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大きなトマト作りと夢を応援する町。ニセコエリア蘭越で「トマト栽培研修生」募集

大きなトマト作りと夢を応援する町。ニセコエリア蘭越で「トマト栽培研修生」募集

日本国内だけにとどまらず、世界各国から多くのリゾート客を集めるニセコエリア。その一角にあるのが蘭越町です。北海道有数の米どころとして名高い蘭越町ですが、「ようていとまと」と呼ばれる大玉トマトの産地としても知られています。町ではトマト作りに新たに取り組む就農者を募集中。現在、修行に励んでいる方たちの話を中心に就農先としての魅力を紹介します。

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あわただしい都会の生活を離れて自然と共に生きる道を選んだ夫婦

宮腰浩太郎さん(31歳)、未久さん(29歳)夫婦は、町内の農家の畑を引き継ぐために、この春に札幌から移住して修行を始めました。

浩太郎さん

以前はふたりとも病院でリハビリの仕事をしていました。仕事は多忙で、一緒に過ごす時間を作るのが難しく、この先どうすべきかを考えていました。

未久さん

私の実家が八雲の漁師なんです。それもあって一次産業には以前から興味がありました。そこで『屋外でのびのびと働けたらいいね』と夫に提案してみたんです。

引き継ぐ予定の農家はハウスのトマトだけでなく、アスパラガス、とうもろこし、かぼちゃ…、多品目の野菜を育てているので、覚えることはたくさんあります。

浩太郎さん

自分はまず外の畑でトラクターなど重機の扱いから始めています。正直、こんなに大きな機械を操ることになるとは思っていませんでした。
でも蘭越の景色に囲まれているととても気持ちいいですよ。

未久さん

私が師匠(引継ぎ先の農家)からトマトの育て方を教わっています。朝から夕方までずっと緑と土に触れている生活は自分に合っていて、就農してよかったと感じています。
つらいと思ったことは今のところありません。

「師匠の経営方法をアレンジして私たちなりの道を見つけます」

2年後の春には引継ぎを完了して、本格的に就農する予定の宮腰さん夫妻。

浩太郎さん

農家として早く一人前になるのはもちろんです。
それと同時に師匠のやり方をベースにしながら、私たちなりの経営を模索していきたいと考えています。

未久さん

若い人や経験のない人は、農業にポジティブなイメージがあまりないかもしれません。
自分たちが働きやすい環境作りを実現し、それを外に発信することで、関心を持つ人を増やせたらいいです。

引き継ぐ農地を守りながら、農業の魅力を増す活動にも意欲的な二人。
今後の活躍が楽しみです。

水と土壌が美味しい作物を育む 山・川・海のある自然豊かな町

ここで、蘭越町がどのような場所か、もう少し詳しく紹介しましょう。
現在の人口は約4,500人、蝦夷富士(えぞふじ)とも呼ばれる羊蹄山などの山に囲まれ、水質ランキングで何度も全国一となったことがある清流、尻別川が日本海まで流れる北海道らしい自然に囲まれたのどかな町です。

その一方で、札幌や新千歳空港から車で2時間ほど。北海道新幹線の駅が2030年度に開業予定の倶知安町には40分程度です。
今後、より利便性が向上することが期待されています。

「蘭越といえば米」。
稲作が古くから盛んで、2011年には、米の食味日本一を決める「米-1(こめわん)グランプリinらんこし」を町の生産者が自ら企画。現在まで毎年開催されており、米にかける情熱がうかがえます。
高品質で美味しいらんこし米は、川へと流れ込む雪解け水、そして流域に広がる肥沃な土壌のおかげ。
そして何よりも、農業者が代々培ってきた知恵と経験によるものなのです。

さらに、美味しい作物が育つのは米に限ったことではない、と蘭越町農林水産課の細谷真暉さんは話します。

米以外にも野菜や畜産などが営まれています。
ハウスで栽培できるトマトなどは就農しやすいため、若い方の就農も続いています。

細谷さん

環境に恵まれた蘭越町。この町で就農したら、どんな日々が待っているのでしょうか。
現在、トマト生産の第一人者のもとで修業している研修生の様子を紹介しましょう。

大先輩から惜しみなく伝えられる技術と経験が若手の夢を育てる

藤田佑貴さん(30歳)は2023年4月から蘭越町に移住してトマト栽培の修行を始めたばかりの研修生。
2年後の春にはトマト農家として独立する予定です。

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新卒で金融機関に就職し、起業を志して農業の道に進んだ藤田さん。道内各地の生産法人を経て蘭越町へ

実は、他の自治体も就農先として視野に入れていたという藤田さん。
蘭越町に決めた理由はなんだったのでしょうか。

藤田さん

町役場へ就農の相談へ行ったところ、『研修を受け入れてくれる農家さんを探しますね』と言われました。
そして地元の札幌へ帰るその日のうちに『見つかりました』と連絡があったんです。
正直、驚きました。

藤田さんは想像を越えるスピードに町のやる気を強く感じ、「これは縁だ」と、蘭越での就農を決断しました。

藤田さんの師匠は、トマト作りを専業とする近藤一祝さん(71歳)です。
過去に7名の就農希望者の指導に携わっている、町にトマト栽培を広げたパイオニアでもあります。

以前はメロン農家でした。バブル景気が終わって値が暴落したためトマトに挑戦したのです。
教えてくれる人が誰もいないので本当に苦労しましたね。

近藤さん

30年トマトを作り続けている近藤さん。しかし、自身が納得のいくトマトができたのは過去数回しかないと話します。
「大玉のトマトは難しい。木と実を両方育てなければいけないですからね。毎年悩んでばかりですけど、難しいからこそやめられないんです」とトマトを作る難しさと喜びを教えてくれました。

「若者が働きたくなる農業の会社を自分で経営したい」

「藤田さんには、真剣に取り組む熱意を初対面から感じました。頭も切れる方なので良い農家になれると思いますよ」と近藤さんは話します。

誰が作っても『ようていとまと』ですから、みんなが品質の高いものを作れないといけません。全体の底上げをするために、自分の持っているノウハウは惜しみなく伝えますよ
若い方にどんどん蘭越に来てほしいです。

近藤さん

藤田さん

近藤さんに学びながら、来年は引き継ぐ予定のビニールハウス8棟でのトマト作りにも挑戦します。
自分だけでやる仕組みを考えないといけませんね。

将来は法人化を行い、経営の立場に回ることを藤田さんは考えているそうです。

藤田さん

自分はハウスを引き継げるので恵まれています。初期投資がかなり違いますからね。
貯金があまりない若い人も農業の世界に入って来やすい会社をつくりたいと思っています。

地域のトマト、農業をより良いものにするために、若手もベテランもそれぞれの立場でひたむきに努力を続けています。

自然が豊かで人が温かい町 新規就農・移住を目指す人はお気軽に相談を

就農するということは、蘭越に住む必要があります。ただ、移住に関しての心配事も、町が頼もしい存在です。
「新規就農者は蘭越の基幹産業の救世主になり得る方です」と話すのは、地域おこし協力隊として移住支援員を務める土田元気さんです。

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東京から蘭越町に移住した地域おこし協力隊の土田元気さん(右)と農林水産課の細谷さん(左)

移住・住居のご相談に乗るため、宅建士としても活動しています!移住に関することは何でも相談してください。

土田さん


私も町外出身ですが、農家さんはもちろん、町の方もみなさん気さくで温かです。宮腰さんや藤田さんのように、離農する農家さんの圃場を居抜きで利用できるケースも増えていますので、お気軽にお問い合せください。

細谷さん

蘭越町とコンタクトを取れば、希望者の都合に合わせて面談や現地見学・農業体験などのスケジュールを調整してくれます。

新規就農先を検討している方は、蘭越町での就農を考えてみませんか。
まずは町の農林水産課まで、ご相談ください。

【お問い合わせ】

蘭越町 農林水産課
〒048-1392北海道磯谷郡蘭越町蘭越町258-5
電話:0136-55-6527(農業指導係)
メール:nousei@town.rankoshi.lg.jp

詳細はこちら
【蘭越町 移住・定住インフォメーション】

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