コメ流通の停滞が指摘されている中、解消を目的とした初の試みは全量落札とはならなかった。落札分は3月下旬にもスーパーなどの店頭に並ぶ見通し。残った分を含め、今月中に追加7万トンの入札を行うという。来週にも入札概要を公告する。
江藤氏は今回落札した業者などに対し、全国偏りなく流通させるよう要請した。備蓄米を保管する倉庫が多い東日本に集中しないようにする。
初回入札は10~12日に実施し、大手集荷業者の全国農業協同組合連合会(JA全農)などが参加していた。
農林水産省によると、2月24日~3月2日に全国のスーパー約千店舗で販売されたコメ5キロ当たりの平均価格は、前年同期と比べ94・6%高い3952円だった。前週との比較では9週連続で値上がりした。
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備蓄米、初回94%が落札 14万トン超店頭へ、月内に追加

ライター:共同通信社

江藤拓農相は14日、政府備蓄米の放出に向けた初回入札15万トンについて、94・2%に当たる14万1796トンが落札されたと発表した。