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わずか20頭の養豚から、グループ売上70億円超の企業へ成長。念願の「国産飼料生産事業」で地域を救う循環型農業の実現へ

わずか20頭の養豚から、グループ売上70億円超の企業へ成長。念願の「国産飼料生産事業」で地域を救う循環型農業の実現へ

昭和51年(1976年)、現会長の叔父である本田信一氏を始めとする4名の畜産の素人たちが、20頭程の養豚から手探りでスタートした南州農場株式会社。現在はグループ売上70億円を超える企業へと成長。生産から処理・加工・販売の一貫体制をグループ内で実現し、「南州黒豚」をはじめとした多くの商品を確固たるブランドに築き上げました。「地域と共に考え、共に歩む」という企業理念を経営の中心に置き、 地域への感謝とこれまで積み上げた信頼を基に”100年企業”を目指す会社をご紹介します。

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鹿児島県を中心に展開する南州農場グループ。
「国産飼料生産事業」立ち上げまでの歴史

2022年に新築されたばかりの施設内は加工設備が見学できるコースもあり、南州農場の魅力がひと目でわかるスペースです

南州農場グループは、お客様に安心・安全で美味しい食肉を提供できるよう、生産・処理・加工・販売の一貫体制を通して日夜努力と研究を重ねています。「生産」におけるあらゆる管理技術、「加工」における衛生的な加工技術、「販売」における心のこもった販売技術、その全てにおいて 深い愛情とひたむきな情熱を注ぎ、皆様の食卓に笑顔と温もりをお届けしています。
「生産」においては、南州黒豚・南州ナチュラルポーク・南州黒牛を、それぞれに特長を持ったブランドに築き上げました。「処理」においては、日本初のHACCP取得に象徴されるように、いち早く衛生管理面の整備に取り組み、平成27年には国際規格のFSSC22000の認証を受け、世界トップクラスのミートセンターを実現させました。このように徹底した衛生管理のもとで培われた高い加工技術が、素材を生かした品質の高い食肉生産を実現しています。

衛生管理の行き届いた加工処理風景。この完全管理された施設から、全国へ安心安全をお届けしています

昭和57年(1982年)には、6次産業化の先駆けとして加工販売事業も始め、黒豚ハム・ソーセージを始めとした80種類以上の加工品を、全国に5店舗展開する直営店で直接お客様にお届けしています。
創業から現在に至るまで一歩一歩努力を積み重ね、食肉の一貫体制を築いてきた同社。しかし、この一貫経営に唯一残された課題が「飼料」の自給生産の実現でした。南州グループでは毎日120トンの配合飼料を使用していますが、その原料のほとんどを輸入穀物に頼っているのが現状です。昨今、低価格の輸入肉が台頭する中、安心安全を売りにする国産肉にとって、飼料原料の自給生産は輸入肉との差別化にとても有効な手段です。
そのために令和3年(2021年)、飼料の自給生産を実現するため、また同時に、食品残渣問題や人口減少による地域経済の衰退という問題に取り組むべく、南州エコプロジェクト株式会社を設立。地方自治体や地域の生産者、複数の大学等との連携で、持続的な循環型農業の実現を目指します。

グループを先導してきた石松秋治会長の
「南州エコプロジェクト」への想い、
そしてこれからの目標

従業員とのコミュニケーションを大切にする石松会長。穏やかな会長の笑顔がこの会社を象徴しています

昨年から本格稼働した「南州エコプロジェクト」ですが、経営陣はすでに20年前からこの問題への取り組みに目を向けていました。石松会長にとって、会社の経営理念に掲げている「地域社会との共存」はとても大切なものです。地元と共に歩み成長してきた企業として、地域経済が衰退し元気がなくなる現状に、どうにかして「畜産業」という立場から地域活性化に貢献したいという想いを持ち続けていました。しかし多くの壁に阻まれ、実現するまでには至っていませんでした。
そこで会長は、自らの集大成として「ジグソーパズルの最後のピースを埋めたい」という想いで、この問題に本格的に取り組む決意をしました。結果、昨年末から今年にかけ、垂水市・南大隅町・錦江町の1市2町と「地域活性化包括連携協定」を結ぶことに成功。地域をあげてこの事業に取り組む第一歩を踏み出しました。これから地域の協力を得ながら、「農業」の力で地域復興を後押ししたい。そのためにも今後、このプロジェクトで生み出す利益については、広く地域社会全体に還元していく方針です。またSDGsへも通じるこのプロジェクト。地域と連携し、飼料米やとうもろこしを軸にした飼料の自給生産で、循環型農業をこの地域に根付かせる第一歩にしていきたいです。

石松秋治会長のプロフィール
福岡県北九州市出身。
叔父である本田信一氏の誘いを受け、昭和51年会社創業メンバーの一員として参加。以後、社長を経て、現在も代表取締役会長としてグループ全体をまとめる。

国産飼料生産事業で活躍する2人の若きホープ

高校の同級生でもあり、現在は「南州農場プロジェクト」の同士。励まし合いながら農業人生スタート

令和3年(2021年)7月のプロジェクト立ち上げに伴い 、プロジェクト専任として活躍している大野徹さんと樋渡拓哉さん。福岡出身の二人がこのプロジェクトに関わったきっかけは、石松会長を知る方からの紹介でした。立ち上げ後すぐに大野さんは石松会長を訪問。そこで会長の想いに賛同し、このプロジェクトへの参加を決意します。そして翌月には福岡から鹿児島へ移り住み、南州農場の一員となりました。

樋渡拓哉さん(左)大野徹さん(右)お互いに自治体を担当。常に会長・社長がそばにいてくれるので、農業未経験の二人でも思い切って仕事に取り組めています

それまで教育に関わる仕事をしていたため、もちろん農業については無知。入社からわずか半年ながら、自ら積極的に業界のことを学び 、プロジェクト内でも重要な役割を担うまでに。

事務所は廃校をリノベーションして活用。今は同じ立場の業務が多いため、悩んだら相談しあい「地域のために」進むべき道を考える二人

現在の業務内容は、生産や加工とはまったくかけ離れ、主に垂水市における本プロジェクトのグランドデザインを具現化するための交渉や調整業務が中心です。そのため、自ずと対人スキルや交渉術などが培われ、また自治体と共に地域振興に関わる仕事に取り組んでいるという点からやり甲斐も大きく、緊張感を持って業務に取り組んでいます。
大野さんより2ヶ月遅れでプロジェクトに参加した樋渡さん。高校時代からの友人である大野さんに誘われ、映像編集の仕事からの転職を決意。入社後、南大隅町と錦江町を任され、現在は南大隅町で飼料用作物の実証栽培に向けた取り組みに奔走。

現在、それぞれ担当する自治体において実証栽培をスタート。ついにプロジェクトが動き出します

プロジェクトを進めるためのさまざまな手続などを始め、次々と乗り越えないといけない課題が立ちはだかりますが、自治体担当者の協力を得ながら、一歩一歩プロジェクトの実現に向け歩んでいます。
このプロジェクトに参加して感じたことは、今のままでは過疎化に歯止めがかからず、農業の担い手がいなくなり耕作放棄地が増え土地が荒れ、一層農業が衰退し地域が廃れてしまうということです。そのため、このプロジェクトで新しい農業の魅力を生み出し、情熱のある若者たちにこのプロジェクトの存在を伝え、一緒に問題に取り組み、地域と共存することを目指していきたいと考えています。
グループ総勢300名を超えるこの会社。石松会長を始めとした経営陣と、従業員との距離が近いことが大きな特長です。社内では頻繁にコミュニケーションが交わされ、このプロジェクトで重要な役割を担う二人も、自分たちの考えがすぐに経営陣に伝わり事業にも反映される風通しの良い環境に、とても働きやすさを感じています。
そんな若者が活躍する南州農場グループには、新しい農業への夢があります!

大野徹さんのプロフィール
1997年生まれ、福岡県出身。
大学の教育学部を卒業後、保育士として勤務。
その後NPO法人を立ち上げ、子ども食堂などの事業に取り組む。
その活動中に、縁あって石松会長と出会い2021年8月本プロジェクトへ参加。現在は垂水市を担当。NPO法人代表理事としての活動も継続中。
樋渡拓哉さんのプロフィール
1997年生まれ、福岡県出身。
演劇学校を卒業後、舞台俳優の道へ。
その後、映像編集会社を経て2021年10月本プロジェクトへ参加。現在は南大隅町と錦江町を担当。

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【問い合わせ先】
南州農場 株式会社
〒893-1206
鹿児島県肝属郡肝付町前田3550
TEL:0994-65-3161
FAX:0994-65-3162
採用担当:納土

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