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パーライトとは? バーミキュライトとの違いや効果、おすすめ商品を紹介【家庭菜園のミカタ/パーライト編】

パーライトとは? バーミキュライトとの違いや効果、おすすめ商品を紹介【家庭菜園のミカタ/パーライト編】

ホームセンターなどで売っている家庭菜園やガーデニング用の培養土をよく観察してみると、その中に真っ白な粒状のものが入っていることがよくあります。それが「パーライト」と呼ばれる多孔質の農業用資材です。土壌改良材や鉢底石として用いられるパーライトは、さまざまな製品が販売されています。今回の記事ではパーライトがどのような資材なのか、どんな効果があるのか、よく似た使い方がされる「バーミキュライト」との違いやパーライトの選び方、土壌改良材としての使い方のコツやおすすめのパーライト製品などを紹介していきます。

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パーライトとは?

ガラス質の火山岩を高温加熱し、急激に水分を蒸発させて作られたものが「パーライト」です。火山岩でできているので燃えにくく、非常に軽い多孔質の素材です。無菌で断熱性や保湿性に優れている特長を生かして農業分野では土壌改良材として広く活用されています。

パーライトを使う目的や理由

パーライトは主に、小粒のものは土壌改良材に、大粒のものは鉢底石などに用いられます。パーライトを使うと水はけや通気性がよくなり、根腐れ防止の効果も期待できます。さらに土中の微生物の活動が活発になり、植物の生育も促進されます。パーライトは建築資材や食品加工資材、洗剤などにも使われています。

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バーミキュライトとの違い

バーミキュライトとは「苦土蛭石(くどひるいし)」という鉱物を800〜1000度程度の高温で焼成し、膨張させた人工培土です。
パーライト同様、バーミキュライトも多孔質で非常に軽く、無菌なので土壌改良材に使われています。バーミキュライトはうろこ状で、キラキラとした光沢があるのが特徴です。

バーミキュライトはパーライトの代用品にもなる

多孔質で非常に軽く、無菌という特徴から、バーミキュライトはパーライトの代用品になりえます。比べてみるとバーミキュライトのほうが保水性が高いため、挿し木の用土によく用いられます。

用途別の使い分け

性質や用途がよく似たパーライトとバーミキュライトですが、一般的な種まきや挿し木にはバーミキュライトがおすすめです。用土の水はけを良くしたい場合には黒曜石パーライトを使い、保水性や保肥性を高めたい場合には真珠岩パーライトをお使いください。

パーライトの種類

パーライトは、火成岩を加熱して作られる園芸資材。用土に加えることで土壌の水はけや排水性をアップしてくれます。保温、断熱性も高く、さらに耐火性もあるため建築材料にも用いられています。パーライトには「黒曜石パーライト」と「真珠岩パーライト」の2種類があります。

黒曜石パーライト

黒曜石を高温で熱し、発泡させた製品です。真珠岩パーライトよりも丸みがあります。含まれる水分量が2%未満と少ないため軽量性に優れ、根腐れ防止の効果も期待できるため鉢底石にも使用されています。

真珠岩パーライト

水分量は黒曜石パーライトよりも多い2%〜5%ほど。表面がざらざらしており、粒が小さいのが特徴です。内部まで水分が染み込む形状から、保水性を高める土壌改良材として活躍しています。

パーライトの選び方のポイント

用土に混ぜ込むことによって通気性がよくなったり、土壌の軽量化が可能になったりするパーライトには「黒曜石パーライト」「真珠岩パーライト」の2種類があり、それぞれに特徴があります。それらの特徴を生かし、植物や土の状態に合わせて適切なものを選ぶのが、土づくりのポイントになるといえます。ここでは、それぞれのケースごとに、パーライトを選ぶ基準について解説していきます。

保水性が悪いとき

保水性を高める「真珠岩パーライト」を使います。内部まで水分が染み込む形状のため、用土に混ぜると保水性が高まります。保水性を高めながら通気性もアップするため、根腐れ防止にも有効です。

排水性が悪いとき

排水性を高める「黒曜石パーライト」を使います。排水性が悪い土壌は、根腐れの原因となります。黒曜石パーライトが土壌の排水性を高め、ミネラルも与えて作物の根腐れを防ぎます。

パーライトの基本的な使用方法

土壌改良に用いられるパーライトですが、パーライト自体に肥料成分はないので他の土に混ぜて使用します。ここでは、主な活用方法について紹介していきます。

鉢底石

根腐れ防止や排水性に優れている「黒曜石パーライト」は、鉢底石としても活躍します。鉢底にパーライトを敷いて珪酸塩白土などを5~10粒ほど並べ、その上に用土を入れて作物を植えつけます。

水耕栽培

無菌で清潔なパーライトを使って水耕栽培も楽しめます。お茶やだしパックにパーライトを詰め、そこに作物の種をまいて液肥で育てます。レタスなど葉物の水耕栽培に特におすすめです。

ハンギングバスケット用土

壁や軒先、ベランダなどにつり下げる「ハンギングバスケット」の用土づくりにパーライトが活用できます。用土の4割程度をパーライトにすることで重量が軽くなり、扱いやすく落下のリスクも減らせます。

パーライトの危険性やデメリット

用土の通気性や排水性アップ、保温・断熱、軽量化、土中の微生物の活性化などに貢献するパーライトですが、使用には少しだけ注意が必要です。本章では、パーライトを扱う時の注意点をご紹介します。

大量に吸い込むと体調を崩す危険性あり

パーライトは、マグマが冷えて固まった鉱物が原料の資材です。アスベスト(石綿)のような毒性はありませんが、大量に吸い込むと体調を崩す危険性が考えられます。非常に軽く粉塵が舞いやすい資材のため、扱う時にはマスクや防護メガネを着用するのが無難です。

軽量なので水で流れやすい

パーライトは用土の軽量化が図れるというメリットがある一方で、軽すぎて水に流されやすいというデメリットもあります。使いすぎると用土にコシがなくなって、植物が倒れる原因になります。パーライトが流れてしまわないよう、水やりにも注意が必要です。
 

パーライトの購入方法

パーライトはホームセンターや園芸店で手軽に手に入れることができ、100円ショップでも販売されています。さまざまな容量のパーライトが販売されているので、必要に応じてお選びください。インターネットでは50リットルや100リットルの大袋も購入が可能です。

おすすめのパーライト5選

さまざまなメーカーから販売されているパーライト。その中からおすすめ商品を五つご紹介します。

パーライト(田宮園芸)

真珠岩を高温で焼いた「真珠岩パーライト」。土に混ぜて通気性・排水性を改善するのに効果的です。5リットルサイズと2リットルサイズが選べます。

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パーライト(あかぎ園芸)

観葉植物・草花等の鉢植え全般に用土の1割~2割混合します。細粒は種まき・さし芽用にも適しています。

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三井パーライトA

真珠岩、または松脂岩をある粒度に粉砕して急速に加熱・膨張させた、極めて軽い白色砂状です。100リットルという大容量が魅力です。

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かる〜い鉢底石

軽くて扱いやすい鉢底石。通常のパーライトより大型でくずれにくいため、繰り返しの使用が可能です。鉢の中の通気性・排水性がアップし、根腐れを防止します。

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花野菜用かる〜い培養土

パーライトを使った、軽くて扱いやすい用土です。菌根菌配合で植物を丈夫に育てます。持ち運びしやすくベランダガーデンに最適。花にも野菜にも使えます。

>>詳細はこちら

パーライトで、作業効率や収量アップにつなげよう!

土壌改良材として広く用いられている「パーライト」には、用土の通気性や排水性アップ、水もちや保肥性の向上、保温・断熱、さらには軽量化、土中の微生物の活性化などの多様な効果が期待できます。特にベランダ菜園では、用土ができるだけ軽いほうが扱いやすく持ち運びも楽で作業が便利に。ハンギングバスケットの用土に混ぜ込めば、さらなる軽量化も叶えられます。使い方のコツをつかめば作業効率や作物の収量アップにつながるパーライト。ぜひ家庭菜園やガーデニングにご活用ください!

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