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トンネル栽培のメリット・デメリットとは?おすすめフィルム「ホットエース」と従来品との比較を生産者に取材

トンネル栽培のメリット・デメリットとは?おすすめフィルム「ホットエース」と従来品との比較を生産者に取材

厳寒期、露地の栽培方法として注目されて久しい「トンネル栽培」。この「トンネル栽培」ですが、どんなメリット・デメリットがあるのか、皆さんはご存知でしょうか。今回、香川県でレタスをメインに栽培するベテラン生産者・岡田能和さんの圃場を訪れ、トンネル栽培のあれこれを取材しました。これからトンネル栽培を始めようとしている方はもちろん、すでにトンネル栽培をしているけれどもっと効率よく作業したいと考える生産者さんは、ぜひご確認ください。

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取材に答えてくれた人

岡田能和おかだよしかずさん
JA勤務の後、25歳で就農。初めは両親とともに、きゅうりとレタスの2haを栽培。その後規模を広げ、現在はレタス5ha、ハウスきゅうり15a、玉ねぎ1ha、にんにく1ha、オクラ25a、水稲3haを栽培している。

トンネル栽培とは?

冬の時期、畑の畝を半透明のフィルムで覆った小さなトンネル状のものを見たことある方は多いのではないでしょうか。
こうしたフィルムをトンネル状に覆って作物を栽培する方法のことをトンネル栽培といいます。

トンネルが並んだ圃場

寒い時期に野菜を栽培するためには、トンネル栽培で寒さから守り、生育を促す必要があります。
レタスのほか、スイカやメロン、ハクサイやキャベツ、葉ネギなど幅広い作物に用いられている栽培方法です。

使用されるフィルムには大きく分けて二つあり、農ビと呼ばれる塩化ビニール製のものと、農POと呼ばれるポリエチレン系の多層構造のものがあります。
農ビは透明性や保温性が比較的高いものの、耐久性や重さに使いづらさを感じる人がいるかもしれません。一方の農POは軽さが特徴ですが、保温性は農ビと比べて劣ると言われています。
どちらを選ぶかは、個人の好みや用途によるでしょう。

トンネル栽培のメリットは?

「このレタスのように寒い時期に栽培するものはトンネル栽培が必須です。トンネルをしなければ、冬のレタスは成長しません」と岡田さん。

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香川県観音寺市の生産者・岡田能和さん

トンネル栽培の最大のメリットを尋ねると、「寒くても作物の生育を促進できることです」と回答。トンネルの中は春のように暖かいので、寒い時期でも野菜がすくすく成長します。厳寒期でも霜などの影響を受けることなく、安心して作物を栽培できます。

さらにトンネルは、支柱、フィルム、マルチを取れば畑が元通りになるので、次の作物を栽培することもできます。
実際、岡田さんの圃場でも、レタスの次はオクラや水稲を栽培するなど、シーズンごとに切り替えて農業経営を行っています。
ハウスは一度建てると気軽に移動ができませんが、トンネルの場合は設置と撤去を繰り返すことで、季節ごとに野菜を栽培して土地を有効に活用できます。

トンネルの中で育つみずみずしいレタス

このように、冬場の作物の成長を促し、撤去すれば他の作物がすぐに栽培できるなど、農業経営において重要な“農地の回転率向上”に大きな影響を与えているのが、トンネル栽培です。

トンネル栽培のデメリットは?

魅力的なトンネル栽培ですが、セッティングにはかなりの労力を要するのが事実です。
岡田さんも「トンネル栽培のデメリットは、やはり、手間がかかることですね。支柱を立ててフィルムをかけていくのは大変な作業です。うちでは2haを6人でおよそ1ヶ月かけて設置しています」と話します。

フィルムに手をかける岡田さん

「フィルムは芯に100メートル巻いてあり、それをくるくる引き出しながら支柱に被せていきます。食品用ラップの巨大なものをイメージされるとわかりやすいと思います。100メートル分が巻かれているから、非常に重いんですよ。うちの場合でいうと、2haに被せていくのでね、結構大変な作業なんです」
岡田さんが話すように、トンネル栽培の被覆は重労働。それにかかる時間や人件費は決して軽んじられません。

「ずっと使いたい」と農家も太鼓判 新しい農PO「ホットエース」とは?

トンネル栽培の有効性を理解しながらも、その手間に四苦八苦していた岡田さん。しかし最近、販売店の紹介で新たな資材を知りました。
「今までは農ビを使っていたんですが、販売店の紹介で農PO『ホットエース』を知り、試してみたんです。その軽さには驚きましたし、なにより作業がラクになりました」

ホットエースとは、東罐とうかん興産がタキイ種苗と共同で開発した高保温散乱光型トンネル用農POフィルムのこと。農ビと農POの”良いところどり”を目指した新しいフィルムです。

並んだレタスのトンネル

岡田さんが以前使用していた農ビ(厚さ0.075mm×幅2.1m×長さ100m)は重さが約21キログラムあるのに対し、農POのホットエース(厚さ0.065mm×幅2.1m×長さ100m)は、約13キログラムと7割程度。岡田さんが話すように、軽さが特徴のひとつです。

その理由はフィルムの比重と厚みにあります。
素材の違いにより農ビと農POでは、比重が3~4割ほど異なります。農ビの厚さは0.075mmでしたが、農POのホットエースは0.065mm。従来品と比べて厚みを減らし、軽量化を実現しました。

「とはいえ、薄いということで十分に保温効果があるのか心配もありました。そこで本格導入する前に、販売店さんの提案で農ビとホットエースを実際に覆って比較する試験をしてみました」

大事なレタスを守るため、慎重に導入を検討した岡田さん。
その後について尋ねると、「ホットエースは薄くてもしっかり保温できていて、レタスの生育に農ビとの差は見られませんでした」と効果を実感したようすです。

笑顔の岡田さん

しかも、ホットエースは耐久性にも優れているそう。
農ビの場合、一ヶ所穴が開くとそこから裂けてしまうのが難点ですが、農POであるホットエースは裂けることがありません。万が一破れてしまったところは、農PO用の補修テープを使用し補修すればそれ以上広がらないので繰り返し数年使えます。コストパフォーマンスも優れていると言えるでしょう。

さらに、ホットエースはフィルムが散乱光性であるため、作物にやわらかな光をくまなく届けることができるのも魅力です。
「温度管理がきちんとできないとレタスは葉がうまく巻かず、縦型になってしまいます。こうなると規格外扱いになってしまうのですが、ホットエースなら管理がしやすいので、規格外が減りました

最後に、岡田さんにホットエースの総合評価を尋ねました。
「初めはホットエースの薄さに驚きましたが、実際に使用してまったく問題ありませんでした。それどころか、軽いから作業がラクになるという発見もありました。また、販売店やメーカーさんも導入後の経過を見にきてくれて安心しましたし、気になったことを直接聞けるのもありがたかったです」と全体的に高評価です。

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岡田さんとホットエースについて話し合う販売店、東罐興産、タキイ種苗の皆さん

「資材の価格高騰が続く中、農業経営は厳しい状況が続いています。ホットエースはコストパフォーマンスがいいので、値上がりせずこのままであってほしいというのが本音ですね。そうしたらずっと使い続けたい、使い続けない理由がないくらいです」と太鼓判をいただきました。

ホットエースのここがすごい!ポイント4つ

1.軽いので作業がラクに!

農ビより0.01mm薄く比重も軽いため約3~4割※の軽量化を実現。被覆作業の省力化につながっています。
※農ビ:厚さ0.075mm×幅2.1m×長さ100m、農PO・ホットエース:厚さ0.065mm×幅2.1m×長さ100mで比較

2.高い保温力で作物がスクスク成長!
厚さ0.075mmの農ビと比較してもフィルム内の温度は同等かもしくは高いという評価が得られています。

3.耐久性のある丈夫なフィルム!
農ビは一度穴が開くと、そこから繊維に沿うように亀裂が入っていくため扱いが大変でしたが、農POのホットエースは穴が開いても大きく裂けないのでテープで補修も可能です。

4.散乱光による柔らかい光!
フィルムを通して入ってくるのはやわらかな光。作物全体に均一に届きやすく、作物の焼けや生育ムラの軽減につながります。

ホットエースの中で育つレタス

トンネル栽培にお悩みの方、寒さ対策でトンネル栽培の導入を検討している方は、「ホットエース」を試してみませんか。
ご希望の方は、近くの販売店までご相談ください。

【商品に関するお問い合わせ】

タキイ種苗株式会社
電話 075-365-0123
住所 京都市下京区梅小路通猪熊東入

*お買い求めは、お近くの販売店にご相談ください*

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