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農相、備蓄米放出5キロ2千円へ 新方式で6月初旬にもスーパーに

共同通信社

ライター:

農相、備蓄米放出5キロ2千円へ 新方式で6月初旬にもスーパーに

小泉進次郎農相は26日、政府備蓄米放出の新方式を発表した。

 競争入札を取りやめ、随意契約で国が大手スーパーなどの小売業者を任意に選んで直接売り渡す。6月初旬にも店頭に5キロ当たり2千円で並ぶのを目指す。放出量は30万トンで、需要に応じて追加を検討する。これまでは全国農業協同組合連合会(JA全農)などに売り渡していたが、流通の拡大が遅れており、対象を消費者に近い事業者に切り替える。
 放出する備蓄米は2022年産と21年産。随意契約では、60キロ当たり1万円程度で業者に売り出す。地方に輸送する際の費用を国が負担し、経費などを含めても店頭価格が5キロで2千円程度に収まるようにする。割安な備蓄米を全国に幅広く流通させるため、インターネット販売も検討する。
 流通経路拡大を妨げる一因となっていた条件も見直す。これまでの放出では、備蓄米を落札した集荷業者に同量のコメを国に戻すことを求めていたが、小売業者には条件を付けない。
 備蓄米放出を巡って農水省は3回の競争入札を実施した。
(c)KYODONEWS

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