「翌日にはすぐに違いがわかる」メイクアップの効果を即実感
栃木県宇都宮市のイチゴ農家・小嶋順さんは、日本バーテンダー協会のNBA全国大会でゴールドメダルを獲得するなど、もともとバーテンダーとして活躍。その後、早世した兄から農園を引き継ぐ形で2017年にイチゴ農家へと転身。2023年には立毛品評会で最優秀賞を受賞しています。
「若い頃は農家なんてやりたくなくって(笑)。トレンディドラマのような暮らしに憧れて都会に出ていました。でも、農園を引き継ぐことになった時、『自分の番が来たんだな』と思ったんです。代々、家系で守ってきたこの場を守っていく番が自分に回ってきたんだな、と。今こうやって僕の代で成果が出せているのも、代々で守ってきたものがあるからで、1人で作っている感覚はないんですよね。それはいつも感じています」(小嶋さん)
小嶋さんの農園では、二酸化炭素発生装置などの大掛かりな機材は導入していません。これまで、イチゴの生育状況やハウス内の温度を見ながら土壌にどんな栄養が不足しているかを見極め、細やかな手作業でイチゴを育てています。
「ビニールハウスだって、自然な環境ではありません。窒素やカルシウムなどを、バランスを見ながら調整していかなければなりません。それにイチゴも生き物ですから、例えば今夜の気温が20度、翌日の夜は8度、さらに翌日は15度とばらつくようだと、夜の呼吸が激しくなる。するとイチゴの体力が下がって、根っこから栄養を吸い上げる力も弱くなってしまいます。そうならないような管理が大切ですね」(小嶋さん)
今年からは、育てる品種を「とちあいか」に変えたばかりで、さまざまな試行錯誤を続けています。そんな中、メイクアップを使い始めたのは、2023年の途中から。濃度を2000倍にして使っているそうです。
「メイクアップを使うと、翌日には違いを感じます。株の立ち上がりが変わるし、ランナーもカルシウムがしっかり入るとしなやかに曲がってポキポキと折れたりしなくなる。吸い上げる力が強くなって、頂果房もきれいに揃います」(小嶋さん)
メイクアップを知ったきっかけは、小嶋さんが”拓ちゃん”と親しみを込めて呼んでいる大正堂の市川拓さんからの紹介でした。
「『メイクアップ』は、単なるカルシウム剤じゃなくて、成長促進剤のような印象なんです。他の農家さんですごくいい反応があったので、肥料や資材に詳しい順さんに言うのはちょっと恐れ多い気持ちもありつつ、お知らせしました。そうしたら、順さんも快く受け入れてくれて、実際に使ってみると、良い結果につながっていって、今では順さんが使っているならと周辺の農家さんにもパーッと広がってきています。順さんはすごくオープンな人で、成果につながったことをなんでも教えてくださるんです。他の農家さんから相談を受けると、わざわざ現地に足を運んで的確なアドバイスをしてくれる、誰にでも親身になれる情に厚い人なんです」(市川さん)
小嶋さんが育てるイチゴの株は、葉も青々と大きく、茎もしなやかでしっかりと立ち上がっています。
収穫量も多く、果実の大きさや形も立派ですが、小嶋さんは「このイチゴのポテンシャルはこんなものじゃない」と話します。
「イチゴが良い状態の時には中心の葉数枚が立ち上がります。メイクアップを使うとその立ち上がり方が理想に近づき、効果を実感します。この品種を見るのは初年度です。まだ品種の力を100%引き出せていないと思います。数年後にはもっと素晴らしい畑にしてみせます」(小嶋さん)
「良いものは自分だけじゃなく、隣近所も盛り上がるように広めたい」という小嶋さん。今後もしっかりと自分の育てるイチゴと向き合って、良いものはどんどん周囲にもシェアしていきたいと言います。
「メイクアップは、イチゴに無理をさせて力を出させるというよりも、イチゴの持っている力をより引き出すような、とげとげしくない、なめらかな使い心地。使ってすぐに効果が実感できるから、すごく使いやすいし、初心者でも使えるものだと思います。イチゴも生き物。わが子やペットと同じように、一生懸命に向き合ってあげた方がいいし、無理をさせたり放っておいたりできないですよね。それにイチゴを成長させるには、自分自身が成長し続けていないと。それが向き合うってことだと思うし、まだまだやれることはたくさんあると思っています」(小嶋さん)
カルシウムとビタミン様物質の相乗効果で、植物のポテンシャルを最大限発揮
「『メイクアップ』は、作物の光合成を促進するビタミン様物質と、非常に水に溶けやすい水溶性カルシウムの相乗効果で、植物体のポテンシャルを引き出す、他のカルシウム剤にはない特徴をもつカルシウム液肥です」
とメイクアップを販売する横浜植木の山本兼也(ともや)さんは、その特徴を解説します。
「植物の細胞壁強化に欠かすことのできない「有機酸カルシウム」と光合成を促進する「ビタミン様物質(コリン)」を配合し、即効性が高いことが大きな特徴となっています。植物がストレスに強くなるとか、新芽や根の成長に関与するといったカルシウムの働きは良く知られていますが、カルシウムには合成された糖を根や実に運ぶ役割もあるんです。そして、「ビタミン様物質(コリン)」は、光合成には不適な曇天のような日照不足の状況下でも、糖(炭水化物)を作り出せるようにサポートします。この2つの相乗効果で、植物の力を最大限に引き出します」(山本さん)
メイクアップの持つ相乗効果によって、しっかりと根を張り、丈夫な茎や葉が育つことで、環境の変化やストレスにも強くなるそうです。収穫物の味わいも良くなり、収穫量の増加も見込めます。また、植物の力を最大限まで引き出し、栄養供給のばらつきが少なくなることにより、収穫物の大きさも揃ってくるそうです。
「『ビタミン様物質(コリン)』は、細胞質の中に取り込まれると、ベタインに代謝されることが明らかになっています。ベタインは細胞内浸透圧を調節して、細胞内の水分を保持する能力を高めるもの。このベタインの効果で、寒暖差などの環境変化にも強くなります」(山本さん)
イチゴだけでなく、トマトやナス、ピーマン、キュウリ、オクラ、スイカ、メロンといった果菜類、ホウレンソウや小松菜、水菜、チンゲン菜、レタス類、キャベツ、ハクサイ、ネギ類といった葉菜類、ブロッコリー、アスパラ、たまねぎ、馬鈴薯、サツマイモ、大豆、花卉類や果樹全般など、さまざまな植物に使うことができ、育苗から収穫期まで、いろいろな時期に合った効果も期待できます。
「苗の時期はしっかりと根の張りを促し、中間の管理では樹勢の維持に貢献し、結実の頃には果実の大きさが良く揃い、味もよくなるなど、いろいろと期待できる効果が多い商品ですが、使い方はとても簡単。基本的には1000倍に希釈して、葉面散布していただくことを推奨しています。土中灌注や苗の定植前の浸漬で使用する場合は500倍が効果的です。ご自身の圃場で頻度や倍率をアレンジし、小嶋さんのように2000倍でも効果を実感していただける、汎用性の高いものになっています」(山本さん)
カルシウム液肥には、アルカリ性を示し農薬との混用を不可とするものがいくつかありますが、メイクアップはpHを6.5の中性に調整しており、ほとんどの殺虫剤、殺菌剤、との混用が可能なため、非常に扱いやすい資材となっています。(アルカリ性剤との混用は避けてください)
「作物ごとにおすすめの使い方がありますが、長期間栽培する作物については、定植後など7~10日おきに3回散布を基本としていただき、その後は必要に応じて1~2週毎や月1に散布します。レタスなどの葉菜類では、1~2回の散布で1週間以上、生育が早まった実績もありますね。馬鈴薯など規格内に抑えたい作物は、使いすぎると大きく育ちすぎるので開花頃の3回にとどめるといったように、作物に応じて適宜ご使用いただければと思います」(山本さん)
「横浜植木は種子開発メーカー業や園芸用品の卸業、造園業、貿易業などを業務の柱としてきました。特に種子開発に係る業務は、農家様との関りが深く、近年の気候変動による作物の生育不良といったお困りごとに対応するべく、野菜の品種改良や資材の商品開発を行っています。今回のメイクアップについては、植物の生育に欠かせないカルシウムを効果的に活用したいという想いで様々検討して、4年ほど前から販売しています。反響も非常に大きく、午前中に使用したら午後には葉が立って様子が変わってきた、という即効性に驚きの声も多くいただいています。すぐに効果をご実感いただけると思いますので、ぜひ多くの方にお試しいただきたいですね」(山本さん)
カルシウムとビタミン様物質の相乗効果で、植物の持つポテンシャルを最大限に引き出してくれる液肥『メイクアップ』。水で希釈して散布するだけという初心者でも扱いやすい手軽さながら、大きな効果が期待できます。興味を持たれた方は、ぜひ一度、商品ホームページをチェックしてみてはいかがでしょうか。
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