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京阪神や中京圏から高速で1時間半! 滋賀県竜王町で農業の魅力を見つけませんか?

京阪神や中京圏から高速で1時間半! 滋賀県竜王町で農業の魅力を見つけませんか?

琵琶湖の東南に位置し、東に雪野山、西に鏡山をいただく「滋賀県竜王町」は、2つの山に祀られている竜神が町名の由来。町の総面積の30%を水田が占める竜王町は、近江米の産地として知られますが、果樹園芸が盛んな地域でもあります。自然災害が少ない竜王町は農業を始める方にお勧めです。この地にご縁があり、一から農業を始めることになった二組の農家の体験談を通して町の魅力をご紹介します。

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果樹園芸が盛んな竜王町・山之上地区。若手農家が奮闘中

京阪神や中京圏から名神高速道路の竜王インターチェンジまでおよそ1時間半。この利便性と広域からの集客力を誇るアウトレットモールなどの大型商業施設がある「滋賀県竜王町」には、県内外からたくさんの観光客が訪れます。

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そんな竜王町の中でも注目を集めているのが「山之上地区」です。

農地の多くが丘陵地である山之上地区は果樹園芸が盛んで、多くの若手農家が活躍しています。ナシやブドウ、モモ、イチゴ、メロン、プラム、柿などを栽培し、主に『道の駅 アグリパーク竜王』や近隣の『道の駅 竜王かがみの里』などで販売。

丹精込めて育てた果物をうれしそうに手に取るお客様の笑顔が見られるのも励みになっています。

建築デザイン事務所が農業に参入! 農・食・住をテーマに地域活性

竜王町で生まれ育った寺島司さんは滋賀県立大学で建築を専攻。「海外の建築や暮らしを見てみたい」と26カ国を旅した後、2008年に共同経営者の友人とともに建築デザイン事務所『Architectural Design 家吉』を設立しました。

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寺島司さん/『いえきち農園』の果樹園主

非農家の出身で、農業には全く縁が無かった寺島さん。しかし、メーカー勤務だった父親が定年退職後に高齢のナシ農家から栽培を引き継いだことで農業に関わることになりました。

「そのときは、関心が無かったんですよ」と寺島さん。意識が変わったのは、体調を崩した父親をサポートしようと農作業に関わりだしてから。「竜王町が持つポテンシャルの大きさに気づいたんです。冬から春はイチゴ、5~6月はサクランボ、夏はモモやブルーベリー、秋になればブドウ、ナシ、柿、そして柑橘類、プラムにメロンも。一年中果物が収穫できるなんて凄いでしょ。アウトレットモールなどの観光スポットもあり、若者や家族連れが車で遊びにやって来る…このポテンシャルを眠らせておくのはもったいない」と、笑顔で話します。

そこで、建築に「農」と「食」を組み合わせ、複合的に地域の魅力を発信しようと建築デザイン事務所に農業部門を立ち上げます。農地も取得し、ナシがメインの果樹農家として2017年にスタート。ナシの栽培については鳥取県の『鳥取梨つくり大学』で、土壌改良から剪定、人工受粉、摘果などの基礎技術を学びました。

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現在、農業部門の『いえきち農園』では80aの農地でナシ(65a)とモモ(5a)をメインにプラム、レモン、栗など、さまざまな果樹園芸に取り組んでおり、200aを目標に新たな農地の獲得も進めています。

売上は観光農園のナシ狩りの入園料やナシ園前で行う直売が中心。ナシ狩りには1日200人も訪れる日があるそうです。「実は、ナシはもぎたてが一番おいしいんです。ここで直売ができるということは、流通を通して3~4日後に消費者の手元に届く販売方法よりも断然有利なんです」と、商圏内の顧客の多さに魅力を感じています。また、2022年にはオフィスに隣接する倉庫を全面リニューアルし、手作りタルトとコーヒーが楽しめるカフェをオープン予定だといいます。

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しかし、「需要は高まっているのですが、すぐに供給できるわけではない」と寺島さんは課題も口にします。

「例えばナシを苗木から育てる場合、収穫(収益化)できるのは5年後以降。そのため、果樹園芸で生計を立てるには、ある程度の資金が必要です。私たちのように他業種で収益を確保しながら、新規事業として参入するのではなく、いきなり新規就農で飛び込むのはかなり難しいと思います。仕事を辞めて農業を始めるより、兼業でやってみるというのはアリだと思います。繁忙期は限られているので、うまくやれば両立も可能ですし、軌道に乗るまでの生活力や意欲があるなら、挑戦する価値は十分にあります」と、現実を見据えたアドバイスを送ってくれました。

ブラジルから日本へ、工場勤務からイチゴ農園の経営者に

日系ブラジル人二世のエラデ・オリベイラ・リリア・キミエさんは、夫と4歳の長男とともに1999年に来日。当初は滋賀県湖南市の工場で働いていたと話すオリベイラさん。まさか日本でイチゴ農家になるとは思いもしなかったと笑います。

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エラデ・オリベイラ・リリア・キミエさん/2017年より観光農園『高野イチゴ園』を経営

イチゴとのご縁は2009年頃。竜王町の観光農園を訪れたとき、直売所で野菜を売っていた一人の女性と出会います。その女性は、ご夫婦で『高野イチゴ園』を経営していました。話が弾み、ボランティアで農園のお手伝いをするようになり、ふと気づけば「農作業がストレス解消になっていた」と振り返るオリベイラさん。夫のシラスさんも一緒に、収穫作業や土運びなどを手伝っているうちに家族ぐるみのお付き合いに。

そんな出会いから6年後、体調を崩された高野夫妻から「農園を引き継いでほしい」と依頼を受けます。驚いたものの、「農業は自分次第で長く続けられるし、このイチゴ農園をやめてしまうなんてもったいない。頑張ってみよう!」と切り替え、工場を退職。改めて高野夫妻からイチゴの栽培技術や農業経営について指導を受け、2017年に独立を果たしました。

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当初は道の駅などでの販売が主な販路でしたが、農園を引き継いで7年後、当時24歳になっていた息子さんが「イチゴ狩りがおもしろいよ!」と提案。やってみると好評で、今では年間5,000人のお客様が訪れるほどの人気ぶりで、栽培ハウスも、5棟から13棟に増えました。

次に息子さんが提案したのは、19時~22時の「ナイトイチゴ狩り」。新型コロナウイルス感染症の影響で中断期間もありましたが、新しい観光スポットとして注目を集めています。通路の幅を広くとり、車椅子やベビーカーを押しながらでもイチゴ狩りが楽しめる高野イチゴ園。ペット同伴OKというところも喜ばれています。

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イチゴの状態を毎日チェックし、イチゴ狩りのお客様にも対応。工場勤務と違って「定休日」がない農家の大変さはありますが、「おいしいね」と言ってもらうと、苦労も吹き飛び「忙しいけど楽しい」と話します。

竜王町では初、全国的にもめずらしい外国籍の新規就農者となったオリベイラさん。イチゴ園の拡大はもちろん、やってみたいことはたくさんあり、いろいろと構想中とのこと。今後の展開も楽しみです。

農産物のブランド化など農業者を町役場がバックアップ

竜王町役場では農産物のブランド化支援や農産物を生かした6次産業化のサポートなどを展開しています。

その一つが『スキヤキプロジェクト http://www.ryuosukiyaki.com/』です。竜王町の農業や食、文化、歴史の魅力を「すき焼き鍋」の具材のようにぎゅっと詰め込み、広めていこうとスタートしました。

その中で明らかになった興味深い事実もあります。神戸牛、松阪牛と並ぶ日本三大和牛の一つ、近江牛の発祥は蒲生郡苗村(現 竜王町)の米穀商が始めた家畜商であったことが分かりました。肉質の良い近江牛は東京で人気を博し、1906年、東京・上野公園で開催された全国家畜博覧会では蒲生郡産の近江牛が一位に。伝統は脈々と受け継がれ、竜王町を含む滋賀県内の9市5町の牧場が近江牛ブランドを支えています。

もちろん、竜王町では新規就農者や農業参入を希望する事業者に対して、国や滋賀県の支援制度の紹介や町独自のさまざまなサポートを行っています。

また、2022年4月には町内初の「サテライトオフィス https://kagami-forest.jp/」もオープンしました。テレワークにワーケーション、会議室としても利用ができるので、竜王町で起業や移住などを考えている方の拠点として活用してみてはいかがでしょうか?

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<取材協力>
いえきち農園 OFFICE(Architectural Design 家吉)
〒520-2531 滋賀県蒲生郡竜王町山之上2354
https://www.iekichi-farm.com/

高野いちご園
〒520-2531 滋賀県蒲生郡竜王町山之上6603
https://takano-ichigo.jp/

◆お問い合わせ

アインズ株式会社
地域連携事業部 キャリアユニット

〒520-2573滋賀県蒲生郡竜王町鏡2291番地3
TEL:0748-58-8124
E-mail:kagami-forest@shiga-web.or.jp

サテライトオフイス滋賀竜王『Kagami Forest』については
以下Webサイト内の【入居者募集】をご覧の上、お問い合わせください

https://kagami-forest.jp/

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