ダイハツ「新ハイゼット トラック」が登場
1960年11月。高度経済成長期の幕開けとともに、ダイハツ初の軽四輪自動車として誕生したハイゼット トラック。現在も「ユーザーの6割が農業従事者」とのことで、さまざまな時代のハイゼット トラックが全国の農村を走っているのを見かけます。
そして、2021年12月20日。長年農家に愛されてきたハイゼット トラックが今の時代に合わせて進化して新登場。今回新たに搭載された機能を中心に紹介します。

Photo:エクストラ (4WD CVT) オプション装着車。荷台ゴムマット(5mm)/ゲートプロテクター(ゴム)はディーラーオプション。
農作業に大活躍。搭載された新機能とは?
CVT搭載で「運ぶ」をもっと快適に
新ハイゼット トラックでは、これまで搭載していた4速ATに代え、新たにFR車用に新開発したCVTを軽トラック(FR車)で初めて※採用しています。
※軽キャプトラック(FR車)として、初採用。2021年12月現在。ダイハツ工業(株)調べ。他社にも同時に初採用の車があります。
CVT(Continuously Variable Transmission)とは「無段変速機」のことで、乗用車に多く採用されている変速方式です。4速ATと比べても、力強く発進できるうえ、スムーズに加速ができます。更に静粛性に優れ、変速ショックがないため、長時間運転をしても疲れにくいのが特徴です。また、燃費性能も高く、長距離でも経済的に走れます。

Photo:エクストラ (4WD CVT) オプション装着車。
広い荷台や豊富なフックで「積む」をサポート
日々の農作業で一番大事なのは、荷台の使いやすさですよね。新ハイゼット トラックは、軽トラックNo.1※の荷台の広さで、荷物がしっかり積めるので、農作業が捗ります。
※2021年12月現在。軽キャブトラッククラス。ダイハツ工業(株)調べ。他社にも同数値の車があります。
しっかり積んだ荷物をロープなどで縛るための荷台フックも25個(ジャンボは23個)と豊富。フックが多ければ、さまざまな形状の農機具も固定しやすいです。
また、荷台全体を照らすクラス初※の首振り機能付きLED大型荷台作業灯が採用されていて、早朝や夜間における作業も効率よく行えます。
※軽キャプトラックとして、初採用。2021年12月現在。ダイハツ工業(株)調べ。他社にも同時に初採用の車があります。

Photo:エクストラ (4WD CVT) オプション装着車。荷台ゴムマット(5mm)/ゲートプロテクター(ゴム)はディーラーオプション。
「電子制御式4WD」と「スーパーデフロック」で未舗装路も問題なし!?
農業の現場では、収穫や肥料散布の際に、畑や田んぼの中に軽トラックを乗り入れることがあります。雨後の圃場でぬかるみにはまり込んでしまい、ニッチもサッチもいかなくなった……。そんな経験はないでしょうか?
そこで役立つのが、「電子制御式4WD」や「スーパーデフロック」といった装備です。トラクタではお馴染みのデフロックは、片側のタイヤがぬかるみにはまり空転した時でも、反対側のタイヤにも駆動力を伝えることができ、これを作動させるとぬかるみを脱出しやすくなります。デフロック機能は、これまでMT車にのみ搭載されていましたが、新ハイゼット トラックではCVT車にも採用。AT限定免許の方でも使うことができます。
乗用車のように「キーフリーシステム&プッシュボタンスタート」も装備しています。ボタンを押すだけでドアの施錠・解錠やエンジンのスタート・ストップが可能で、バッグやポケットからキーを取り出す手間なく、スマートに乗車、発進ができます。

Photo:エクストラ (4WD CVT) オプション装着車。
不慣れなドライバーや高齢の方の運転をサポートする「安全装備」
軽トラックに慣れていない家族や従業員、高齢の方でも安心して仕事ができるよう、13種類の予防安全機能「スマートアシスト」※が搭載されています。
※スマートアシストの機能はグレード別設定で、一部はメーカーオプションです。
夜の農村は町中よりもずっと暗く、見通しが悪いため、衝突事故の危険性が高まります。走行中に前方の車両や歩行者を認識し、衝突の危険性があると判断した場合にはドライバーへブザー音などで注意喚起する「衝突警報機能」や、更に危険性が高まった場合には緊急ブレーキで減速する「衝突回避支援ブレーキ機能」などが、衝突の回避や、衝突時の被害軽減をサポートします。

※写真・図は作動イメージです。カメラの検知範囲はイメージです。
高齢の方の事故原因に多い、アクセルとブレーキの踏み間違いによる急発進を抑制する「ブレーキ制御付誤発進抑制機能」がMT車にも設定されたり、仕事で疲れた時に起こりがちな路側へのはみ出し時にブザー音で知らせる「路側逸脱警報機能」や、「進入禁止」「一時停止」といった重要な標識を検知してメーター内に表示する「標識認識機能」など、軽トラックでは初※の機能も多く採用されています。
※軽キャブトラックとして、初採用。2021年12月現在。ダイハツ工業(株)調べ。他社にも同時に初採用の車があります。

※写真・図は作動イメージです。カメラ・ソナーセンサーの検知範囲はイメージです。
加えて、駐車時や車庫入れ時には、フロントに2個、リアに4個ある「コーナーセンサー」が障害物までの距離に応じて警告してくれるので、運転が不慣れな人でも安心です。

※写真・図は作動イメージです。ソナーセンサーの検知範囲はイメージです。
その他にも、最新の装備として「スマートインナーミラー※」があります。車体後方にあるカメラ映像をルームミラーに映し出すことで、荷物を満載にした場合でも良好な後方視界が得られる装備です。
※ジャンボ エクストラ、ジャンボ スタンダード、ハイルーフにメーカーオプション
■スマートアシストは、ドライバーの運転支援を目的としているため、機能には限界があり、路面や天候等の状況によっては作動しない場合があります。機能を過信せず、安全運転を行ってください。
スマートアシストの機能はグレード別設定で、一部はメーカーオプションです。
詳しくは販売会社におたずねいただくか、ホームページをご覧ください。
プライベートとも兼用可能な「ジャンボ」
仕事はもちろん、遠出や買い物など、プライベートでも活躍するのが「ジャンボ」です。

Photo:ジャンボ エクストラ (4WD CVT)。
従来の軽トラックよりもキャビンを拡大しており、シートにはリクライニング機能も付いています。
ラクな姿勢で運転できるうえ、快適に休憩できるので、農作業はもちろん、遠出や家族の送り迎えなどの普段使いにも役立つのではないでしょうか。
荷台スペースも、長尺物の収納に便利なスペースを設け、荷台フロア長は1990ミリメートル(荷台長1650ミリメートル)と十分な広さが確保されています。

Photo:ジャンボ スタンダード (2DW CVT)。オプション装着車。
今回紹介した装備はグレードによって設定が異なり、また一部はメーカーオプションです。詳しくはダイハツのホームページをご覧いただくか、販売会社へお問い合わせください。
ダイハツは農家の「働く」に寄り添う
最後に、ダイハツ担当者からのメッセージを紹介します
「皆さまにご愛顧いただき、おかげさまで誕生から60年を迎えた『ハイゼット トラック』ですが、働く皆さまのいちばんを目指し、今の時代の『働く』を支えるべく、更なる進化を遂げました。積載力と広々としたキャビンはそのままに、CVTによるスムーズな加速や誰もが使いやすい多彩な快適装備、先進の安全装備など、先ずはお近くのお店で、ぜひその進化を体感いただければ幸いです。働く皆さまを元気に、そして最高のパートナーになれると信じます」(ダイハツ担当者)
軽トラックの買い替えを検討している方は、この機会に日々の相棒をアップグレードしてみてはいかがでしょうか?
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ハイゼット トラック カタログサイト
ダイハツ工業株式会社 公式ホームページ