ナスの種類10選
ナスにはさまざまな種類が存在しており、それぞれ特有の形状、大きさ、そして味があります。
日本でよく見るナスには、長ナスや中長ナス、そして大長ナスという種類があります。
1. 長ナス
長ナスは長さが20〜25cmぐらいの細長い形状が特徴で、色は濃い紫をしています。
長ナスは熱が通りやすいため、火を通した料理に向いており、素早く柔らかくなるのが特徴です。
また、煮崩れしにくく、形を保ちつつも柔らかい食感があるので、煮物や揚げ物に適しています。
長ナスは水分を多く含むため、生で食べることはあまりおすすめしません。
料理の際は、軽く塩でアク抜きをすると、より一層おいしく仕上がります。
2. 中長ナス
中長ナスは長ナスに比べると少し短く太い形をしており、長さは12〜15cmほどです。
加熱すると味が染みやすく柔らかな食感となるので、煮物や焼き浸しにしても良いでしょう。
また、中長ナスの皮は比較的薄いため、皮ごと食べられるのも魅力の一つですが、その分傷みやすいため、保存する際は冷蔵庫で保管し、早めに使用することがおすすめです。
3. 大長ナス
大長ナスは40cm以上もある長さが特徴的なナスです。
大長ナスの皮は硬めですが、中の果肉はふっくらと柔らかく、えぐみがほとんどありませんので、生のままでもおいしく食べることができます。
また、大長ナスの大きさなら、一度に多くの料理に使うことができるため、おもてなしの席や行事にぴったりな食材です。
4. 米ナス
米ナスは一般的なナスと比べて、大きく丸い形をしていて、2倍近く重たいのが特徴です。
名前の通り、アメリカ産まれのブラックビューティーという品種が日本版に改良されてできたというルーツがあります。
米ナスは肉質が非常に柔らかく、皮が薄いため食べやすいのが特徴です。
また、煮崩れしにくいので、揚げ物や煮物とも相性抜群です。
5. 青ナス
青ナスは緑色がかった青紫色をしており、形状は米ナスと似ています。
青ナスは一般的なナスよりも硬いですが、火を入れると柔らかくトロトロの食感になるため別名「トロなす」ともいわれています。
青ナスは焼きナスにする食べ方がおすすめです。
ナスを丸ごと焼いて皮をむき、そこにしょうゆやみそ、すりおろしたショウガを加えて混ぜると、風味豊かな一品になります。
6. 小ナス
小ナスは、サイズが小さくて可愛らしい外観をしており、一般的に長さは3〜8cm程度の大きさです。
料理は主に丸ごとの漬け物や含め煮、天ぷらとして利用されますが、そのサイズの可愛らしさから、ナスのみそ炒めやナスの揚げ浸しといったお弁当の一品としても使われています。
7. 白ナス
白ナスは外皮が白色をしており、他のナスと比べると非常に目を引きます。
白ナスは皮が硬いので、漬物のようなそのまま食べる調理方法には適さず、揚げ物や煮物がおすすめです。
また、見た目が華やかなので、おもてなし料理に使用すると、料理の彩りとしても非常に有効です。
8. 丸ナス
丸ナスは球状の丸い形をしており、サイズも他のナスと比べて一回り小さいことが多いです。
表皮の色は濃い紫が一般的で、果肉はしっかりとしており、ほどよい食感があります。
丸ナスは肉質がしっかりしており、煮崩れしにくいため、煮物や揚げ物などに適しています。
9. 水ナス
水ナスは、大阪府の泉州地域で主に生産されているナスで、みずみずしい果肉が特徴です。
大きさは8〜10cm程度で、風船のように丸みのある形をしています。
質量の90%を水分が占めていると言われており、あくが少なく皮も薄いため、キュウリやトマトのようにそのまま食べることもできます。
また、水ナスは冷やして食べるとさらにおいしく、夏場の暑い時期には特に人気がありますが、水分を多く含むため、新鮮なうちに食べるのがおすすめです。
10. 千両ナス
千両ナスは、12〜15cmの大きさをしており、深い紫色で光沢のある皮が特徴の中型サイズのナスです。
加熱するとおいしい甘みととろみが増しますので、煮物や焼きナスにする料理方法がおすすめです。
ナスのおすすめレシピ6選
ナスとピーマンの肉みそ炒め | Nadia
材料 | ・ナス ・ピーマン ・鶏ひき肉 ・酒(または水) ・みそ ・砂糖 ・しょうゆ |
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調理目安時間 | 10分 |
>>Nadiaの「ナスとピーマンの肉みそ炒め」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
厚揚げとナスのとろとろみぞれ煮 | Nadia
材料 | ・厚揚げ ・ナス ・しめじ ・大根 ・だし汁 ・めんつゆ ・ショウガ(すりおろし) ・小麦粉 |
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調理目安時間 | 20分 |
>>Nadiaの「厚揚げとナスのとろとろみぞれ煮」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
レンジなすのピリ辛だれ | みんなのきょうの料理
材料 | ・ナス ・ねぎ ・ショウガ ・酢 ・しょうゆ ・砂糖 ・ごま油 ・ラー油 |
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調理目安時間 | 10分 |
>>みんなのきょうの料理の「レンジなすのピリ辛だれ」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
やみつき!無限ナス | AJINOMOTO PARK
材料 | ・ナス ・ツナ油漬缶 ・AJINOMOTO ごま油好きの純正ごま油 ・丸鶏がらスープ ・いり白ごま |
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調理目安時間 | 7分 |
>>AJINOMOTO PARKの「やみつき!無限なす」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
ミョウガとナスの簡単和え | クラシル
材料 | ・ナス ・ミョウガ ・かつお節 ・昆布茶 ・ごま油 ・しょうゆ ・小ねぎ |
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調理目安時間 | 10分 |
費用目安 | 200円 |
>>クラシルの「ミョウガとナスの簡単和え」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
ナスとベーコンの簡単チーズ焼き | クラシル
材料 | ・ナス ・水 ・薄切りハーフベーコン ・ピザ用チーズ ・パン粉 ・塩 ・黒こしょう ・オリーブオイル |
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調理目安時間 | 10分 |
費用目安 | 200円 |
>>クラシルの「ナスとベーコンの簡単チーズ焼き」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
家庭菜園におすすめのナスの品種
ナスは栽培のしやすさから家庭菜園にも最適です。
特に中長ナスや小ナスは、初心者にも栽培できる種類が豊富にあります。
中長ナス(ちゅうながなす)
中長ナスは、その名の通り12〜15cmの中長サイズが特徴で、スーパーなどでもよく見かける有名なナスです。
初心者にも育てやすく、形が整っており味も良いため、多くの方が家庭菜園で栽培しています。
プランター栽培にも向いているため、庭がない方でもベランダで気軽に栽培を始めることができます。
うす皮味丸(うすかわあじまる)
うす皮味丸は小型で皮が薄く、柔らかい果肉が特徴のナスです。
一般的な丸ナスと比べても漬物などに向く品種であり、見た目も整いやすく、初心者でも扱いやすいのが魅力です。
このナスは低温に弱いため、日当たりの良い場所で栽培することがポイントです。
また、日照不足にも注意を払いながら、8月後半から早めの収穫を心掛けることで、形の良い実を多く得ることができます。
飛天長(ひてんなが)
飛天長は、非常に丈夫で育てやすく、特に暑さに強い品種です。
20cmを超える長さまで成長する大型ナスで、その重みとしっかりとした果肉が特徴です。
耐暑性があるので夏越しから秋まで安定して収穫ができます。
まとめ
今回の記事では、10種類のナスを紹介してきました。
ナスには多様な種類が存在します。
料理の内容や食べる人の好みに合わせてナスを選んでみてはいかがでしょうか?
また、ナスを家庭菜園で栽培してみようと考えている方には、一般的に有名な中長ナスが比較的栽培しやすいのでおすすめです。
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