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登熟期の高温障害対策にフジワン 白未熟粒の発生を抑える効果について水稲農家に聞いた

登熟期の高温障害対策にフジワン 白未熟粒の発生を抑える効果について水稲農家に聞いた

近年の猛暑は、日本の主食・お米の品質にも大きな影響を与えています。代表的なものが、登熟期の高温により米粒が白く濁ってしまう「白未熟粒(しろみじゅくりゅう)」の増加です。稲を暑さから守って品質の良いお米を収穫したい。そんな生産者のニーズが高まる中、発売から50年を経て改めて注目されているのが、日本農薬株式会社のロングセラー商品「フジワン」です。もともと、いもち病対策の農薬として支持されてきた同商品。試験的に採用している山口県美祢市(みねし)の水稲農家を訪ね、効果などを聞きました。

「高温登熟下における白未熟粒の発生軽減」が認められた唯一の農薬

1975年の発売以来、米作りのニーズに合った多様なシリーズ商品を展開(※「高温登熟下における白未熟粒の発生軽減」の登録は中央の「フジワンパック」が有しています)

「フジワン」は農薬・医薬品などの研究開発・製造・販売を手がける日本農薬株式会社が、1975年に発売した水稲用の殺菌剤・植物成長調整剤です。いもち病の発生が多い東北地方や新潟県の水稲農家を中心に長く愛用されてきましたが、気候変動が著しい近年、高温によるお米の品質低下を防ぐ農薬としても関心を集めています。

「フジワン」の具体的なメリットは、根の活力を増強して不良環境下でも登熟を高め、米粒の一部が白く濁る白未熟粒の発生を抑制すること。いもち病を防ぎつつ、お米の品質向上を後押ししてくれる優れたアイテムです。しかも、農薬登録で「高温登熟下における白未熟粒の発生軽減」を取得している製品は「フジワン」だけだそう。

日本農薬では、「フジワン」にカメムシ類の防除効果をプラスした「フジワンラップ粒剤」、紋枯病(もんがれびょう)にも効果的な「フジワンモンカット粒剤」、薬剤入りの水溶性パックを圃場に投げ入れるだけで作業が完了する「フジワンパック」と、フジワンシリーズを広く展開。生産者は各圃場の病害虫の発生や作業性に合わせて、これらの商品を使い分けています。

JA山口県全体の取り組みとして「フジワン」を採用

山口県美祢市に生まれ、お父様から受け継いだ約2haの圃場で「にじのきらめき」や「コシヒカリ」を生産している兼業農家の佐々木康浩さんも、フジワンシリーズを利用している1人です。15年前に就農して以来、水稲栽培のコツや圃場に適した品種、農薬などについて、幼馴染でもあるJA山口県美祢統括本部の山本裕次さんから随時アドバイスを受けてきました。

「フジワン」を使うようになったきっかけも、山本さんからJA山口県で試験的に導入する計画を聞き、「米農家で長く使われてきた信頼できる商品だし、自分の農地に合うかもしれない」と思ったからだそうです。

中学校の先輩・後輩という佐々木さん(写真右)と山本さん。何でも話せる心安い間柄です

「夏の暑さでお米の品質が下がってしまう近年の傾向は、JAにとっても大問題でした。そんな時に日本農薬の平野雄一さんから、『いもち病予防ができて登熟促進も期待できる「フジワン」を使ってみては?』という提案があったんです。「フジワン」はベテラン水稲農家なら知らない人がいない、知名度と実績がある商品。JA山口県は全域で試験薬剤として採用してみようということになりました。美祢市を含む複数の地域で試験をスタートして、3年が経過したところです」と山本さん。

佐々木さんの圃場では、動力散布機で「フジワンラップ粒剤」と「フジワンモンカット粒剤」を散布しています。田植えが終わって2カ月後、出穂の20日前くらいに撒くのがポイントだと言います。

2025年は散布作業がより簡単な「フジワンパック」の使用を予定しています

※今回紹介する薬剤のうち「高温登熟下における白未熟粒の発生軽減」の登録は「フジワンパック」が有しています。

水稲農家が実感する「フジワン」効果はいかに?!

「就農した15年前より明らかに夏が暑くなり、暑すぎると稲は健全に育たないことや、いわゆる高温障害による白い粒の米が増えることを肌で感じていました」と話す佐々木さん。農家として何よりつらいのは、それらがすぐに米の等級に影響し、単価が下がってしまうこと。二等米レベルのお米しかとれず、悔しい思いをした経験もあるそうです。「2024年は特別に暑かったですね。山口県内で生産された米の多くが格下げになりました」と山本さんも補足します。

しかし、そんな状況下でも「フジワン」を用いた佐々木さんの圃場で収穫された2024年のお米は一等級を獲得。また、試験区と無試験区を比べると、「フジワン」を散布した圃場の方が、穂層温度が低いというデータが出ています 。これは、「フジワン」によって稲の根張りが良くなり、葉からの蒸散が活発化、その気化熱によって穂層の温度が低下するというメカニズムによるものです。

「いもち病はもちろん発生していないですし、収穫量も平年並み。何事もなく品質の良い米作りができたことが、結果的に「フジワン」の効果なのかなと思っています」と佐々木さん。今後も継続してフジワンシリーズを使用し、データ収集に協力しながら、おいしいお米を作り続けたいと意気込みます。

「収穫した時の喜び。米作りの醍醐味はこれに尽きます」と佐々木さん

米作りを通して地域の景観を守っていきたい

西日本・九州エリアでも特に水稲の高温障害が顕著な山口県。山本さんは「今後もJAとしてあらゆる手段・方法を検討していきたいです。例えば、高温耐性のあるお米への品種変更、新たな肥料の提案などです。農家さんの安定した経営体制を作ることが私たちの任務ですから」と話します。

「農家さんの手取りが増えるような仕組みを確立したい」と山本さん

一方で佐々木さんは、「先祖から引き継いだ農地をしっかり守っていきたい」と語ります。「山間部で農業を辞めてしまうと、雑草が生えて土地はすぐに荒れてしまいます。毎年暑くて大変だけど、草刈りをして稲を育てて、自分の実績にもなる米を収穫することで、生まれ育った地域の景観を維持したいんです」。

さらに高温が予想されるこれからの米作り。新たな魅力を備えた農業資材「フジワン」が、二人の挑戦を長期的に支えていきます。

日本農薬の平野さん(写真左)も二人の頼もしいサポーターです

日本農薬株式会社では、「フジワン発売50周年キャンペーン」を実施中。「フジワン」の購入者を対象に、炊飯器・お米食べ比べセット・日本酒飲み比べセットなどが当たるプレゼント企画を実施しています。

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<取材協力>
山口県農業協同組合 美祢統括本部
〒759-2212 山口県美祢市大嶺町東分3443-1

お問い合わせ

日本農薬株式会社
〒104-8386 東京都中央区京橋1-19-8 京橋OMビル
国内営業本部 技術普及部 広告宣伝グループ
TEL:0570-09-1177

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