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三菱マヒンドラ農機が事業戦略を発表 国内外で新たな取り組み

三菱マヒンドラ農機が事業戦略を発表 国内外で新たな取り組み

三菱マヒンドラ農機は6月6日、2021年度の事業報告で増収増益だったことを発表しました。総売上高は473億円。うち、国内事業は米価下落の影響で前年を下回ったものの、海外事業は北米の巣ごもり需要と為替円安が追い風となり、昨年の211%と伸長しました。
2022年度の事業目標は総売上高490億円。各事業でチャレンジングな取り組みを推進します。

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上海のロックダウンで続く物流網の混乱

2021年は新型コロナウイルスの影響で物流が混乱するなか、海外輸送ルートの新規開拓で北米向けに過去最高となる9500台超を出荷した同社。今年は上海のロックダウンにより4、5月は部品調達ができず、納期に影響したといいます。こうした厳しい輸送環境でも昨年並みの出荷台数を目指し、さらに多様な出荷ルートを確保していく見込みです。出荷先は主力の北米に加え、ヨーロッパ、アジアにも注力。食糧需要増大の追い風に応え、グローバル展開を加速します。
またマヒンドラ社との協業では、優れた基本性能を持つ世界戦略トラクターの開発を進めており、2023年の発売を目指しています。

新規市場投入も続々

国内事業では、作物適応性を向上させた汎用コンバイン、小型ハーフクローラトラクター、 軽量5条田植機などラインアップを拡充。特に需要が高い高収量イネや子実用トウモロコシに対応した汎用コンバインの販売に注力します。2022年度の新規市場投入商品も多数用意しており、さらなる市場シェアの拡大を図ります。

左上から時計回りに汎用コンバインVCH750A,乗用田植機LD5,トラクターGFK7,GSE242M

環境保全への取り組みに注力

農林水産省が発表した「みどりの食料システム戦略」で関心が高まっている環境保全型農業にも積極的です。被膜粒状肥料によるプラスチック汚染の解決策として、ペースト施肥に注目。肥料メーカーと協力し、技術開拓を進めています。

三菱マヒンドラ農機株式会社

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