漁協組合員たちが川幅約50メートルに網を張り、魚影が見えると歓声が上がった。今季のサケ漁は10月24日に始まり、この日の収穫で過去最少だった昨年の124匹をわずかに上回った。
木戸川漁協はかつて本州有数の年間10万匹以上の漁獲量を誇ったが、原発事故によるふ化事業の中断や温暖化の影響があるとみられ、近年は数百匹で推移。北海道や山形県から卵を調達して稚魚の放流を続けている。
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福島・楢葉に婚姻色のサケ 旧避難区域の木戸川
ライター:共同通信社
東京電力福島第1原発事故の避難指示区域だった福島県楢葉町の木戸川で11日、シーズン終盤を迎えたサケの合わせ網漁が行われ、赤みや黒みがかかった「婚姻色」に染まる約10匹が水しぶきを上げた。