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新規就農って、何から手を付ければいいの…?まずは在校生の話を聴いてみよう!【“個別相談会”実施中!】

新規就農って、何から手を付ければいいの…?まずは在校生の話を聴いてみよう!【“個別相談会”実施中!】

栽培技術や知識、栽培品目、農業で食べていけるかなど、新規就農者の不安はつきません。そんな心配事を2年間の学びで解消し、“稼げる”農業へと導くのが鶴岡市立農業経営者育成学校「SEADS(シーズ)」です。そんなSEADSでは、随時個別相談会を実施しています。就農に関するさまざまな質問にお答えしています。
今回の記事では在校生3人の座談会の様子をお届けします。座談会では就農を考えたきっかけやSEADSを選んだ理由など、実際に就農を検討する方々の参考になる情報もあると思いますので、ぜひチェックしてみてくださいね!

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“個別相談会”実施中!

教えて先輩!自分らしい新規就農って?

【お話を伺った先輩】

吉田健吾(よしだ・けんご)さん
出身地:兵庫県
年齢:40代
農業経験:なし
主な研修品目:メロン・水稲
◎農業経験はまったくのゼロ!!前職は自動車部品会社勤務
今井達夢(いまい・たつむ)さん
出身地:山形県
年齢:20代
農業経験:なし
主な研修品目:ミニトマト・メロン
◎異色の経歴?!俳優業・出版業を経て農家転身を目指す!
齋藤拓斗(さいとう・ひろと)さん
出身地:山形県
年齢:20代
農業経験:実家が農家
主な研修品目:水稲・ねぎ
◎中学生の頃から農家になりたい&社長になりたい!強い信念の持ち主

Q1.農業を志したきっかけはなんですか?

吉田さん

40代になり、このまま派遣で生活していくことに不安を感じ、今からでも挑戦できる仕事は何かを考えた時、農業にたどり着きました。農業に定年はなく、自分のやる気次第で長く続けることができます。やるなら今しかない!と思い、飛び込むことを決意しました。

今井さん

俳優業と出版業に専念するために上京した私は、県外に住むことで地元・鶴岡の特産物の美味しさを実感しました。鶴岡について調べたところ、そこで目の当たりにしたのが農業者の高齢化です。鶴岡の食文化に支えられてきた自分が、今度は支える側になりたいと思い、就農を考えるようになりました。

齋藤さん

中学生の時に掲げた将来の目標は“社長”になること。飲食店や美容院の経営など、さまざまな職業を模索する中、家業の米農家を子供の頃から手伝ってきた経験が経営に活かせると思い、社長になるために最も現実的な「農業」を目指すようになりました。

――Q.今井さんはUターンされたことで、農業者の高齢化以外に変化を感じたこと、課題に感じたことはありますか?

今井さん

私自身もそうでしたが、産業が少ない鶴岡市では、若者は仕事を求め県外に出ていきます。結果、高齢化につながっていると感じます。鶴岡の基幹産業は農業であり、それは誇るべき仕事です。若い世代に農業を職業に選んでもらうためには、農業の魅力を可視化することが課題だと思いました。

Q2.SEADSに入校した理由(決め手)を教えてください

吉田さん

非農家出身の私にとって、農業は未知の世界。一から学べる場所を探した結果、 SEADSの存在を知りました。他県にも農業を学べる学校はありますが、学べる作物が限定されていたり、年齢制限があったりなど、条件が合わないところが多かったのに対し、SEADSはさまざまな作物を学ぶことができます。また、入校条件が48歳以下と広いことも、自分にとっては決め手になりました。

今井さん

地元とはいえ、農業をやっている知り合いがいるわけでもなく、知識や経験もない自分が農業を始めるには“きっかけ”が必要でした。そんな時、地元で勤務する兄からSEADSを勧められました。2年間、同じ志の仲間と共に農業を学べて、実習を受け入れる多くの農家さんがいる環境を知り、それをきっかけに入校を決意しました。

齋藤さん

経営者になるには社会を知る必要があると思い、約4年間、自動車部品会社に勤務しました。本格的に農業をスタートしようと準備を始めた時、SEADSのスタッフの方と出会い、入校まで懇切丁寧にサポートを受けました。農業には知識と経験が必要であること、水稲以外のさまざまな作物を教えてもらえるなど、SEADSには得られることがたくさんあると思ったことが入校の決め手です。

――Q.吉田さんは県外出身ですが、見知らぬ土地で暮らすことに不安はありませんでしたか?

吉田さん

庄内に馴染めるかという不安は少なからずありました。一番心配だったのは言葉です。東北の方言に慣れていない私は当初、実習先の農家さんの言葉がわからず、苦労しました。しかし、担任の先生と実習先の農家さんが不安な私の気持ちに寄り添い、親身にサポートしてくれたことでコミュニケーションを図ることができました。また、半年も住めば耳に馴染み、理解できるようになりました。

――Q.齋藤さんのご実家は米農家を大規模で経営されているとのことですが、米以外の作物を学ぶ理由について教えていただけますか?

齋藤さん

これからの営農には、米一本ではなく、複数の品目の栽培が必要と考えています。祖父は米栽培に関してはプロですが、野菜栽培についての知識はありません。SEADSで野菜を学ぶことで複合経営が可能となり、より安定した収入につながりますし、地元の仲間と共に農業で地域を盛り上げることができます。経営者になるからにはまず、自分が最前線に立って積極的に栽培知識を身につけることが大切だと考えています。

Q3.SEADSに入校して良かったと思うことは?

吉田さん

農業を学びながら就農後の相談もできることです。私は稲作をやりたいと考えているのですが、農地探しや農業機械など、必要な設備などの準備を相談し、サポートを受けながら進めることで、2年後の就農をスムーズにスタートすることができると考えています。また、農作業のアルバイトを紹介してもらえることで、賃金を得ながら研修以外でも実際の作業を学べるのも魅力です。

今井さん

農業経験がない自分でもできるか不安でしたが、農業未経験者も多く、コンセプトどおり「ゼロから農業を学べる」ということに魅力を感じます。研修ではいろいろな地域に行くことで、その土地ならではの農業を知ることができます。また、先輩農業者や農業委員の方との交流など、授業を通して人脈を作ることができるのも、SEADSならではだと思います。

齋藤さん

授業の一環で山形県内の各地域を巡ることで、育てる品目を考える時間ができたことです。いきなり就農ではその時間がなく、もしかすると失敗していたかもしれません。また、農繁期は忙しい分、農閑期はしっかり休むことができるメリハリのある職業であることを改めて知ることで、ワークライフバランスを考えるようになりました。

Q4.印象に残っている授業について教えてください

吉田さん

稲作の授業です。播種(種まき)から育苗、収穫まで、一連の作業を1年を通して学べることで、稲作が自分の性格に合っている作物だと知ることができました。

今井さん

播種から収穫までの実際の作業を、実習を通して経験できることです。また、経理や労務など、経営に関わる授業もあり、将来の営農にとても役立つと実感しています。全ての授業に共通しているのは、先生方の植物愛です。植物の休眠や、良い土壌の条件を人間の暮らしに例えて教えてくれるので、とてもわかりやすいです。

齋藤さん

山形県産米のオリジナル品種「つや姫」の開発者に直接栽培技術を学べることです。家業の手伝いで栽培管理に携わる中、疑問に感じていたことをその道のスペシャリストに質問することで解決できました。また、週3日の実習では、実際に農家さんのもとで、栽培作業や収量に直結する技術や知識を学べることも役に立っています。

Q5.仲間との共同生活はどうですか?

吉田さん

同期生がなんでも相談に乗ってくれるので心強いです。プライベートの時間もしっかりあるので、休日は市内を散策しています。江戸時代に城下町だった鶴岡市内には、鶴岡城跡や庄内藩主酒井家のお屋敷など歴史的建造物があり、見応えがあります。普段の買い物は都会に比べてお店まで少し距離を感じることはありますが、不便を感じることはありません。

今井さん

8年ぶりに地元に戻ってきた自分にとって、SEADSでの共同生活は改めて地元の暮らしを楽しむ時間です。学びながら趣味や遊びを楽しんでいます。

齋藤さん

年齢や出身地はバラバラですが、フランクに話せる仲間ばかりです。農業への情熱を同じ熱量で語れることも共同生活の良さだと思います。芋煮会やキャンプなど、充実した毎日を送っています。

Q6.在校生からのメッセージをお願いします

吉田さん

自分のように県外から移住する方の中には、大きな不安を抱えている方もいることでしょう。勇気を出して一歩踏み出すことで、農業の可能性は大きく広がります。私自身も新規就農を目指すことやSEADSへの入校は一世一代の決断でしたが、今では同じ目標を持った仲間と学ぶ日々がかけがえのない財産となっています。まずは一歩を踏み出してみてくださいね。

今井さん

農業はキツい、儲からないなど負のイメージばかりが先行しがちですが、自分で作物を作る喜びや楽しさがあり、生産だけではなく農家カフェなど6次産業化まで考えられるやりがいのある職業です。私はSEADSに入校をしたことで農業の魅力を改めて知りました。また、新規就農者にとっては就農後も気軽に相談できる場所があるのは心強いはず。SEADSは頼れる存在として農業人を支えてくれる場所です。ぜひ一緒に、山形の農業を盛り上げていきましょう。

齋藤さん

農業に興味があっても知識不足や農地を手に入れられるかなどの不安で就農できない方にとって、SEADSは学びながら視野を広げ、技術や知識を身につけられる場所です。学ぶことで農業で食べていける自信をつけることができます。先生方の熱意ある指導に応えるためにも、農業に情熱を持った方が仲間になってくれると嬉しいです。

“個別相談会”実施中!

座談会で語りきれなかった魅力を紹介!
鶴岡市立農業経営者育成学校「SEADS」とは

山形県庄内地方南部に位置する鶴岡市は日本有数の穀倉地帯であり、その面積は約1,300平方キロメートルと、 東北地方一の広さを誇っています。 また、ユネスコ食文化創造都市(※)に認定され、多種多様な農産物が栽培されています。

※ユネスコ食文化創造都市:加盟する都市が国際ネットワークの中で連携し、創造的な地域産業を振興、文化の多様性保護と世界の持続的発展に貢献することを目的に、ユネスコが2004年に創設

この恵まれた土地は新規就農者からも注目を浴びています。事実、東北6県では8年連続で1位となる山形県の新規就農者378人(※)のうち、鶴岡市は2022年6月~2023年5月までの1年間で52人と県内トップになっています。鶴岡市が多くの新規就農者を魅了するのは、農業に適した風土と、新しい農業人を育成するためのSEADSを中心としたワンストップ支援があるからです。
※参照:令和5年度新規就農者動向調査の結果について

入学金は0円、年間の学費は12万円。研修中の宿舎は旅館をリノベーション。宿舎の使用料は月額10000円とかなり良心的。

行政・JA・教育機関・民間企業が連携し、“稼げる農業”の実現を支援することを目的に2020年に開校した鶴岡市立農業経営者育成学校「SEADS」では、2年間にわたって有機農業をはじめとした持続可能な農業の技術・経営を学ぶことができます。

1学年の定員は10名。同じ志を持った仲間と共同生活を送りながら、2年後の就農に向けて、知識・技術を座学と実習でしっかり身につけていきます。

”個別相談会”実施中!

鶴岡市立農業経営者育成学校「SEADS」では、随時個別相談会を実施しています。(令和6年1月末日まで)

記事ではお伝えしきれなかった魅力をはじめ、2年間のカリキュラムやスクールライフ、研修内容などを聞くことができます。研修のこと、暮らしのことなどスタッフに質問してみましょう。

個別相談会への参加は無料です。この機会にぜひ参加し、農業への第一歩を踏み出してみませんか?きっと就農への背中を後押ししてくれることでしょう。

ぜひお気軽にお問合せください。

“個別相談会”実施中!

■問い合わせ■
鶴岡市立農業経営者育成学校 SEADS
〒997-1114
山形県鶴岡市千安京田龍花山1−1
▶お問い合わせはこちら

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