いよいよ最終日
この日は朝5:00より最後の搾乳作業へ
朝の外気温は-9℃。寒くて暗い中現場へ向かいます。今回のインターン期間中、朝は哺乳をしていたことが多く8:30開始ばかりだったためこの日が最初で最後の早朝作業でした。農家の朝は早い!を身をもって体感してきました。8:00前にはこの日の搾乳作業が終了し、インターンすべての日程が終了。最後に哺乳現場へ行き、5日間見て来た牛と思う存分触れ合ってきました。
牛に対する愛着が強くなっていた頃に終了となったため、とても名残惜しかったです。宿舎に戻ってから、「tacsしべちゃ」で取れた牛乳を飲みながらお世話になった方々にお礼を伝えました。この採れたての牛乳が本当に美味しくて!インターン生3人それぞれがお代わりをするほどでした。今まで飲んだどの牛乳よりも美味しく感じましたし、実際に今回の体験をさせていただいた後だったこともあり、命のありがたさをいつも以上に感じました。
最後に集合写真を撮って帰路へ。帰りも担当の日向さんが空港まで送ってくださります。その前に少し遠回りをして釧路湿原に寄っていただきました。
釧路湿原を見た後は日向さんの車に乗り空港へ。13時頃には空港に到着し日向さんに5日間のお礼を伝えて解散しました。空港では北海道最後の昼食をとり、お土産も購入し待機。釧路空港を15:05発予定が悪天候のため遅れたものの、16:15に無事離陸し今回のインターンが終了となりました。
今回のインターンを通して
たった4泊5日の酪農体験でしたが、モーモーと鳴いている牛に愛着が湧きました。標茶町へは宿泊期間分の着替えを持って行っただけであり、酪農に関する荷物は全て用意していただきました。手ぶらで体験できる酪農は非常に魅力的であり、さらに無資格でも体験できるため未経験者でもハードルが低いのではないだろうかと思います。
そして洗面台・Wi-Fi完備の個室を用意していただき、広い研修施設の中でリラックスして過ごすことができました。朝昼夜は農家さんに美味しいご飯を作ってもらえ、北海道のご飯を味わえました。私たちが搾乳したミルクからできた「しべちゃ牛乳」をいただき、牛への感謝の気持ちと酪農の楽しさを知る機会となりました!観光農業ではなく、実際にお仕事されている方の中に混ざって体験させていただく機会はなかなかありません。楽しいだけではなく地に根を張った経験が出来たことが本当に良かったです。このインターンを機にいのちへのありがたみが増しました。
他の地域と比べて…
実は標茶町さんに行く前に、新・農業人フェアで出会ったほかの町に行ってきた参加者がいます。実際に2か所に行ってみて共通点・相違点はどのようなところがあったのでしょうか?
参加者大塚
共通点について
参加者大塚
相違点について
どちらのインターンもかけがえのない特別な体験です。
参加者大塚
地域によって酪農の仕方やインターンの内容に違いが出るようですね。酪農インターンを考えている方はしっかりとご自身のやりたいことに合った地域を見つけてください!
標茶町で知った酪農の今
4泊5日のインターンを通して、酪農だけに限らず1次産業や動物を相手に仕事をすることの楽しさと大変さ、どちらも経験しました。このインターンに参加していなければ、当たり前にスーパーで食材を購入し当たり前に食べるだけの生活になっていたと思います。これは年齢を重ねればわかることではなく、実際に経験したから理解できたことです。農業/酪農は「大変だ」「儲からない」などのイメージが浸透してしまい、なかなか新規就農者が増えないことも現状です。自分のイメージと相違のない農家さんのところでインターンを行うためには、しっかりと現地を見ることが大切です。
私たちのように新・農業人フェアに参加することで自分に合った農家さんに出会うことができ、実際に現地に体験に行き、そのご縁が就職先になるかもしれません。そんなきっかけをもらった新・農業人フェア。皆さんもこれを機会に参加してみませんか?
支援制度や研修制度、農業の働き方、地方への移住などについて新しい発見が見つかるコンテンツを多数ご用意してお待ちしております!
~来場予約お待ちしています!~