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南九州市で農業を始めるなら“法人就農”! 未経験でも安心してスタートできる理由とは?

南九州市で農業を始めるなら“法人就農”! 未経験でも安心してスタートできる理由とは?

鹿児島県薩摩半島の南部に位置する南九州市。温暖な気候と広大な農地を活かし、全国トップクラスの生産量を誇る「お茶」や「さつまいも」、採卵鶏などの農畜産業が盛んです。高齢化や人口減少に伴い農家数は減ってきていますが、法人経営体の数は県内で一番の多さ。そこで今回は、南九州市の農業法人を訪ね、農業地としてのエリアの魅力や若手社員の声をヒアリング。現地の支援体制なども含め、就農希望者目線の情報をお伝えします!


南九州市は平成19年(2007年)に、知覧町・川辺町、頴娃町が合併して生まれました。
どの町も以前から農畜産業に熱心に取り組んでおり、特に「知覧茶」ブランドで出荷されるお茶は、品質の点でも高い評価を受けています。
ちなみに、お茶に関しては全国の市区町村単位の生産量では日本一!
お茶とさつまいもで南九州市の農業生産額の約7割を占めてはいますが、根菜類、米、花き・花木、果樹など幅広い品目が生産されています。
エリアの特徴としては、露地栽培が多いということ。
南は東シナ海に面した海岸線が広がる一方で、中部はゆるやかな丘陵台地。
温暖な気候(平均気温17.5度)に加え、比較的なだらかで開けた地形のため、大規模な農地を得やすくなっているようです。

農畜産物はもとより、旧陸軍特攻基地跡に当時の資料を展示した「知覧特攻平和会館」や薩摩小京都と呼ばれる「知覧武家屋敷群」
鎌倉時代を中心とした磨崖仏が残る「岩屋公園」など
歴史を間近に感じられる場所があるのも魅力の一つ。
また、海から山まで、豊かな自然が織りなす眺望に癒される人も多いのではないでしょうか。
取材日はあいにくの天候で見られませんでしたが、南薩摩のシンボルでもある開聞岳(薩摩富士とも称される美しい山)を望むこともできますよ。

農業法人は県内最多! 若手社員が挑戦できる環境がある!

地方の実情にもれず、南九州市も農家の高齢化や人口減少が進んでいます。
それでもなお高い生産力をかなえているのは、地域に根ざした農業法人が多くあることが要因と考えます。
鹿児島県内では最多となる156の法人経営体があり
農産物販売額では1〜3億が34経営体、3億以上が7経営体と、大規模に行っている点も見逃せません。
自治体主導で、離農する個人農家と農業法人とマッチングさせる動きもあり、農地を無駄にせず生産性につなげていき、農業雇用者数の増加にも貢献。
実際、取材先の「株式会社 山英野菜」では、若い世代や市外からの就職が増えているとの声を聞きました。
農業に興味があり、将来は独立を視野に入れている若手をはじめ、未経験での入社も少なくないそう。
仕事として農業生産に関わりながら、流通や営業といった個人農家ではなかなか経験しないところまで学べるのは、農業法人で働くメリット。
山英野菜の社員のなかには、販売ルートの開拓や関連との折衝に手腕を発揮する人材が出たり、年次が浅い若手に栽培管理を任せたりと、
農業未経験でも持ち前の能力や他業種でのスキルを活かせるチャンスがあると言えるでしょう。
加えて、農業法人同士でのネットワークが構築されており、現場の状況によっては人材の応援を送り合うことも。
自社の生産品目とは異なる作物に触れる機会があるのも法人就農ならでは。
将来的に農家として独立する際には、農業法人の紹介で販売ルートを確保できる可能性もあります。

農業に携わる人が多い南九州市では、自治体による独自の就農サポートが充実している点も注目です。
市内には野菜と花きの研修施設があり、1〜2年の期間で取り組みたい作物の研修を受けることができます。これらの施設で研修する人に対しての手当(月額最大8万円)あり。
新規参入者には1年間の資金支援(単身は月額5万円、夫婦は月額8万円)が用意されています。
移住定住に関する補助金・子育て支援なども手厚く、農業法人に就職して移住するケースの後押しとなってくれるはずです。

若き法人就農者に、現場の魅力を聞いてみた!

「株式会社 山英野菜」は、大根を中心にさつまいも、ジャガイモ、ごぼうなどの生産と県内産野菜の仕入れ販売を行う農業法人。
若い世代も多く、忙しくも和気あいあいとした雰囲気で作業をしている姿が印象に残りました。

そんな同社で働く、入社2年目の河野秀太(かわのしゅうだい)さん。畜産農家である祖父の手伝いをするうちに農業への興味が芽生え、県内の農業高校、農業大学校を経て新卒入社。最初から農業法人を目指していたのかというと実は…「卒業したら個人で就農するつもりでした。でも家族・親族に猛反対されて(笑)」。同社を選んだ決め手は、グローバルギャップに取り組む姿勢やドローンでの薬剤散布を行っていたこと。

広大な農地の薬剤散布には農業用ドローンを使用。ドローンオペレーターの有資格者である河野さんが担当します。こうした機械を用いた効率的な作業を経験できるのも、農業法人だからこそ。

「将来の独立を見据え、さまざまな経験値を上げられると思ったんです。これまで学んだことを活かす機会も多く、先輩方と切磋琢磨しながらできることを増やしていっています」。

河野さんが目指すのはトマト農家。「露路栽培(山英野菜)と施設栽培(トマト)では異なる点も多いけど、全てが勉強。ある程度の挑戦は自由にさせてもらえるので、自分なりの研究も進めています」

すでに、大根の出荷調整や育苗など、責任ある業務を任されている河野さん。
「この規模感は法人でなければ体験できないこと。さまざまな仕事や課題に対して、どう対応していくかを考え、実践していく過程が成長につながっています」と胸を張ります。

河野さんの仕事に対する真摯な姿勢は、山英野菜を率いる山口社長も認めるところです。彼の独立する夢を応援したいと笑顔で言いながらも、「手放したくないなぁ」と本音がポツリ。」

未経験での就農を考えている人に向けては、「難しく考えず、興味を持って飛び込んでみるのも一つの手段。それができるのが農業法人だと思います!」

南九州市の農業がちょっと気になる人はココで情報収集!

法人就農については、各社それぞれの求人を確認するのが基本ですが、「どんな会社があるのか知りたい」「就農支援情報をもっと詳しく」といった相談は
2025年2月に立ち上げた同市の『南九州アグリサポートセンター』が一括して窓口になってくれます。
現在は、『南九州市就農ポータルサイト』で、就農の流れやロールモデルといった情報発信を行っています。
就農希望者を対象とするインターンシップも計画されるので、タイミングが合えば活用してみるのもいいかもしれません。

■南九州市就農ポータルサイト
https://nankyu-farming.jp
■南九州市農政課
https://www.city.minamikyushu.lg.jp/soshikikarasagasu/noseika
■南九州市茶業課(茶業に関する内容は茶業課へ。それ以外は農政課へ問い合わせを)
https://www.city.minamikyushu.lg.jp/soshikikarasagasu/chagyoka
■南九州市
https://www.city.minamikyushu.lg.jp

南九州市で農業を始める第一歩を踏み出そう!

農業が盛んな鹿児島県において、お茶・さつまいもを軸に多様な作物を生産している南九州市。
大規模な農地を有する農業法人もあり、未経験から農業にチャレンジできる土壌が広がっています。
そして、チャレンジを経て成長につなげている先輩が数多くいて、受け入れ態勢やノウハウがしっかりできている点も心強いところ!
就農を目指すための研修施設で、希望する品目について集中的に学べたり、新規参入者や移住定住に対する支援があったり。
専用窓口『南九州アグリサポートセンター』を開設するなど、自治体のサポート力もマシマシ!
個人的には、南九州市の各エリア(川辺、知覧、頴娃)の個性的な風景や観光スポットにも注目してもらえるとうれしいですね。
新たな一歩を踏み出すなら、ウェルカムな環境が整った南九州市を選んでみませんか?

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