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就農5年目で売上600万円も夢じゃない!「儲かる農業」を目指すなら、宮崎県小林市&高原町

就農5年目で売上600万円も夢じゃない!「儲かる農業」を目指すなら、宮崎県小林市&高原町

宮崎県小林市&高原町を管轄するJAこばやしでは、2019年にアグリトレーニングセンターを開設し、エリア内の就農支援に力を注いでいます。ここでは、宮崎県が日本トップの生産量を誇るきゅうりの施設栽培に的を絞り、栽培の知識から農業経営までを2年かけて学べます。充実した研修内容とサポートで新規就農への道筋を付け、独立後の手厚いフォローアップも。未経験からの就農希望者が安心してスタートできる環境が整備されているのは心強い限りです。そんな農業にアツい場所で意欲を燃やす指導員と研修生に話を聞いてみました!

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「儲かる農業」を目指すカリキュラム。
小林市&高原町は就農支援に全力です!

アグリトレーニングセンターでの研修期間(2年間)でノウハウを学ぶのは、施設きゅうりです。たくさんの作物がある中で、なぜきゅうりなのでしょう?

研修生の自主性を大事にしながら丁寧な指導を行う岡本正澄さん

センター長として営農指導を行う岡本さんに尋ねると「価格が安定していること。アグリトレーニングセンターでは10a/600万円の農業売上を目標にして、栽培方法から農業経営までのカリキュラムを構築しています。さらにハウス栽培は天候に左右されにくいメリットも。小林市・高原町はきゅうり農家が多く、ノウハウや販路の蓄積もありますし、就農後は部会に所属してさらに研鑽けんさんできる環境もあるんですよ」。また、きゅうりは栽培に水を多く使う作物です。小林市・高原町があるのは霧島連山の裾野。霧島山系の良質な湧水に恵まれている土地柄は、きゅうり栽培にとって大きな魅力と言えそうです。

環境制御技術を活用した施設栽培を実践。つるおろし栽培は収穫しやすさもポイントだ

アグリトレーニングセンターでは、つるおろし栽培を採用。日射量が豊かな地域に適した栽培で、長い期間で収穫が可能です。研修がスタートする7月から10月までは、主に定植の準備。土壌の消毒(還元消毒と太陽熱利用の陽熱消毒を実施)を行い、畝を立て、肥料を入れるといった土づくりから手がけます。10月上旬に苗を植え、6月いっぱいまで収穫ができるよう管理をしていきます。
研修1年目は基礎研修。栽培の実践と並行して、農業基礎知識や農業機械の操作、農業経営といった基本的なことを学びます。2年目はさらに就農地の準備や就農計画の作成、設備整備のための融資相談など、研修後すぐに農業経営へアプローチできる手厚いサポートが用意されている点も見逃せません。とはいえ、2年間の研修だけで一人前になるのは難しいのが現状。「やっぱり就農して3~4年くらいはかかりますね」と岡本さん。研修で教えるのは基本的な部分のみ。就農してからの巡回指導や専門学習会といった場を活用するのはもちろん、自身の積極的な勉強も不可欠で、それができるかどうかが成功の鍵になりそうです。

農業知識ゼロからプロを目指せる環境が抜群!

「小林市は水道水もすごくおいしいんですよ!」と上田慎二さん

アグリトレーニングセンターの2期生である上田さんは生まれも育ちも東京都で、社会人になってから都会の水が合わないと感じて移住を決意。温暖な宮崎県に目を付け、その中でも適度に田舎な小林市を選びました。「移住先で何をして生きていこうかと考えた時に、農業がいいなぁと。小林市の移住担当課に相談したら、ここを紹介されて現在に至ります。きゅうり栽培で驚いたのは成長のスピード。1日ですごく大きくなるので目が離せません。研修中は定期的に休みが設けてありますが、独立すると定植して収穫が終わるまで自由に休めないのは、遊びたい盛りの24歳にはちょっと辛いです(笑)」と上田さん。すかさず岡本さんが「その期間以外はたっぷり休めるよ!」とフォロー。和気あいあいとした雰囲気が伝わってきます。

上田さんは料理が得意。昼食には自作の弁当を持参しているそう

研修2年目に入り、独立に向けた準備も順調に進行中。「まずは自分が生活できる程度に」と目標は控えめですが、敷地内の畑で数種の野菜を育てて料理に使うなど、農業の面白さにも目覚めている様子です。

「ポイントを押さえた丁寧な指導で楽しく学んでいます」と山下和義さん

一方、「卒業後はバリバリ稼いでいきたいですね」と話すのは研修1年目の山下さん。畜産業のサラリーマンとして定年まで働き、セカンドキャリアとして農業を選びました。独立後は家族と一緒に農業を始めるため、安定した収量でしっかり稼げるきゅうり栽培はとても魅力的だったそう。

山下さんは小林市在住。奥様の理解と協力にも支えられ、2年間の研修生活に飛び込んだ

「きっかけはネット通販で購入したトマトの美味しさに感動したこと。佐賀県にある農場まで出向き、話を聞いていたら自分でも野菜を育ててみたくなって。地元の小林市はきゅうり栽培が盛んなので、まずはきゅうりを学ぼうとこの就農プロジェクトに応募しました。半年間学んで感じたのは、管理の重要性や問題点の早期発見・早期対応など、畜産で培った意識が農業でも役立つというところ。担当ハウスでの栽培を任されるので、収量が増えたり良い作物ができたりすると楽しいですね」。

親子ほど年齢差がある山下さんと上田さん。互いの知識・経験を共有して就農を目指す

岡本さんの指導を仰ぎながら、研修の先輩である上田さんにも積極的に相談。山下さんと上田さんのやりとりを見て、研修生同士で助け合いながら切磋琢磨できるのは、アグリトレーニングセンターで学ぶ大きなメリットになると感じました。

自治体と強力連携中! 移住・定住支援も本気です!

豊かな自然に恵まれた小林市。きゅうりと同じようにすくすく成長できる環境だ

県外からの移住を伴う就農検討希望者にとって、小林市・高原町の環境やJAこばやしの取り組みは注目度満点です。特に移住での不安となる住宅や育児環境については、自治体の充実した支援が味方に。例えば東京都から移住してきた上田さんは、移住の際に自治体の空き家バンク制度や国の支援(農業次世代人材投資資金)を活用しました。小林市での暮らしについては「日常的な買い物は地域の店で問題ないですし、都城市や宮崎市といった大きな街にも行きやすい立地なので不便は感じません。農産物も豊富です。私は温泉好きなので近場で温泉巡りができるのもいいですね」。このエリアは水資源も豊かですが、あちこちに温泉が湧いていて、日帰りで気軽に楽しめるのも魅力です!
子育て中であれば、自治体の小中学校の給食費補助事業や子ども医療費助成制度なども暮らしやすさにつながるはず。JAこばやしと自治体の連携とバックアップにより、就農だけでなく移住・定住についても安心して進めていける体制が整えられています。豊かな自然の恵みを享受しながら、伸び伸びと「稼げる農業」に邁進できる絶好の環境。確かな一歩を踏み出す場所として、見落とすことのないようにしてくださいね。

「本気で農業!」リーフレットPDF

【問い合わせ先】
JAこばやし(きりしま農業推進機構)
〒886-0004
宮崎県小林市細野1321
TEL:0984-23-1313

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