「地域貢献」をモットーに視野の広い林業・農業を実践。次世代を担うプロフェッショナルの育成にも注力!|マイナビ農業

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「地域貢献」をモットーに視野の広い林業・農業を実践。次世代を担うプロフェッショナルの育成にも注力!

「地域貢献」をモットーに視野の広い林業・農業を実践。次世代を担うプロフェッショナルの育成にも注力!

鹿児島県北部中央に位置する伊佐市。熊本・宮崎の両県と県境を接し、山林や渓谷が織りなす風景と里山の恵みが豊かな場所です。そんな地域に迫田興産が創業したのは2004年。林業を主軸に、農業、芝生・緑化、直販まで幅広い事業を展開しています。人や地域と縁を大切にした一貫型林業システムで、少しずつ、でも着実に成長を続けている同社。固定観念に捕らわれない「林業×農業」というユニークな働き方やこれから目指すことについて、社長の迫田さんや若手社員に尋ねてみました。

社長自ら手ほどきする人材育成や
地域貢献を目指す事業展開で
独自のスタイルを創出

社長の迫田成満さんは、南西諸島の一つである徳之島の出身。18歳から鹿児島県内の企業で林業に従事し、営業職として手腕を発揮していました。「サラリーマンの20年間で人並み以上の実力を付けた自負がありましたので、周囲の応援もあり独立を決意。でも最初は一人でスタートしたんですよ」と迫田社長。お世話になった会社から人材を引き抜くことはせず、まずは自分の足で立つという義理堅い姿勢の現れなのでしょう。そうした人柄に魅かれ、一人また一人と社員は増えていきます。とはいえ、集まる人材は素人ばかり。会社を立ち上げたばかりで人を一から育てる大変さは想像に難くありません。「自分が育てられた経験を伝えたい」という思いは当時も今も変わらず、現場はもちろん、新人教育にも参加。同社では迫田社長が一人ずつ手塩にかけた社員たちが、未来を担う人材として活躍を始めています。

同社のモットーは“地域貢献”。林業だけでなく、農業を手がけたのも地域への恩返しがきっかけだったと言います。「独立開業の報告で帰省した際、島のためにも何かできないかと考え、徳之島のじゃがいもを販売することに。現在、私が暮らす集落も農業をリタイヤする高齢者が多く、相談を受けたことが農業事業に発展していきました」と迫田社長。奥様の実家の田んぼを皮切りに、米作りにも参入していきます。伊佐市はもともと鹿児島県の米どころで有名。伊佐米と呼ばれ、地域農産品のブランドとして確立されています。同社はさらに付加価値を高めるため、減農薬・有機栽培を採用。精米のやり方でも味が変化するということで、社長自ら精米を担当するなど、こだわりを持った米づくりを実践中です。生産された農産物は、伊佐市の直売店やネットショップ『南国やまみどり』で購入可能です。

ネットショップ『南国やまみどり』でこだわりの農産物を購入できます

豊かな森林資源を次世代に残す一環型林業を実践。
現場では最新重機が活躍!

社有林は、伊佐市内に約100町歩(99万㎡)を保有。他にも個人や自治体からの委託を受けて林業事業を行っています。もともと伊佐市は面積の約70%を林野が占めており、人工林の割合も高く森林資源に恵まれたエリア。大きな特徴としては、他地域の人工林と比べてヒノキが多いこと。(割合 ヒノキ6:スギ4)ちなみにヒノキは伊佐市の市木で、県内有数のヒノキ産地としても知られています。同社では県内でも数少ない一貫型林業を実践。木の伐採だけでなく、収穫後の地ごしらえから苗木の植え付け、育成と、次の収穫につなげる管理も含めて担います。特に地方では山を持っていても、持ち主の高齢化で整備が行き届かず、荒れ放題になる現状も。荒れた山林は地盤が弱くなり、水害を引き起こすこともあります。森林資源の有効活用とともに、地域の健やかな環境を整えること。そして一貫型林業により、貴重な資源を次世代に残すという壮大なミッションは、社員のモチベーションにもなっています。

同社では林業での安全性・効率性を高めようと、大型重機の導入を積極的に進めています。重機を効果的に使うためには、大規模な現場が最適です。そのため、個人所有の山林を一つずつ…ではなく、周囲の山主さんにも声をかけ、面積を増やして一気に作業を行います。大型重機のポテンシャルを十分に活かせるのはもちろん、全体のコストダウンも実現。経費削減できた分は山主さんへの還元率を上げられるのも大きな強みです。また、森林資源の循環に不可欠な苗木も自社で生産。全国的な苗木生産の低下もあり、芝生・緑化事業の一つとして成長が注目されます。

山林も農地も!
シームレスな2軸事業で多彩な知識と技術が身に付く

地域貢献への取り組みとしてスタートした農業事業は、「山主さんとの結びつきをもっと強くしたい」と考えていた林業事業の光明にもなったと言います。山主さん=農家であることが多く、山にも田畑にも関われる同社のような存在は希少。山林や農作物の課題を一緒に解決していくなかで、山主さんをはじめ、地域の人との絆も深まっていきました。社員も田畑での作業を行ったり、収穫して運ばれてきたじゃがいもの選別・出荷作業をしたりと、農業の知識・技術を養えるのも特徴的。基盤となっているのは迫田社長の経験とノウハウですが、地域や人とのつながりを深めていくなかで新たな仕事が芽吹くこともあるそうです。

次世代を担う若手がイキイキと働ける。
和気あいあいとした雰囲気と育成環境

林業・農業に携わる社員の平均年齢が30代と、若い担い手が育っている迫田興産。そのほとんどが他業種からの転職などの未経験スタートです。2022年4月に入社した床波祐人さんもそんな一人。「関東で働いていましたが、地元の鹿児島へ戻って仕事をしたくて。すると知人から迫田興産を紹介されました。当時は林業の仕事内容にすらピンとこなかったけれど、自分にとって未知の世界でしたので、身近な人が誰もやっていない仕事への興味が高まって入社を決意。体力的な不安はありましたが、現代林業は機械化が進んでいるので問題なく仕事ができています!」。

入社時期の4月は徳之島産のじゃがいもが収穫され、選別・出荷を行う繁忙期。社員の多くが動員されるそうで、床波さんも選別・出荷の作業を覚えることからスタート。「右も左も分からない状況だったので、たくさんの社員の方たちと一緒に働けたのは好都合でした。人見知りする性格なのですが、周囲と自然体でコミュニケーションを取れるまでに。気さくで相談・質問をしやすい風通しのいい社風にも助けられています」。職場の雰囲気に慣れてもらう意図もあり、新入社員はできるだけ様々な現場を経験させるのが同社の育成方針です。

6月からは依頼を受けた人工林の主伐チームに入り、林業の現場へ。初めて入った山林ではこれまで経験したことのない景色、音に圧倒されたという床波さん。「鳥の声、吹き渡る風、木の香り…農業とはまた違う環境にドキドキしました。大きな重機を手足のように使ってスピーディーに作業を進めていく先輩方もカッコよくて、一瞬で魅了された感じです。現在は重機(グラップル)のオペレーションの腕前を磨いている最中。技術を細かく丁寧に教えてもらえるので、取りこぼさず自分のものにしたいですね」。若手への技術継承にも注力する同社では、業務を実践しながらの習熟の他、「緑の雇用」事業に沿った研修や資格取得が可能。床波さんもすでに業務利用では必須のチェーンソーを扱う資格を取得しています。「目標は先輩に追いつき、後輩に的確な指導ができるようになること。迫田興産の林業・農業の現場では生産物だけでなく、生産者や消費者、地域とのつながりも意識して業務に臨む必要があります。幅広い仕事をこなす苦労はあるけれど、それが自分や誰かのためになっている充足感も格別。未来に向けた美しい山林を残すためにも私たち世代が奮起しなくては、との思いも日々強くなっています」。

企業も人材もポジティブ思考が成長のカギ。
働きがいのあるステージが待っている!

未経験の分野でも、臆せず前に進むのが迫田社長流。生産から直販の仕組みを作り、じゃがいもに関しては規格外品を活用した加工品(6次化)の製造も行っています。コロナ禍で打撃は受けたものの、売り上げは徐々に上昇傾向に。2023年春には生産加工場を新設する予定です。また、林業でも関西圏の工務店とタッグを組み、迫田興産の木材を使った家づくりの提案を行っていくなど、新たな展開が続々と。同社が地域貢献とともに目指すのは、田舎町でもイキイキと働けて稼げるステージづくりです。20年近くかけてやりがいを生み出せる環境を整え、人材の厚みは増したものの、一人前になるまでに年月を要する林業、農業では先を見据えた若手の人材確保&育成は不可欠。「為せば成る。何事もそんなポジティブな気持ちで取り組める人が仲間に加わるとうれしいですね」と迫田社長。大自然を相手にする仕事は一筋縄ではいきません。だからこそ、成し遂げた時の達成感や感謝の言葉をもらえた時の感動は格別。地域とつながりながら、自分らしい働き方や生き方を求めている人にもぴったりの場所ではないでしょうか。


マイナビ農林水産ジョブアスにて求人掲載中

【問い合わせ先】
株式会社 迫田興産
〒895-2505
鹿児島県伊佐市大口目丸133-1
TEL:0995-23-0907
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