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今こそ国産飼料の生産・利用の拡大を!8/30オンライン開催『持続可能な畜産物生産に関する全国セミナー』

今こそ国産飼料の生産・利用の拡大を!8/30オンライン開催『持続可能な畜産物生産に関する全国セミナー』

国産飼料の生産・利用の拡大を図ることを目的に「持続可能な畜産物生産に関する全国セミナー」を開催します。
当日は飼料基盤に立脚した畜産経営の展開を図っていくため、持続可能な土地利用型の家畜生産システムに関する講演、国の支援措置及び生産現場で活用できる技術をご紹介。
参加費無料・オンラインでの開催ですので、ぜひご自宅や職場からお気軽にご参加ください。

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【お申込みいただいた方へ】
zoomのURLは「持続可能な畜産物生産に関する全国セミナー(オンライン開催)へのご予約ありがとうございます。」という件名のメールにてご案内しております。メールの届いていない方は、お申込みが完了していない可能性がございますので、再度お申込みいただくか、事務局(agri-webcast@mynavi.jp)までお問い合わせください。

持続可能な畜産物生産に関する全国セミナーとは

日本の酪農・畜産業界は、環境負荷の軽減や高齢化等による畜産経営の労働力不足の解消が求められています。
さらに昨今のウクライナ情勢の悪化、急激な円安の進行や海上運賃の上昇を背景とし、飼料、肥料、燃料など畜産物生産に必要な資材の価格高騰が長引くことも懸念されています。

現在、我が国の飼料全体の自給率は25%。
酪農・肉用牛経営の生産基盤の強化のためには経営コストの3割~5割を占める飼料費の低減はもちろん、持続的な畜産物生産を図っていくためにも輸入飼料に依存した生産システムから脱却し、国産飼料の生産・利用の拡大を進めることが必要不可欠です。

本セミナーでは持続可能な土地利用型の家畜生産システムに関する講演、国の支援措置に関する情勢報告及び生産現場で活用できる技術の紹介を行います。

今年度は、Zoomを使用したオンラインでの開催。
参加費無料、職場やご自宅からのご参加も可能です!

セミナーは完全予約制となっておりますので、この機会にぜひお申し込みください。

▶イベント申し込みはコチラ◀

8月30日(火)のプログラム

■ 開会 13:30~

■ 基調講演 

13:35~14:25 放牧を主体とした持続可能な土地利用型の家畜生産システムについて
北海道大学 北方生物圏フィールド科学センター
統合研究領域 複合フィールド分野
(耕地圏ステーション 静内研究牧場 牧場長)
准教授 河合正人氏

【要旨】
放牧主体の土地利用型生産体系による「北大短角牛」の生産・ブランド化に至る研究の成果と課題及び今後の方向性について、基調講演を行います。

■ 情勢報告

14:25~14:40 持続可能な畜産物生産をめぐる情勢
農林水産省 畜産局 飼料課 飼料生産計画班
課長補佐 宮腰 伸氏

【要旨】
「みどりの食料システム戦略」、「持続的な畜産物生産のあり方検討会中間とりまとめ」を普及するための施策や予算の概要について報告します。

■ 情報提供

14:50~15:20 高栄養牧草ペレニアルライグラスの生産・利用技術について
農研機構東北農業研究センター 緩傾斜畑作研究領域
生産力増強グループ 上級研究員 藤森雅博氏

【要旨】
越夏性に優れるペレニアルライグラス「夏ごしペレ」について、品種特性や利用法等を紹介します。

15:20~15:50 子実用トウモロコシの収穫・調製技術について
農研機構 畜産研究部門 畜産飼料作研究領域
領域長補佐 兼 飼料生産利用グループ長 河本英憲氏

【要旨】
子実用トウモロコシの生産・利用の拡大に向けて、生産現場で活用できる収穫・調製技術を紹介します。

15:50~16:20 イネWCSを活用した乳牛への発酵TMR給与技術
広島県立総合技術研究所畜産技術センター 飼養技術研究部
研究員 新出 昭吾氏

【要旨】
イネWCSを乳牛に給与するに当たって、効果的に生産性を高めるための適切な給与技術を紹介します。

16:20~16:50 荒廃農地を放牧地に再生する技術について
農研機構 西日本農業研究センター 周年放牧研究領域 周年放牧グループ
上級研究員 平野 清氏

【要旨】
耕作放棄地や未利用地に繁茂している雑草や雑木を細かく粉砕し、土壌に鋤き込んで分解を促進する作業機の活用など荒廃農地を放牧地に再生する技術を紹介します。

■ 閉会 16:50

講演者紹介

■ 北海道大学 北方生物圏フィールド科学センター
統合研究領域 複合フィールド分野
(耕地圏ステーション 静内研究牧場 牧場長)
准教授 河合 正人氏

1969年生まれ。大阪府出身。専門は家畜飼養学。博士(農学)。
「ミヤコザサを利用した北海道和種馬の林間放牧に関する研究」で学位取得(北海道大学)。1998年より帯広畜産大学に着任、馬および乳牛の放牧管理に関する栄養学的・行動学的研究を行ない、2015年より現職。日本短角種を用いた土地利用型の牛肉生産システムについての研究を通して、霜降りとは対極にある赤身牛肉や放牧牛肉の普及を目指す。

■ 農林水産省 畜産局 飼料課 飼料生産計画班 課長補佐
宮腰 伸 氏

秋田県出身。秋田県立鷹巣農林高等学校を卒業後、1986年に農林水産省に入省。
以降、独立行政法人家畜改良センターでの検査指導業務、農政局や農林水産省内の畜産部局で畜産行政に従事し、2022年4月から現職。
飼料作物種子の安定生産、国産濃厚飼料の利用拡大、放牧の推進等を担当。自給飼料を効率的に生産できるよう政策的に支援することで、安定した酪農・肉用牛経営の確立と食料自給率の向上への貢献を目指す。

■ 農研機構東北農業研究センター 緩傾斜畑作研究領域
生産力増強グループ 上級研究員
藤森 雅博 氏

1967年生まれ。岐阜大学大学院農学部修士課程修了
1991年農業生物資源研究所入省、1992年草地試験場、2005年山梨県酪農試験場、2011年より東北農業研究センターで現職に従事。
主に牧草育種に従事しており、ペレニアルライグラス「ヤツユメ」「夏ごしペレ」などを育成。

■ 農研機構 畜産研究部門 畜産飼料作研究領域
領域長補佐 兼 飼料生産利用グループ長
河本 英憲氏

昭和41年生まれ。愛知県出身。
岡山大学大学院 農学研究科修士課程修了後、農林水産省畜産試験場、草地試験場を経て農研機構東北農業研究センターに勤務。2020年4月より畜産研究部門(那須研究拠点)に移り、現在に至る。専門は飼料の調製貯蔵・評価。今年度から開始した農林水産省委託プロジェクト研究「子実用とうもろこし(国産濃厚飼料)の安定多収生産技術の開発」の研究代表者を務める。

■ 広島県立総合技術研究所畜産技術センター 飼養技術研究部 研究員
新出 昭吾氏

1958年生まれ。広島県出身。
1983年広島県職員として採用後、一貫して、畜産試験場(現県立総合技術研究所畜産技術センター)で、乳牛の飼養・栄養管理、家畜行動に関する研究業務に従事。
その間、イネWCSの利用促進に関する研究プロジェクトに携わり、地域におけるイネWCSの発酵TMRの普及に精力的に尽力。退職後は、エルダースタッフ研究員として、後進の研究指導に当たっている。
その他、日本山羊研究会の会長として山羊振興に携わる。

■ 農研機構 西日本農業研究センター
周年放牧研究領域 周年放牧グループ上級研究員
平野 清氏

1972年生まれ、静岡大学農学部・岐阜大学大学院連合農学研究科卒業。
2001年農研機構 九州沖縄農業研究センター、2007年農研機構 畜産草地研究所(現 農研機構 畜産研究部門)、2021年農研機構 西日本農業研究センター。
主に持続型農業としての放牧草地管理と肉牛の放牧研究・技術開発・現地実証に従事。
農林水産省「スマート農業実証プロジェクト(スマート農業産地形成実証)」(実施主体:農研機構)のプロジェクト実証代表者。
放牧技術全般の入門書として「イチからわかる 牛の放牧入門(農文協)」を上梓。

イベント詳細

詳細 内容
日程 2022年8月30日(火)13:30~16:50
会場 Zoom開催
※ご予約完了メールにURLを記載しております。
※ご予約者の皆さまに向けてイベント前日を目処に、参加方法についての案内メールを送付予定です。
※予約完了メールを受信したことを必ずご確認ください。
申込期間 2022年7月11日(月)~8月26日(金)
※申込状況によって早まる場合がございますので、予めご了承ください。
定員 150名程度
参加費 無料(要予約)
お問い合わせ先 (1)Webセミナーの実施内容に関すること
一般社団法人 日本草地畜産種子協会 草地畜産部 担当:武田
(TEL:03-3251-6501 E-mail:takeda@souti-fsa.or.jp)
(2)Web研修会への参加方法及びWebサポートに関すること
 株式会社マイナビ 農業活性事業部 イベント運営チーム 担当:谷藤、堀越
(E-mail:agri-webcast@mynavi.jp)

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※当日のプログラム内容の一部は予告なく変更となる場合がございます

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