながら育てていますね」と黒岩さん。
「緑の雇用」からスタートし、フォレストワーカー研修で必要なスキルや資格を取得。無理なくステップアップできるため、未経験から林業の世界に飛び込んでみたいという人にも安心して取り組める環境が用意されています。
既に数十種類の資格を取得!
未経験からスタートした先輩にインタビュー
将来を担う人財育成に力を注いでいるという同組合で実際に働く若手2人の先輩に仕事の魅力や気になる職場環境について話を伺いました。
まずは、未経験から飛び込んできた入職4年目の田代孝太さん(29歳)です。
この仕事をめざしたきっかけは?
田代さん
実際にどうでしたか?
田代さん
未経験からのスタートは大変でしたか?
田代さん
次に話を伺ったのは、入職1年目の廣瀬椋次さん(21)。廣瀬さんは、他の事業体から転職してきました。
同じ業界内での転職で武雄杵島森林組合を選んだ理由は?
廣瀬さん
武雄杵島森林組合の職場環境はどうですか?
廣瀬さん
応募しようか悩んでいる人にメッセージをお願いします
廣瀬さん
武雄杵島森林組合が“ちょうどいい”理由とは?
いろいろな視点から検証
1982年に設立した武雄杵島森林組合は、地域林業の中核的担い手として頼られる存在です。地域における森林の割合(林野率)は36.4%。この数字は、大阪や千葉、茨城などの都市圏並みであり、海抜高が低いのも特徴です。林業といえば山の奥深くで作業するイメージを持つ人も多いかも知れませんが、事業所から作業場となる山まで約30分もあれば辿り着くことができ、携帯の電波も届く場所ばかり。近くにコンビニを見つけやすいなど、働き手にとっても“ちょうどいい”環境があるといいます。
また、早くから機械化を進め、若手にも積極的に機械操作を任せようとする同組合では、早い段階でレベルアップできる環境があります。「入職1年目の新人でも気軽に話せる環境を大切にしたいですね。その点、面倒見のいい先輩が多いのもウチの良さかも知れません。仕事が楽しくなかったら続けることはできませんから、みんなで面白おかしくやっていきましょう!」と班長さんからメッセージをいただきました。「適度に体を動かすのが好きな人や自分の仕事を黙々と進めるタイプにとっても“ちょうどいい”仕事かも知れませんね」とも教えていただきましたよ。
現在、同組合では8名の現場従事者が活躍していますが、まだまだ人財が不足しているといいます。近年は、木材生産過程で不要となった端材を利用して、ストーブ用の薪生産に着手するなど、新たな事業開拓にもチャレンジしているそうです。木を植え、育て、人々の生活に役立てていくと同時に、山をきちんと手入れすることで緑を守る仕事にやりがいを感じられるとともに、自分に“ちょうどいい”仕事環境を与えてくれる武雄杵島森林組合の仕事に興味を持った方は、お気軽に下記までご相談ください。
【問い合わせ先】
武雄杵島森林組合
〒843-0022
武雄市武雄町大字武雄4167番地2
TEL: 0954-23-5030
FAX: 0952-23-9725