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Oishii Farmが敷地面積2.2万㎡の植物⼯場「メガファーム」を稼働 サステナビリティと⾃動化を追求する

Oishii Farmが敷地面積2.2万㎡の植物⼯場「メガファーム」を稼働 サステナビリティと⾃動化を追求する

アメリカ・ニューヨーク発の植物工場スタートアップ「Oishii Farm(オイシイファーム)」が、サステナビリティと⾃動化を追求した、世界最⼤級の植物⼯場「メガファーム」を稼働させました。

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年間通じて日本のイチゴ生産を可能に

「Oishii Farm(オイシイファーム)」は、日本人が起業した植物工場のスタートアップです。同社が生産する日本品種の高級イチゴは、高い糖度と芳醇な香りが特徴で、星付きミシュランのシェフやハリウッドセレブの間で絶大な支持を得ています。
同社はこの度、ニュージャージー州にて、サステナビリティと⾃動化を追求した世界最⼤級の植物工場を稼働。2.2万㎡もの敷地⾯積を有する工場では、自動制御による生産管理とAIを⽤いた独⾃の技術により、室内でのハチによる受粉を可能にし、年間を通して⾼品質な⽇本いちごの⽣産を可能にしています。

Oishii Farm CEO古賀さんとの対談動画はこちら

サステナブルな仕組み

メガファーム内の農場は、農業⽤地を使⽤せず、旧プラスチック⼯場を再利⽤して建設されました。また、数億円を投じて開発した新たな⽔の循環システムを導⼊することにより、使⽤した⽔の⼤半を再利⽤することに成功。加えて、多⼤な電⼒消費が課題となる植物工場において、本メガファームは、東京ドーム約5個分に相当する20万㎡の太陽光発電所に隣接しており、そこで作られたグリーンエネルギーを利⽤するなど、同社が目指すサステナブルな農業の実現に向けた工夫が凝らされています。

ロボットやAIの活⽤

同植物工場では、ロボットが24時間イチゴの成⻑を⾒守りながら、完熟したタイミングで⾃動収穫し、オペレーションの効率化を図っています。また画像認識技術とAI(機械学習)によって、年間600億ものデータを取得しながら、各農場ユニット内の環境を⽇々把握・調整することで、受粉成功率や収穫量の予測精度の向上に繋げています。
さらに、250ものいちごの栽培棚を可動式にすることで、農業管理者やロボットが効率的にオペレーションできる環境を構築しました。
各プロセスにおける⽣産性向上により、前農場と⽐較して、20倍もの収獲量を⽬指します。

メガファームの稼働の様子はこちら

共同創業者 兼 CEO 古賀 ⼤貴のコメント

Oishii Farmは、⽇本の伝統的な農業と⼯業の技術を基盤に、世界的な社会課題の解決に取り組んでいます。農業の持続可能性が危ぶまれる中、今回のメガファームの稼働は、過去たった2年間での⾶躍的な技術の進化、そして、サステナビリティと⾼⽣産性の両⽴を実現した新たな農業の形を⽰す、未来に向けての⼤きな⼀歩だと考えています。今後も⼈と地球にやさしい農業の実現を⽬指しながら、⽇本の⾼品質な果物・野菜の魅⼒を世界に伝えていきたいと考えています。

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