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植物本来が持つ力を強くし、高品質なりんごを栽培する 確かな品質と収量で評判の鬼八りんご園

植物本来が持つ力を強くし、高品質なりんごを栽培する 確かな品質と収量で評判の鬼八りんご園

十分な収量を確保しながら高品質なりんごを生産するには、何が必要なのでしょうか。樹木が持つ生命力や成長する力を引き上げることが、後に収量と品質につながる―――そう考えるのが、日本一のりんご生産地・青森県弘前市の鬼八りんご園園主の工藤誠也さんです。りんごの生命力を底上げする「樹に寄り添ったりんご栽培」の極意を聞きました。

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木の状態に寄り添う、鬼八りんご園のりんご作り

秋の深まる10月末。日本一のりんご産地・青森県弘前市では、りんごの収穫作業が最盛期を迎えます。
岩木山の麓、鬼沢地区でりんご栽培を手掛ける「鬼八りんご園」の3代目園主・工藤誠也さんのりんご畑では「サンふじ」の収穫に向けて作業が進められていました。

工藤さんが就農したのは2008年。
大学を卒業後、弘前市にUターンしてりんご栽培を始め、14年目です。
現在は鬼沢地区にある5箇所の園地、2.5haを管理し、7品種のりんごを栽培しています。

工藤さんのこだわりは「なるべく自然に近い状態で、りんご本来の力で樹体を育てる」こと。限られた時間と労働力のなか、家族経営で無理なくどれだけ良いりんごが作れるかに挑戦し続けています。

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鬼八りんご園 工藤誠也さん

「りんごの枝って、冬に剪定するときには枝が上を向いているんですが、春になると花が咲き、夏には実が大きくなってくると重みで段々と地面に向かって垂れ下がっていく。収穫すると、枝はまた上向きに戻っていきます。それぞれの段階で木の見える様が違うんですよ。自分が手がけたことでどう変化していくのか、我が子のように樹や枝の成長の過程を見るのが一番楽しいですし、それがりんご栽培の魅力ですね」

りんごの成長は人間の子どもの成長と同じで、毎年同じというのはありえないと語る工藤さん。だからこそ自然災害などのさまざまな壁にぶつかっても、乗り越えることで成長できると話します。

2023年は、東北各地で厳しい残暑や秋の荒天が報告されました。このことなどから日焼け果や落果が多発し、例年より収量の減った産地もあったそうです。

しかし、鬼八りんご園では例年どおりの収穫量が見込めそうとのこと。他の園地よりも実の付きが良かったのは、より自然に近い状態の健全な樹と工藤さんの丁寧な栽培管理によるものです。

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果実に傷がつかないよう一か所一か所丁寧にスポンジが施されている

「鬼八りんご園は約50年の歴史があるため、園地には老木も多いんです。また、園地は数か所ありますが、それぞれ日当たりの良さや積雪状況、生育のスタート時期も異なります。枝の素質や実の付き方などを観ながら、そのりんごの樹が健全に成長できるためのサポートを心がけています」

その一つとして工藤さんがりんごに与えているのが、「プレミアム-セル酵母発酵物 SP (有機資材)」です。

凍霜害とは?収穫量に大きく影響する自然の脅威に立ち向かう方法

りんごの木がりんごを実らせるのは、人間の母親が子どもを産むことと同じくらい大変なことではないかと工藤さんは話します。だからこそ工藤さんは、木の状態をよく見て、木が疲れていると感じたらあえて結実させないなどして、樹勢回復させるように管理しています。
ただ、自分本位で収穫量を優先させるのではなく、第一優先は何よりも木の健康を考えた栽培管理により、老木も元気にりんごを実らせます。

近年、一番問題視されているのが凍霜害です。

「凍霜害は春先の朝晩の冷え込みなどで農作物が凍結することによる凍害や霜害のことです。凍霜害によって傷ついた細胞が病害の侵入口になり、障害花または障害果になるリスクが増えます。春先は花粉の形成期であるし、その時期に凍霜害に遭ってしまうと受粉に必要な雄しべや雌しべが形成できなくなってしまうんですよ。最悪の場合、凍霜害が樹全体に影響を及ぼして枯れてしまうこともあります」と工藤さん。

凍霜害によって、定植してから何年後には花が咲き果実が収穫できるといった計算が狂ってしまうのが生産者からすれば一番のリスクだそうです。

実際に2021年度の青森県産りんごは、凍霜害による深刻な被害を受けました。りんご農家の大敵ともいえる凍霜害。被害に遭うかどうかは園地の立地条件によって異なるといいますが、樹勢が弱っている木や老木は特に被害を受けやすいのです。

工藤さんは2020年から根の生育促進を目的に「プレミアム-セル酵母発酵物 SP (有機資材)」を使用し始めました。有機JAS対応の葉面散布肥料です。
当初は凍霜害予防の考えはなかったものの、鬼沢地区の周辺農家が凍霜害の被害に遭った際、自分の園地にだけ被害が出なかったことから、「プレミアム-セル酵母発酵物 SP (有機資材)」に何らかの凍霜害を軽減させる効果があったのではと考え、使用し続けています。

「プレミアム-セル酵母発酵物SP(有機資材)の一番の目的は、植物の代謝能力を向上させることです」と話すのは、開発した株式会社ML・セル インパクト取締役会長の江上正倫さん。
「酵母発酵物が植物ホルモンに働きかけて刺激を与えることで、高温障害やストレス障害に耐性がつきます。代謝が良くなることで根や枝の成長はもちろん、花芽の形成も促進されるんです」

花芽の形成によって果実も実るため収穫量のアップにもつながり、栽培に必要な質と量の両方の向上に働きかける効果があるといいます。

「プレミアム-セル酵母発酵物SP(有機資材)を受粉時期に散布することで、植物内のポリフェノールの量が多くなることが分かっています。ポリフェノールに含まれる氷核形成阻害活性が農作物の凍結を回避し、凍霜害を低減できるというデータもあります。また、山形県のサクランボ園では強い霜に2度見舞われましたが、プレミアム-セル酵母発酵物SP(有機資材)を散布したことで花芽が成長し、無事に収穫できたという報告もあります」と江上さん。生産力の向上に大きな効果を発揮しています。

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株式会社ML・セル インパクト 取締役会長 江上正倫さん

工藤さんは、プレミアム-セル酵母発酵物 SP (有機資材)を散布したことで着果量が良くなったと感じているそう。
「ある訪花昆虫の研究者が鬼八りんご園を訪れた際、『花粉の質とマメコバチの種類が良好だ』と話していました。これはとても受粉環境が良い証拠です。花粉の主成分であるタンパク質が酵母によって豊富に生成され、受粉率、発芽率にもつながっているのかもしれません」と、プレミアム-セル酵母発酵物 SP (有機資材)の可能性を教えてくれました。

「他園には作れないりんごを作りたい」。いつかりんごを嗜好品(果物)から副菜のポジションに!

ベテランのりんご農家でも出荷できる良品はそれほど多くはなく、「本当に良いりんご」を作るのはとても難しいと語る工藤さん。
「本来、りんごの樹の寿命は人の寿命よりも長く、やり方次第では長く育てることができるはずです。最近の生産性の高い栽培方法は素人でも分かりやすくて良いですが、気候変動や自然災害にも対応できる樹としては、土台がしっかりした樹でないといけないと思うんです。だからこそ、老木も苗木もどちらも性質を理解して、色々と失敗もして経験を積み重ねながら、自分なりのりんご栽培をしていけたらと思っています」

数多くのりんご農家がいるなかで、ありきたりなりんごは作りたくない。他園には作れない画期的なりんごを作りたいと語る工藤さん。
「いつかりんごが副菜になってほしい」と話す工藤さんは、園地の未来だけでなくりんごの未来まで見据えています。

プレミアムセル酵母発酵物の詳細はこちら

※「プレミアム-セル酵母発酵物(有機JAS資材)」の取り扱いもございます

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取材協力

鬼八りんご園 工藤誠也さん
住所:青森県弘前市
電話:090-9535-5846

お問い合わせ

株式会社ML・セル インパクト
住所:熊本県熊本市中央区水前寺5丁目-18-2
電話:096-382-7754

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