トウモロコシの種類11選
ゴールドラッシュ
ゴールドラッシュは日本で最もなじみ深い黄色いトウモロコシです。
粒皮が極めて薄く、甘みがしっかりしており、生でもおいしく食べられるのが特徴です。糖度は18度前後で、メロンやリンゴに匹敵する甘さを誇ります。
収穫時期は5月から8月下旬で、この期間が最もおいしく食べられる旬の時期です。
味来(みらい)
味来は「ミラクルスイートコーン」とも呼ばれる甘みが強いトウモロコシです。
糖度は18度を超えることもあり、フルーツのような甘さが特徴で、生でも食べられるほど柔らかい粒皮をしています。通常のトウモロコシよりも小ぶりで、粒ぞろいが良く、先端までぎっしりと実が詰まっています。
旬は6月から9月で、全国的に生産され、特に北海道や東日本で多く栽培されています。
おひさまコーン
おひさまコーンは、非常に甘みが強く、粒皮が柔らかい極良質のイエロー種でフルーツコーンとも呼ばれます。
粒は濃い黄色で、先端までぎっしりと詰まっており、秀逸品が多いのが特徴です。鳥害や虫害に強く、栽培しやすいことから、家庭菜園初心者にも向いています。
旬の時期は6月下旬から9月上旬で、特に北海道で多く栽培されています。
ピクニックコーン
ピクニックコーンは、味来の品種改良型で、平均糖度が18度以上と非常に甘い極甘トウモロコシです。
粒皮が柔らかく生でも食べられるほどで、フルーツのような甘さが特徴です。小ぶりなサイズ(12~15cm)で、手のひらに収まるため「ピクニックに持っていくのに丁度良いサイズ」が名前の由来です。
旬の時期は5月下旬から11月下旬と長く、特に6月から9月にスーパーで多く見かけます。
ミエルコーン
ミエルコーンは、フランス語で「はちみつ」を意味する「miel」から名付けられたトウモロコシで、その名の通り非常に甘いのが特徴です。
糖度は18度に達し、まるでフルーツのような感覚で楽しめます。粒の皮が薄く、柔らかい食感で、みずみずしくジューシーです。
旬の時期は6月下旬から9月上旬で、特に7月がピークです。
サニーショコラ
サニーショコラは、強い甘みとみずみずしい味わいが特徴のトウモロコシで、糖度は19度に達します。
皮が薄く柔らかいので、生でも食べられます。
サニーショコラは全国的に栽培できる品種で、主な産地は愛知県碧南市、長野県信濃町、北海道富良野町です。
旬の時期は全国的に5月から9月で、特に7月がピークです。
ピュアホワイト
ピュアホワイトは、その名の通り真っ白な見た目と強い甘さが特徴のトウモロコシです。
粒皮が柔らかく、生で食べてもフルーツのような甘さとジューシーさが楽しめます。新鮮なものは生食が特におすすめで、加熱する場合は短時間でOKです。
旬の時期は6月から9月で、特に8月中旬から9月中旬にかけて出荷されます。
ホワイトレディー
ホワイトレディーは、粒が純白で美しいシルバーコーン(白トウモロコシ)の一種です。
糖度が18度以上と非常に甘く、果皮にプリプリとした張りがあり、かじると果汁がはじけるように広がります。シャキシャキとした食感とジューシーさが特徴で、新鮮なものは生でも食べられます。
主に北海道で生産されていますが、福岡県などの九州地方でも栽培されています。旬の時期は5月下旬から9月中旬です。
甘々娘(かんかんむすめ)
甘々娘は、フルーツコーンの代表格として知られる希少なトウモロコシです。
糖度が高く、ジューシーで生で食べても甘さを楽しめることから、多くのトウモロコシファンに愛されています。粒の皮が薄く、シャキシャキとした食感が特徴です。
旬の時期は6月から7月で、収穫期間が短めです。
ハニーバンダム
ハニーバンダムは1985年に登場し、現在も人気のスイートコーンです。
甘みが非常に強く、粒は濃い黄色で光沢があり、粒皮が柔らかいため新鮮なものは生で食べることもできます。1株から3~4本収穫できる豊産性も魅力です。糖度は他の品種に比べて高く、甘みが持続する特徴があります。
旬の時期は6月から10月初旬で、温暖地域では6月初旬が旬ですが、寒冷地域では10月まで収穫が可能です。
黒もちとうもろこし
黒もちとうもろこしは、もち質のでんぷんを含むため、独特の粘り気とモチモチした食感が特徴です。粒は全て黒色で、糖度は低めですがかむほどに味が滲み出ます。
1本の長さは25〜27cmで細長く、大粒で8〜10列の粒が並びます。収穫後1日で甘さがなくなるため新鮮さが重要です。
旬の時期は6月初旬から10月中旬で、主に北海道で生産されますが、山形県や福岡県でも栽培されています。
トウモロコシのおすすめレシピ5選
激ウマトウモロコシの唐揚げ | cookpad
材料 | ・トウモロコシ ・小麦粉 ・しょうゆ ・溶かしバター ・砂糖 |
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>>cookpadの「激ウマトウモロコシの唐揚げ」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
トウモロコシご飯 | Nadia
材料 | ・米 ・トウモロコシ ・塩 |
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調理目安時間 | 10分 |
>>Nadiaの「トウモロコシご飯」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
フレッシュコーンスープ | オレンジページnet
材料 | ・トウモロコシ ・タマネギ ・洋風スープのもと ・好みでオレガノ ・サラダ油 ・バター ・塩 |
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>>オレンジページnetの「フレッシュコーンスープ」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
トウモロコシのナムル | きょうの料理レシピ
材料 | ・トウモロコシ ・みりん ・しょうゆ ・ごま油 |
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調理目安時間 | 10分 |
>>きょうの料理レシピの「トウモロコシのナムル」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
のり塩トウモロコシのミニチヂミ | DELISH KITCHEN
材料 | ・トウモロコシ ・サラダ油 ・塩 ・青のり ・薄力粉 ・水 |
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調理目安時間 | 15分 |
費用目安 | 200円 |
>>DELISH KITCHENの「のり塩トウモロコシのミニチヂミ」より引用 | 詳しい作り方は公式サイトをチェック!
トウモロコシを家庭菜園で栽培する方法は?
栽培環境を整える
トウモロコシは高温と日当たりを好みます。土壌のpHは6.0〜6.5が理想で、水はけの良い砂質の土壌が適しています。種まきの2週間前に苦土石灰を混ぜ、1週間前に堆肥(たいひ)と元肥を加えて耕しましょう。畝は南北に作ると日当たりが良くなります。
苗木を植える
5月以降、気温が暖かくなってから種をまきます。育苗ポットに3粒ずつまき、15cm程度に成長した苗を株間30cmで2列に植えます。直まきする場合も3粒ずつまき、草丈が10〜15cmになったら間引いて1本立てにします。
水やりと肥料
トウモロコシは肥料を好むため、1回目の追肥は草丈が50〜60cmになった頃に、2回目は雄穂が見え始めた頃に行います。株元に速効性の化成肥料を与え、土寄せを行いましょう。乾燥を防ぐため、雄穂が出穂してから収穫までは特に注意して水やりを行います。
剪定(せんてい)を行う
トウモロコシは、1株に一つの雌穂を残し、他の雌穂は摘果します。摘果したヤングコーンは食べられます。また、わき芽は除去せずに残すと、光合成が活発になり、株が倒れにくくなります。人工授粉も行い、雄穂を切り取り、雌穂の絹糸に花粉を付けます。
収穫する
トウモロコシは一般的に7月から8月に収穫時期を迎えます。絹糸が茶色くなったら収穫のサインです。実をしっかり握り、下に押し倒すようにもぎ取ります。早朝に収穫すると甘みが強く、鮮度も保てます。収穫後はできるだけ早く食べるか、保存する場合は、トウモロコシの皮をむかずにそのまま冷凍しましょう。ゆでてから保存する場合は、冷ました後にラップに包み、冷凍します。
冷凍したトウモロコシを使用する際は、冷蔵庫で自然解凍するのがおすすめです。約半日から1日かけてゆっくり解凍します。急いでいる場合は常温で解凍も可能ですが、冷蔵庫で解凍するほうがおいしさを保てます。
まとめ
トウモロコシは、その甘さや食感で多くの人に愛されています。この記事では、ゴールドラッシュや味来など、11種類のトウモロコシの特徴や旬の時期を紹介しました。また、おすすめのレシピや家庭菜園での育て方についても詳しく解説しました。それぞれの品種の特性を理解し、自分に合ったトウモロコシを選んで育てることで、家庭菜園でもおいしいトウモロコシを楽しむことができます。ぜひ、参考にしてみてください。