全国でもここにしかない体験内容を4つのコースから選ぶことができます。
- 〈みまからコース〉『とくしま特選ブランド』にも認定されている人気商品「激辛薬味みまから」の収穫から加工までできる貴重な体験
- 〈世界農業遺産コース〉世界農業遺産に認定されたにし阿波地域でお茶・ユズ・ハッサクの農業体験
- 〈ジャパンブルーコース〉徳島県は藍染料の原材料である「蒅(すくも)」の日本一の生産地。藍の葉を収穫してからオリジナルの藍染作品を作る体験
- 〈農業体験コース〉美馬市で育つ季節の野菜を楽しく収穫、農業のリアルを感じる体験
どれも美馬市でしか体験できないものばかり。体験先での人との出会いや温かさを感じられることも、このツアーの大きな魅力です。
今回は実際に〈みまからコース〉、〈ジャパンブルーコース〉を2泊3日で体験してきましたので、その様子を存分にお伝えしていきます。
自然と歴史の町“美馬市”
美馬市は徳島県の北西部に位置し、「徳島阿波踊り空港」・「高松空港」から車でおよそ50分。また、市内に「徳島自動車道」のICが2カ所あることから四国内はもちろん、関西・山陽方面へもアクセスしやすい好立地。山々に囲まれた地形と吉野川が流れる自然豊かな地域です。また、四季折々の表情を見せる「剣山」や四国一の清流「穴吹川」も人気スポット。古くからの歴史も色濃く残る「うだつの町並み」は、情趣に富んだ景観を楽しむことができます。
実際に体験!人との交流も心に残る体験に
1日目:オリエンテーション/施設案内/テレワーク
ツアーは「美馬アグリワーケーション施設」でオリエンテーションからスタート。『美馬観光ビューロー』の枋谷(とちたに)さんからツアーにあたっての注意事項や体験先の説明がありました。
枋谷さん
美馬市役所の担当者 は「美馬市特有の産業に踏み込んで体験できるので新しい価値観を感じられます。」と話します。
続いて、施設指定管理者『ルキーナ・うだつ』の川原さんから施設案内。美馬アグリワーケーション施設は、落ち着いて仕事ができるワークスペースにICTを活用してメロンの水耕栽培をしている農業施設が併設。ワークスペースには広々とした机とソファ。Wi-Fiも利用できるため、リラックスしながら仕事ができます。
施設指定管理者『ルキーナ・うだつ』の川原さん
農業施設も見学。時期が合えば、メロンの受粉や収穫の作業体験もできるということです。今回は誘引作業を体験させてもらいました。
オリエンテーション等を終え、宿泊先の「山人の里(やまんとのさと)」へ。古い木造の小学校を宿泊施設へと改装した昔懐かしのレトロな雰囲気は、童心に帰りワクワクします。宿泊したのは「5年3組」。初めて学校に泊まることにも胸が躍りました。また、近くに温泉があり、ゆっくりと体を休めることができます。山人の里を運営する梶浦さんは笑顔で話していました。
梶浦さん
森に囲まれた夜のグラウンドからは空を埋め尽くす満天の星。懐かしい雰囲気と雄大な自然が織りなすこの場所は、悩みや不安もなくなるほど清々しく心地よい空間でした。
思いを紡ぐ“みまから”。人気商品を作れる体験
2日目:みまからコース(伝統野菜「みまから唐辛子」の収穫/加工・ピザ作り)
美馬市の人気商品『激辛薬味みまから』を原材料の収穫から加工まで体験しました。激辛薬味みまからとは、美馬地方で栽培された伝統野菜である唐辛子を加工した特産品。梶浦さんは、なんと唐辛子も栽培。午前中に梶浦さんの畑へお邪魔し、いざ収穫体験。取り方から優しく丁寧に教えてもらい、気づけばもくもくと唐辛子を収穫していました。新鮮な体験でとにかくおもしろい。単純作業がかえって自分を見つめ直す時間に。梶浦さんの情熱を感じる楽しい収穫でした。
梶浦さん
お昼休憩には美馬市が一望できる絶景スポットに案内してくれました。標高734メートルの三頭山。涼しい風が心地よく、連なる山々と町を流れる吉野川の存在感に圧倒されます。自然の力と人の営みの強さを感じた気持ちの良いお昼でした。
午後は、収穫した唐辛子から激辛薬味みまからを作る体験。明るく元気な『美馬交流館』の逢坂さんに調理方法を教えていただきました。地元の方でも食べることが出来ないでき立て。一口食べると旨みと辛さが広がり、汗が止まらない。でもこの味はクセになります。商品化から20年近く経つ現在でも地元や全国で愛され続けています。
逢坂さん
思いの込もった地域の商品を作れる貴重な体験ができました。
また、ピザ作り体験もできるということで、生地づくりからコネコネ。一からのピザ作りも初めての経験でしたが、意外と簡単にできて楽しい。子どもも絶対に喜ぶ体験です。ご用意いただく野菜も地元産、美馬市の新鮮な食材が並びます。
日頃作る機会の少ない料理体験ができ、新しい料理にチャレンジすることの楽しさに改めて気づくことができました。
心も体も整える。世界にひとつの藍染と自分を見つめる写経体験
3日目:ジャパンブルーコース(藍の収穫/生葉染め)/写経体験
藍の収穫から染める工程「生葉染め」まで体験します。教えていただくのは、ハツラツとした笑顔が印象的な井上さん。埼玉県から移住し、藍の栽培から染める工程まで広く手掛けています。体験場所は、登録有形文化財の『青木家住宅』。大正時代の建物と藍染の雰囲気は、まるでタイムスリップしたかのような高揚感に包まれます。
まずは、原材料となる藍を収穫。簡単な作業ですが足元のぬかるみで意外と大変。藍の葉は濃い緑色で「青色になるのかな」と半信半疑ながら生葉染めへ。生葉染めは、収穫した葉と水を細かく混ぜ、シルク素材のスカーフやハンカチを漬けては空気に触れさせる工程を繰り返し行います。輪ゴムやビー玉等で染まる形を自由にデザインするのも楽しい。緑色の染料液から徐々に青色に染まっていく様子は、感動と同時に愛着が湧きます。出来上がる瞬間は大興奮。透き通った青と白のコントラストにうっとり大満足です。
井上さん
収穫から染めるまで体験できるのはこのツアーならでは。一生大切にする世界にひとつだけの宝物ができました。
最後に訪れた「光泉寺(こうせんじ)」では、写経を体験。静かな空間に身を置き、心を落ち着かせます。教えていただくのは、優しい雰囲気の古淵住職。
古淵住職
初めての写経でしたが古淵住職の言葉に安心しました。
荘厳で静かな時間が流れる寺内。筆が進むうちにいつの間にかリラックスして心が安定する感覚に。あっという間に時間が過ぎ、終わる頃には頭も心もスッキリしていました。日頃のストレスをリセットして考えを整理できる充実した時間。忙しい方や心を整理したい方におすすめの体験です。
ここでしかできない体験を!気楽に来てください
今回体験した中でも、みまからの収穫や加工、収穫からできる藍染はここでしかできない体験です。日常を過ごしているとなかなか経験できないことや、温かい新しい出会いなど、大人になってからの“初めての体験”は、人生を見つめなおす・未来を考えるきっかけになるかもしれません。「ちょっとした旅行気分で」「ちょっとおもしろそう」そんな気楽な気持ちで来てみてください。来てよかったと思える特別な時間と温かい方々が、あなたを待っています。
お申込みのご案内
体験ツアーのお申込みにつきましては、下記リンクからご確認いただけます。
あれもやってみたい、ここも行ってみたいなどご希望があればお気軽にご相談いただけます。大人だけでも、お子様連れのご家族でも、どなたでも気楽にご参加いただける体験ツアーです。美馬市や四国に興味がある方、ゆっくり旅行を楽しみたい方、農業や地方への移住に興味がある方にもぜひおすすめしたい体験ツアーです。
一般社団法人美馬観光ビューロー
〒779-3610 徳島県美馬市脇町大字脇町92
電話:0883-53-8599 FAX:0883-53-0961
メール:info@mimakankou.or.jp
営業時間:月曜日~日曜日:9:00~18:00
・美馬観光ビューロー
https://mimakankou.or.jp/
・ルキーナ・うだつ
https://lucina-udatsu.com/
・山人の里
https://yamantonosato.com/
・美馬交流館
http://www.mimakoryukan.our-awa.jp/
・青い手/井上佳奈(元美馬市地域おこし協力隊)
・光泉寺/住職:古淵慈祥