ネギの種類10選
ネギは日本料理に欠かせない食材の一つで、種類によって違った風味や食感があります。
今回は、特に人気のあるネギの種類10選を紹介します。
1. 青ネギ
青ネギは、細長い緑色の葉が特徴的なネギです。そのまま料理に添えることができ、冷ややっこや味噌汁、うどんなどに最適です。
また、食感はシャキシャキしていて、苦味が少なく食べやすいのが特徴です。
そして青ネギは、特に旬がないので、年中手に入れることができます。青ネギを若どりしたものは小ネギや細ネギと呼ばれ、主に薬味として使われます。
よく目にする「万能ねぎ」は小ネギの商標の一つです。
2. 赤ネギ
赤ネギは根元から緑の葉の部分まで赤く染まっていることが特徴です。
赤ネギは生で食べるととても辛いですが、加熱するとトロトロになり、辛味が消えて甘さが際立つようになります。
その独特な色味から、料理の彩りとして添えられることもあります。
3. あさつき
あさつきはヒガンバナ科ネギ属の一種で、「糸ネギ」とも呼ばれる細い葉が特徴です。
辛味が強く、香り高く、浅い緑色の葉から「浅葱(あさつき)」という名がついたという説があります。
また、あさつきの主な生産地は山形県や広島県などで、他のネギに比べて生産量は少ないようです。
4. 九条ネギ
九条ネギは京野菜で、特有の「ぬめり」が甘さを凝縮しています。
耐暑性のある浅黄種と耐寒性のある黒種の2種類があり、浅黄種は夏から秋にかけて、黒種は冬が旬で、それぞれ旬の時期に甘みとぬめりが増します。
浅黄種は葉が細くて柔らかいので、味噌汁のような少し加熱する料理に適しています。また、黒種は葉が太く大きく、鍋や炒め物に適しています。
保存は新聞紙で包んで冷暗所で。みずみずしく葉が青々としているものを選びましょう。
5. 下仁田ネギ
下仁田ネギは群馬県甘楽郡下仁田町で栽培される太くて長い白根を持つネギです。
生で食べると辛みが強いですが、加熱すると甘みが増し、すき焼きや鍋物に適しています。
また、他の地域では同様の品質を出すのが難しく、在来種は特に貴重として評価されています。
6. 白ネギ
白ネギ(根深ネギ)は、土をかぶせて太陽光を遮りながら育てることで、白く長くまっすぐに伸び、独特の香りと甘みが特徴のネギです。
生食でもおいしいですが、さらに加熱すると甘みが増します。関東では白い部分のみを使い、関西では白い部分と緑の葉も利用することが一般的です。
7. 芽ネギ
芽ネギは、発芽して間もない若い青ねぎで、姫ネギとも呼ばれます。
太さは約1mm、長さは6〜10cmで、シャキシャキとした食感と爽やかな香りが特徴です。
寿司ネタとしても使われ、酢飯の上にたっぷりのせて海苔で巻く食べ方もあります。
また、サラダやカルパッチョ、肉巻きなど、多様なレシピに使いやすい食材です。
8. リーキ
リーキはヨーロッパ、特に地中海沿岸原産のヒガンバナ科の野菜で、ビタミンB6・K・C、葉酸が豊富に含まれています。
日本では限られた地域で栽培され、主にヨーロッパやオセアニア産が輸入されています。
また、見た目は日本の長ネギに似ていますが、リーキの葉の中は空洞ではなく、平べったく厚みがあります。
生でも食べられますが、加熱すると甘みが増し、トロっとした食感になります。
日本での流通量は少なく、主に冬が旬です。
9. わけぎ
わけぎはネギとタマネギの交雑種で、ギリシャ原産の野菜です。
根元が球根の形をしており、分球して増える特性があります。見た目は小ネギに似ていますが、ネギやタマネギのような強い辛みがなく甘みがあるため食べやすく、関西地方で特に人気があります。
10. 深谷ネギ
深谷ネギは繊維が細かく柔らかく、糖度が高いのが特徴で、冬にはミカンに匹敵する10〜15度の糖度があります。白根の部分が長く、剥くと美しい白い根が現れるため、見た目も魅力的です。
一年中収穫されますが、特に12月から出荷される秋冬にかけてが旬で、寒さにより甘みが増します。
地元では「ネギぬた」として楽しまれ、その甘さと柔らかさでさまざまな料理に使われます。
ネギのおすすめレシピ6選
たっぷり長ネギと豚バラ肉の簡単ポン酢炒め | クラシル
材料 | ・豚バラ肉 (薄切り) ・長ネギ ・すりおろしニンニク ・ポン酢 ・黒こしょう ・ごま油 |
---|---|
調理目安時間 | 20分 |
費用目安 | 400円 |
>>クラシルの「たっぷり長ネギと豚バラ肉の簡単ポン酢炒め」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
ネギ味噌 | クラシル
材料 | ・長ネギ ・みそ ・みりん ・酒 ・砂糖 ・すりおろしショウガ・しょうゆ ・かつお節 ・ごま油 |
---|---|
調理目安時間 | 30分 |
費用目安 | 200円 |
>>クラシルの「ネギ味噌」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
豚こまのネギ塩炒め | DELISH KITCHEN
材料 | ・豚こま切れ肉 ・ネギ ・ごま油 ・塩こしょう ・ |
---|---|
調理目安時間 | 10分 |
費用目安 | 300円 |
>>DELISH KITCHENの「豚こまのネギ塩炒め」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
ネギと油揚げの旨しょうゆ炒め | DELISH KITCHEN
材料 | ・長ネギ ・油揚げ ・ごま油 ・黒こしょう ・酒 ・しょうゆ ・塩こしょう |
---|---|
調理目安時間 | 10分 |
費用目安 | 100円 |
>>DELISH KITCHENの「ネギと油揚げの旨しょうゆ炒め」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
ボリューム満点のネギ焼き | Cookpad
材料 | ・青ネギ ・小麦粉 ・片栗粉 ・水 ・卵 ・和風顆粒だし ・ごま油 |
---|
>>Cookpadの「ボリューム満点のネギ焼き」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
柚子こしょうネギま焼き鳥 | Cookpad
材料 | ・鶏もも肉 ・白ネギ ・ごま油 ・柚子こしょう・塩 |
---|
>>Cookpadの「柚子胡椒ネギま焼き鳥」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
家庭菜園におすすめなネギの種類
青ネギはプランターで栽培可能
青ネギは土寄せが不要なので、プランターで栽培することが可能で、ベランダ菜園でも栽培することができます。
また、青ネギは多年草であるため、適切な手入れを施せば長期間収穫を続けることも可能です。
白ネギと比べても必要なスペースが少なく、日当たりの良い場所を選べば良好な成長が見込めるのもおすすめなポイントです。
白ネギは畑で育てる
白ネギの栽培は土寄せを何度か行い、白い部分を太く大きくするため、畑での栽培がおすすめです。
また、種まきから収穫までの期間は6カ月から1年と長く、その間、大きなスペースを必要とすることと、追肥や消毒など手間がかかるため、初心者には栽培が難しいと言われています。
工夫をすればプランターでの栽培も可能ですがハードルは高いので、初心者にはおすすめできません。
まとめ
今回の記事では、10種類のネギを紹介してきました。
ネギは多様な種類と特徴があるため、料理の内容や食べる人の好みに合わせて選ぶことをおすすめします。
家庭菜園をする場合、青ネギが初心者におすすめでプランターでも栽培可能です。
家庭菜園に興味のある方は、料理だけでなく栽培にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
読者の声を投稿する
読者の声を投稿するにはログインしてください。