“見える”脱炭素化「GreenBizアプリ」
「Green Biz(グリーン・ビズ)アプリ」は、サービスを利用したお客様に対しCO2削減量を可視化し、そのCO2削減量に応じてポイントを付与する脱炭素アプリです。
Green Bizアプリは、カーボンオフセットの仕組みを活用し、そのサービスに応じた商品購入時に環境ポイントを付与します。
商品を売る側(事業者)と消費者をつなげることで、これまで個人での取り組みが難しかった脱炭素化を促進する脱炭素サイクルを生む新しいサービスとして注目されています。
カーボンオフセットとは
他の場所で温室効果ガスを削減・吸収する企業の取り組みの環境価値を証書化・売買し、
その証書の購入者が“排出したCO₂を相殺する”というのが、カーボンオフセットの考え方です。
※環境証書の発行事業者であるディーアイシージャパンは、消費者と事業者がともに脱炭素への取り組みを進められるよう、「Green Bizアプリ」を提供しています。
脱炭素化の取り組みは企業から個人へ

お客様・店舗別CO2削減量の可視化、環境貢献ポイント付与の基本機能のデザイン。デザイン・メニューも業種や業態により変更可能。
日本のCO2排出量の約6割は衣食住に起因しており、個人の行動がCO2の排出に大きく影響しています。
脱炭素化の実現は企業や政府だけではなく、個人の取り組みも欠かせないと言えるでしょう。
しかし、現在は、脱炭素化への取り組みは政府や大企業が中心となって行っており、個人の取り組みは具体化されていないのが実情です。
「Green Bizアプリ」は、CO2を出さずに作った製品やサービスを消費者が購入することで、
個人が脱炭素に貢献できるシステムを構築しています。
購入者には削減できたCO₂に応じてポイントが付与され、たまったポイントは次回の購入時に利用できることに加え、
自分が貢献したCO₂の削減量を数字で確認することができます。
また、事業者にとってもリピーターを獲得するメリットがあります。
導入事例:「つくりたて生アイスの店 ふるフル」(長野市)

「つくりたて生アイスの店 ふるフル」では、徹底して「生」という鮮度にこだわり、アイスでもジェラートでもなく、あえて「生アイス」と定義して販売している
環境証書を購入し、カーボンオフセットに取り組む長野市の人気アイスクリーム店
「つくりたて生アイスの店 ふるフル」では、ポイントアプリとして「Green Bizアプリ」を導入しています。
代表の岡田浩史さんが店をオープンしたのは10年前です。
食品機械の輸入商社を退職後、ほぼ100パーセント輸入だったヘーゼルナッツの栽培を長野の地で始めた、国内ではパイオニア的存在のヘーゼルナッツ生産者です。

「つくりたて生アイスの店 ふるフル」代表の岡田浩史さん
「環境への取り組みは、LED照明を使うなど自分なりに取り組んできましたが、脱炭素化を実現するにはもっとできることがあるのではと考え、環境証書の1つ、カーボンオフセット証明書を購入することにしました。『CO2ゼロで作る生アイス』は、商品に付加価値をつけることができますが、お客様にもお得感を感じてほしいと思ったことが、『Green Bizアプリ』を導入したきっかけです」
と、話す岡田さんのモットーは、食べたときに「得したな」と感じてもらえる商品を提供すること。
それはおいしさだけでなく、環境に貢献した気持ちやポイントにも表れています。
「単なる購入ポイントではなく、環境ポイントということに大きな魅力を感じます。お客様は生アイスを楽しみながら、脱炭素社会の実現に貢献した“という、意識を持つことができます。『買う・ポイントをためる・リピートする』というサイクルを来店いただくたびに行うことで、地域社会の中で脱炭素への取り組みが持続的に行われるようになることを期待します。」
「つくりたて生アイスの店 ふるフル」は、連日にわたって行列ができる人気店です。「Green Bizアプリ」とメニューを連動することで、リピート率の可視化ができるようになったことも大きなメリットと岡田さんは高く評価します。

連日行列ができる「つくりたて生アイスの店 ふるフル」は、行列で待ちながらも「Green Bizアプリ」でメニューを選び、オーダーできる。デザインや内容はもちろん、運用サポートもディーアイシージャパンが二人三脚で行う。
「脱炭素化社会の実現は、できることから始めることが最初の一歩です。大企業だけではなく、われわれ事業者が取り組み、さらにはお客様を巻き込むことで、地球環境を変える大きなうねりになることを信じています」

徹底して「生」という鮮度にこだわり、作り置きや地方発送を行っていない。ここにしかない唯一無二のおいしさを味わうために、遠方からの来店客も多い。徹底して「生」という鮮度にこだわり、アイスでもジェラートでもなく、あえて「生アイス」と定義して販売している。
持続可能な食糧供給のカギは「農業」

店舗裏に広がるヘーゼルナッツ畑。りんごに代わる新しい長野の特産品を目指し、生アイスの原料、ヘーゼルナッツを自家栽培している。
農業における脱炭素化は、地球温暖化の緩和と持続可能な食料供給確保のために不可欠です。
農業は温室効果ガスの排出源でもあり、気候変動の影響を強く受けるため、
脱炭素化は環境負荷の低減と安定的な食料供給の両方を実現する上で重要な役割を担います。
環境への意識が高まる昨今、環境に配慮した経営が農畜産物の市場価値を高め、消費者からの支持を得ることにつながることが予想されます。
しかし、個人経営の農家が脱炭素化に向けた設備を新たに購入するには費用面での負担が大きく、現実的とは言えません。
ディーアイシージャパンが提供する、農産物直売所向けの事前注文機能を備えた「Green Bizアプリ」は、
カーボンオフセットによってCO2排出量を埋め合わせることで、環境に配慮した環境ブランド野菜を販売することが可能となります。
これにより、自然環境への影響を最小限に抑え、農業の持続可能性の向上が期待されます。
脱炭素社会の実現に導くのは小さなアクションの積み重ね

ディーアイシージャパン株式会社の吉澤正理さん
「脱炭素化に向けた個人の取り組みは、一つひとつの規模は小さくても、集約し、継続することで大きな力となります。さらに、多くの人が参加することで脱炭素化の必要性や重要性に対する理解が深まり、社会全体での脱炭素化への取り組みが加速していくことが期待されます」
と、話すのはディーアイシージャパン株式会社の吉澤正理さんです。
脱炭素社会の実現は、地球温暖化の防止だけでなく、エネルギー安全保障の確保や経済成長の実現などにも繋がる重要な課題です。
事業者と消費者をつなぐ「Green Bizアプリ」は、その一躍を担い、さらに発展していくことでしょう。
お問い合わせ
ディーアイシージャパン株式会社
住所:長野県上水内郡信濃町古間1009-7
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お問い合わせ窓口:https://www.dicjapan.co.jp/contact/