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日本の食卓を支えるトマト産地・八代市の生産法人が熱視線!新しいバイオスティミュラントとは?

日本の食卓を支えるトマト産地・八代市の生産法人が熱視線!新しいバイオスティミュラントとは?

日本一のトマト生産県・熊本。日本のトマトの5個に1個は熊本産とも言われているほどです。なかでも県南に位置する八代地方は、数多くの種類のトマトが生産される名産地。そんな八代市でトップクラスの生産量を誇る生産法人が、株式会社トマトドリームカンパニーです。ICTなどの最新技術を取り入れながら、日々トマトの収穫アップに取り組む同社でこのたび導入された新しいバイオスティミュラント剤について取材しました。

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経験や勘に頼らない農業で年間1300トンを生産 データ農業で収益を上げ続けるトマトドリームカンパニー

日本トップのトマト生産量を誇る熊本県。
なかでも県南に位置する八代地方は、全国的にも生産地として有名。広大な八代平野では、年間を通じて大小さまざまなトマトが栽培され、全国に出荷されています。

そんな八代地方で熊本県トップクラスの生産量を誇る生産法人が株式会社トマトドリームカンパニー(八代市郡築)です。昭和20年から続くトマト農家・宮崎農園が平成29年に法人化。農業先進国・オランダでの研修を経て、最先端のハウスやICTを使ったデータ農業を導入し、成長を続けてきました。

この10年間で栽培面積も生産量も2倍以上に拡大。現在、トマトの栽培面積だけでも4.2ヘクタール、生産量は年間1300トン。販路拡大にも取り組んだ結果、大手量販店と直接契約するなど、その名をトマト業界でとどろかせています。

「経験や勘に頼るのではなく、日々トマトを観察し、気温や二酸化炭素などと共に数値化しながら、栽培や管理に生かしています。その結果、ムダも減ってきて、収量を上げることができました。今も常に試行錯誤しながらやっています」と話す宮崎章宏社長。

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株式会社トマトドリームカンパニー 宮崎章宏社長

ICTを駆使したデータ農業で収量を上げ続けてきた同社。

一方で、ICTの力ではどうにもならないものもありました。
それが「暑さ」です。
「夏の暑さで苗が弱ることや、成り疲れは避けられませんでした」と話す宮崎社長が出会ったのが、新しいバイオスティミュラント剤です。

初年度で全てのハウスに導入。収穫量が倍増し収穫が追いつかないほど!

宮崎社長がその新しいバイオスティミュラント剤と出会ったのは、およそ1年前のこと。
お付き合いのある代理店から、「暑くてトマトの苗が弱っている時に使ってみるとちょっと元気になる」という話を聞きました。
養液に混ぜるだけで簡単に施用できることもあり、すべてのハウスに導入を決断したそうです。

実際に使用した感想を聞いてみると、「トマトの苗は8月のいちばん暑い季節に定植するため、しおれることが珍しくありません。しかし、バイオスティミュラントを使ってみたら苗がずっと元気なままでした」と振り返ります。

それだけではありません。
「寒い時期にはそれほど変化は感じなかったのですが、4月になって少し暖かくなった頃、収穫量や肥大がいつもより違ってきました。例年病気が発生する時期にも発生しなかったし、暑い季節に起こる成り疲れも見られませんでした。1年経ってみて、収穫量は例年比150%から200%。収穫作業が追いつかないほどでした」と驚きを隠せません。
「通常なら収穫がほぼ終わっている6月末も、今年はまだ収穫が続いています。もう次の種まきをする時期なんですが、こんなことは初めてです」

今後もバイオスティミュラント剤を使用する予定だというと言う宮崎社長。
「コストパフォーマンスもいいので、今回は苗の時から使用してみたいと思っています。どうなるか、結果が非常に楽しみです。周りの農家さんにも魅力を伝えたいですね!」と笑顔を覗かせます。

そもそもバイオスティミュラントとは?農薬と違う?

ここで、トマトドリームカンパニーで使われているバイオスティミュラントについておさらいします。

バイオスティミュラントとは、環境ストレスによる減収の改善が期待されている農業資材の新しいジャンルです。
直訳すると「生物刺激剤」。簡単に言えば、作物の体力を高める物質や微生物などをさします。世界市場は4000億円とも言われ、毎年15%近く拡大し続けています。日本も例外ではありません。

作物は日々ストレスにさらされています。
作物にかかるストレスには「生物的ストレス」と「非生物的ストレス」とがあり、前者は害虫や雑草、病原菌などの生物によるストレス、後者は低温や高温、低日照、サンバーン(日焼け反応)、多雨、干ばつ、塩害など環境由来のストレスです。
実は、後者の「非生物的ストレス」は「生物的ストレス」以上の減収をもたらすと言われています。作物がこうしたストレスにさらされて受けるダメージを軽減し、生体の持つ機能を維持、高進、促進する―――それがバイオスティミュラントに期待されている役割なのです。

ここで重要なのは、バイオスティミュラントと農薬との違いです。農薬と異なり基本的に毒性はないことなどから、バイオスティミュラントは「農薬」や「肥料」に分類されません。
具体的には、腐植質、有機酸資材(腐植酸、フルボ酸)、海藻および海藻抽出物、多糖類、アミノ酸およびペプチド資材、微量ミネラル、ビタミンなどの製品カテゴリーがあり、農薬に関する規制の厳しいEUや米国では環境負荷の軽減も期待されています。
日本の『みどりの食料システム戦略』も、同じ傾向の政策が進められています。

新しいジャンルの資材だけに、日本バイオスティミュラント協議会が設立されるなど業界でもガイドラインを作ろうという動きが進められています。品質を担保する仕組みが整えば、今後さらにバイオスティミュラントの活躍の場が広がりそうです。

トップ生産法人も熱線を注ぐバイオスティミュラント。
その使いやすさや効果から、今後も目が離せません。

取材協力

株式会社トマトドリームカンパニー
熊本県八代市郡築十二番町1-5

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