Agri-ARとは?その開発経緯と普及状況
『Agri-AR』の実質的な開発開始は2022年。農林水産省の「戦略的スマート農業技術等の開発・改良」(生研支援センター)に採択されたことを契機とし、2024年4月にはアプリ・サービスを公開しました。また同省「農業支援サービス事業体ビジネス確立支援」(農協観光)にも採択され、全国のJAや農業大学校、農業技術センターでの実演会などを通じて普及に努めています。
現在、実装されているのは以下の12機能です。
①平行直線ガイド
②畝・苗シミュレーション
③面積計測
④距離計測
⑤レベル計測
⑥サイズ計測
⑦体積計測
⑧林業用β・速度移動
⑨トラクタ外周算出
⑩AI果樹熟度判定
⑪空間マッピング
⑫気象積算シミュレータ
『Agri-AR』は汎用性が高く、さまざまな作業を効率化できるため作物や地域を問わず幅広い農業現場で使えます。すでに、全国の農園、農業技術センター、農業資材会社などで250以上の導入実績があります。英語版もリリースしており、海外ではフィリピン農業省傘下の研究センターで導入されているほか、ベトナム・インドネシアでも普及を進めています。
Agri-ARの特徴
Agri-ARは、誰でも簡単に使用できるように設計されています。サポートページから無料会員登録し、お手持ちのiPhoneやAndroidスマートフォンにアプリをインストールするだけで、いくつかの無料お試し機能が使えるようになります。有料プランもお申し込みページから簡単に契約できます。
公式サイトでは、使い方ガイドや各機能のデモ動画一覧などを確認でき、サポートページには各ユーザー専用の相談チャット機能もあります。
さらに、推奨デバイス(iPhone Proやスマートグラス)のレンタルサービスも4千円/月で提供しており、誤差数cmの高精度位置情報「GNSS-RTK」サービスとの連携も可能です。
ぜひ公式サイトやアプリストアから、アプリの内容や使い方をご覧ください。
安価に試せるクラウドファンディングを実施中!
現在、Agri-ARに林業用拡張機能を追加するためのクラウドファンディングを公開しており、支援を募集しています。(2025年1月31日まで)
人手と時間がかかる森林調査業務のうち、特に「周囲測量」「標準値調査」を効率化する拡張機能を開発しAgri-ARに組み込むプロジェクトで、岩手県の林業作業者と共に取り組んでいます。
クラウドファンディングを通じて申し込むと、『Agri-AR』アプリ全機能を安価にお試し・利用できます。
この機会に、農業者の皆様も支援を通じたアプリの利用をご検討ください!
お問い合わせ先
・企業名:株式会社Root
・担当者:代表取締役 岸圭介
・メール:info@root-farm.com
・WEB:https://root-farm.com
・所在地:神奈川県南足柄市