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パキラをお部屋で上手に育てるコツ。剪定のポイントや植え替えの注意点などを愛好家が解説

itoh.tomohiro

ライター:

パキラをお部屋で上手に育てるコツ。剪定のポイントや植え替えの注意点などを愛好家が解説

育てやすさと見た目の美しさから、オフィスや家庭で広く愛されているパキラ。背丈ほどもある立派な大鉢から、編み込みスタイルのスリムな鉢植え、手のひらサイズの鉢植えや水耕栽培まで空間に合わせて多様なアレンジを選べる魅力的な観葉植物です。この記事では、パキラの歴史や名前の由来、上手に育てるコツを詳しく解説。剪定や植え替えの詳しい手順など、初心者から多く寄せられる疑問にもお答えしていきます。

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パキラってどんな植物?

幸運を呼ぶマネーツリーとして人気の観葉植物になったパキラの歴史や原産地、名前の由来などを解説していきます。

パキラの歴史

パキラは、主に中南米の熱帯雨林や湿地帯に自生するアカネ科の常緑樹。自然環境では18mもの高さまで成長します。

パキラが「幸運を呼ぶ植物」として注目され始めたのは風水文化が根強い台湾です。パキラの苗を編み込んで育てたものが、マネーツリー(金運の木)として広まりました。5本の幹を編んだパキラは「五行」を象徴し、金運を高めるとされています。

1980年代後半から1990年代初頭の観葉植物ブームとともに日本にも輸入されるようになり、その華やかさや育てやすさからインテリアグリーンとして定着しました。

「パキラ」という名前の由来

学名「Pachira」は、ガイアナやスリナムの先住言語に由来するとされています。具体的な語源は不明ですが、熱帯地域の植物に付けられる名称として、17~18世紀の植物学者によって採用されました。

英語圏では「Money Tree(マネーツリー)」や「Malabar Chestnut(マラバー栗)」とも呼ばれます。Money Treeは金運を呼ぶ植物として広まったことに由来し、Malabar Chestnutは、ローストして食べることができるタネの風味が栗に似ていることからきています。

パキラを栽培するポイント

パキラを栽培する際の日当たりや置き場所、栽培に必要となる道具類を知ることで、トラブルなく上手に育てられます。

日当たりと置き場所のポイント

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熱帯原産のパキラは明るい光を好みます。レースカーテン越しの柔らかい日光や明るい室内光が最適です。夏の強い日差しは要注意。直射日光は葉焼けの原因になるため避けましょう。耐陰性があるため日陰でも育ちますが、光が不足すると葉が落ちたり、茎がひょろ長く徒長することがあります。

パキラは湿気を嫌うため、夏は風通しが良い場所を選びましょう。蒸れは根腐れやカビの原因になります。冬は室内で10℃以上を保ち、LED植物育成ライトを補助的に使うのもオススメです。

風水を意識する場合には「東」や「東南」の方角に置くと金運アップに役立つとされています。

準備する道具

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根腐れ防止のために、水はけの良い鉢を用意しましょう。受け皿も用意すると床の汚れ防止に便利です。培養土は水はけの良い観葉植物用の土がオススメ。パキラ専用土も園芸店やオンラインショップで手に入ります。

栽培管理のためのジョウロ、園芸バサミ、小型のスコップ、観葉植物用の緩効性肥料(粒状)や液体肥料、光量を補いたい場合はLED植物育成ライトも用意すると良いでしょう。

パキラの栽培歴

暮らしのさまざまなシーンでパキラを見ることができます。家庭用はもちろん「マネーツリー(金運の木)」としてビジネス上でのプレゼントに使われることも多いので、オフィスやクリニック、ショップなどに必ず1本はあるといってもいいほど定着していると思います。

筆者は会社員時代はオフィスの観葉植物のお世話を通じてパキラの鉢植えを見守ってきましたし、現在も自宅で小ぶりの鉢植え2つを、実家でも大きめのパキラを育てています。病害虫に強く、光量が少なめでも元気に育つので、初心者にも育てやすい観葉植物だと感じます。

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夏場の管理の基本

夏(6~8月)は高温多湿で成長が活発な時期ですが、過湿や直射日光に注意が必要です。1週間に1~2回程度、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷり与えます。受け皿にたまった水は根腐れの原因になるため必ず捨ててください。

暑さには強い植物ですが、35℃以上では葉が萎れる可能性があります。真夏の昼間はエアコンの冷風が直接当たらない室内で管理するのがオススメです。

夏はハダニやカイガラムシが発生しやすい季節です。葉の裏を定期的にチェックし、発見したら濡れた布で拭き取るか、専用の殺虫剤(観葉植物用)を使用しましょう。

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冬場の管理の基本

冬のパキラ管理は、控えめな水やりと明るい光、10℃以上の暖かい環境が鍵となります。肥料は基本的に不要で、葉水と風通しで健康を維持。光が足りない場合は育成ライトを活用します。

成長が緩やかになる冬場は、低温や乾燥に注意が必要です。水やりは土が完全に乾いてから2~3日後に少量与えます。

冬は光量が減るので、できるだけ明るい場所を選び、光不足の場合は、LED植物育成ライトを活用します。徒長を防ぐため、鉢を時々回転させて光を均等に当てるのがコツです。

窓際は夜間に冷えるのでカーテンで冷気を遮るなどの工夫を行い、エアコンやヒーターの温風が直接当たらない室内での管理が基本です。肥料を無理に与えると根を傷める可能性があります。

パキラの肥料と土の手入れ

初心者におすすめなのが、粒状で長期間効果が続く緩効性肥料です。育てているパキラが元気がない時にはハイポネックスなどの液体肥料のほうが即効性があり、濃度の細かい調整が可能です。

成長期の4月~9月ごろは1~2か月に1回の頻度で緩効性肥料を与えます。液体肥料は元気がない時か、2週間に1回のペースで与えます。

休眠期となる10月~3月ごろは肥料は不要です。暖房の効いた室内で成長が見られる場合のみ、1~2か月に1回、薄めた液体肥料を少量与えます。パキラは葉から肥料を吸収しにくいので、肥料は葉ではなく土に与えるのが基本です。

パキラの剪定のコツ

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伸びすぎた枝や乱れた形を調整して樹形を整え、混み合った枝を間引いて風通しと光を確保します。弱った枝や枯れ葉を除去することで新しい芽の成長が促され、病害虫の予防にもなります。

剪定に最適な時期は成長期が始まる4月~5月ごろ。この時期は剪定後の回復が早いです。
夏場は軽い剪定に留め、傷の回復が遅い冬場の剪定は避けましょう。
清潔で切れ味の良い剪定バサミを用意し、 剪定前後はアルコール消毒して病気の拡散を防ぎます。

「伸びすぎた枝」「弱った枝や枯れ葉」「混み合った枝」を切って風通しと日当たりを良くします。パキラは切り口の近くの節から新芽が出ます。外側に向いた芽の上を選ぶと広がる形になります。パキラは切り口から多量の樹液が流れ出すことはありませんが、太い枝を切った時には癒合剤を塗ると安心です。剪定枝は挿し木(水挿しや土挿し)で増やせるのでぜひチャレンジしてください。

剪定が必要な理由とそのタイミング

パキラは成長が早いため、枝が伸びすぎたり不均等になりがちです。剪定でバランスの良い形を維持することでインテリアとしての美しさを保てます。

春ごろの剪定で混み合った枝を間引き、風通しが良くなることでハダニやカビなどの病害虫を予防できます。枯れ枝や弱った葉を除去することで栄養を健康な部分に集中させます。

室内栽培ではスペースが限られるため、適度な剪定で大きさを調整します。過度な成長を抑え、置き場所に適したサイズに保ちます。

剪定に必要な道具と使い方

枝や葉を切る主要な道具が園芸用ハサミです。パキラの細い枝に適した小型のハサミが理想です。剪定前にハサミの刃をアルコール(70%エタノール)で拭き、消毒します。剪定後にも消毒を行い、錆防止のため乾燥させて保管します。

切り方のポイントと注意点

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切りたい枝の節(葉の付け根)の1~2cm上を、45度斜めにカットします。斜め切りにすることで腐敗の原因となる水が溜まりにくくなります。
成長がほぼ止まる冬場の剪定は回復を遅らせ、ストレスになるため避けましょう。ただ、枯れ枝や病気・害虫が見られる場合には季節を問わず最小限の剪定を行います。

パキラの植え替えの基本

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鉢の中で根が詰まると水や栄養の吸収が悪くなり、成長が停滞するので定期的な植え替えが必要です。植え替えの適期や鉢と用土の選び方、手順、植え替え後の水やりと管理方法などを解説します。

植え替えの適切な時期とは?

2~3年に1回、または根が鉢底から出てきたり、土が固くなってきた時に行います。4月~6月頃が植え替えの適期で、この時期は根が新しい土に馴染みやすく、植え替え後の回復がスムーズです。気温が20~25℃程度で安定している時期が理想的です。

寒さで成長が鈍り、根への負担が大きくなる冬場や高温多湿で根腐れのリスクが高まる真夏は植え替えを避けましょう。

鉢と用土の選び方

鉢のサイズは現在のものより一回り大きく、直径で2~3cm程度大きいものが適しています。大きすぎる鉢を選ぶと水が溜まりやすく、根腐れのリスクが高まります。
軽くて水分が蒸発しにくいプラスチック鉢は初心者に向いています。素焼きの鉢は通気性が良いものの乾燥しやすいため、水やりに気をつけましょう。

パキラは水はけが悪い環境だと根が傷みやすいため、底に排水穴があるものが必須です。受け皿に溜まった水はこまめに捨てましょう。
用土は虫や匂いの発生リスクが少ない観葉植物専用の土がオススメです。100円ショップでも入手可能です。

根の状態を確認しながら植え替える手順

現在の鉢を軽く傾け、根鉢を崩さないようにそっと引き抜きます。根が絡まっている場合は無理に引っ張らず、鉢を軽く叩いて土をゆるめると取り出しやすくなります。
取り出した根鉢の土を軽く手でほぐし、根の状態を確認します。健康な根は白っぽく弾力がありますが、健康状態が悪いと黒く変色していたり、柔らかく腐ったような根になります。根の傷んだ部分は清潔なハサミで切り取ります。

新しい鉢の排水性をより高めたい場合には軽石を薄く広げ、その上に鉢の1/3程度まで用土を入れます。中央にパキラを置いて位置を調整し、土を少しずつ加えながら鉢を軽く叩いて土を落ち着かせます。用土を強く押し込みすぎると根が圧迫されるので、軽く押さえる程度にします。

植え替え後の水やりと管理方法

植え替えが終わったら鉢底から水が流れ出るまでたっぷり水やりし、直射日光の当たらない風通しの良い半日陰の場所で1~2週間は管理します。この期間は根が新しい土に適応する時間なので、水やりは土の表面が乾いたら行う程度に控えめにします。
根の状態をしっかりと確認しながら植え替えを行うことで、パキラが新しい環境に順応して元気に育ちます。

パキラを長く楽しむための管理のコツ

パキラを長く楽しむための適切な水やりや肥料の選び方、害虫や病気への対処などの日常管理を解説します。

適切な水やりの頻度とタイミング

パキラは過湿に弱く、根腐れを防ぐために土の状態を見ながら水やりを行う必要があります。
春から夏の成長期には、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。気温が高くパキラの成長が活発なため、通常1週間に1~2回程度が目安ですが、室内の環境や鉢のサイズ、気候によって異なります。例えば、室内が乾燥している場合や日当たりが良い場所では、頻度がやや増えることがあります。水やりは、鉢底から水が流れ出るまで与え、受け皿に溜まった水は必ず捨ててください。

秋から冬の休眠期には、成長が緩やかになるため水やりの頻度を減らします。この時期は、土が完全に乾いてから2~3日待ってから水を与えるのが良いでしょう。おおよそ2~3週間に1回程度が目安ですが、室内の暖房や乾燥具合によって調整が必要です。冬場は特に過湿を避けるため、土が湿った状態が続かないよう注意してください。

タイミングとしては、朝の涼しい時間帯に水やりを行うのが最適です。夜間に水を与えると、気温の低下で土が湿ったままになって根腐れのリスクが高まります。パキラの葉に水をかける場合は、霧吹きで軽く湿らせる程度にし、葉に水滴が残らないよう換気します。

肥料の選び方と与えるタイミング

パキラには観葉植物用の肥料が最適です。液体肥料は水で薄めて与えるため即効性があり、細かな調整がしやすいです。緩効性固形肥料は土に置くだけでゆっくり栄養が供給されるので手間が少ないです。
有機肥料も使用可能ですが、匂いや虫の発生リスクがあるため観葉植物にはあまりオススメできません。

春から夏は栄養を吸収しやすいため、液体肥料の場合は2週間に1回程度、緩効性固形肥料の場合は1~2カ月に1回の頻度で与えます。秋から冬の休眠期はパキラの成長がほぼ止まるため、肥料は与えなくても大丈夫。無理に施肥すると根に負担がかかり、弱ってしまう可能性があります。植え替え直後のパキラは、根が新しい土に馴染むまでの1カ月ほどは肥料を与えないようにしましょう。

害虫や病気への対処

パキラは病害虫に強い植物ですが、過湿や排水不良が原因で根が黒く軟らかくなり、葉がしおれたり黄変する「根腐れ」と葉に白い粉状のカビが生える「うどんこ病」に注意が必要です。湿気が高く風通しが悪い環境で発生しやすいため、風通しの良い環境を整え、過度な水やりを控えることで、害虫や病気のリスクを減らせます。葉水をする際は、夜間ではなく乾燥しやすい朝に行い、水滴が残らないよう換気します。これらの管理を徹底することで、パキラを健康に保ち、害虫や病気から守れます。

剪定や植え替えをスムーズに行うための年間スケジュール

4月 植え替え or 剪定
6月 緩効性肥料の施肥・水やりは鉢が乾いたらたっぷり
8月 緩効性肥料の施肥
9月 病害虫が発生した場合は部分的に剪定
10月 緩効性肥料の施肥
11月 水やりの頻度を少なく・冬場の肥料は不要

気を付けたい病害虫

パキラは比較的害虫がつきにくい植物ですが、発見した場合は物理的に取り除き、必要に応じて殺虫剤や駆除剤を使用しましょう。下記では特に気を付けたい病害虫について詳しく解説します。

カイガラムシ

カイガラムシは茎や葉の裏に白い綿状や硬い殻のような姿で付着し、樹液を吸って弱らせます。発見したら、歯ブラシや綿棒で物理的に取り除き、ひどい場合は観葉植物用の殺虫剤(スミチオンなど)を希釈してスプレーします。

ハダニ

ハダニは高温乾燥時に葉裏に発生し、細かい網を張りながら吸汁します。葉に白い斑点や黄変が見られたら、水で湿らせた布で葉を拭き、霧吹きで湿度を高めるか、専用のダニ駆除剤を使用します。

アブラムシ

アブラムシは新芽や若い葉に群がり、植物を弱らせます。水で洗い流すか殺虫剤で対処します。定期的に葉を水拭きし、風通しを良くして湿度を適度に保つことで害虫予防になります。

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パキラの剪定や植え替えに関するよくある質問

パキラを育てている方が直面しやすい疑問についてわかりやすく解説します。パキラの剪定や植え替えをスムーズに行うことで、元気な状態を維持できます。観察を怠らず、環境に応じて管理を調整することが大切です。

Q.いつ剪定するのが良いですか?

A.剪定に最適な時期は、成長が活発な春から初夏(4月~6月頃)です。この時期は植物の回復力が高く、剪定後の新芽の成長が期待できます。剪定の目的は、形を整えたり、混み合った枝を整理して風通しを良くしたりすることです。例えば、伸びすぎた枝や内側に絡む枝を、清潔なハサミで切り、切り口は斜めにすると水が溜まりにくく病気予防になります。

Q.剪定しすぎるとどうなりますか?

A.パキラは強剪定にも耐えますが、一度に3分の1以上の枝葉を切ると成長が遅れることがあります。少しずつ切り、様子を見ながら進めるのが安全です。

Q.剪定枝の活用法は?

A.健康な枝は挿し木として利用可能です。10~15cm程度に切り、葉を2~3枚残して水はけの良い土に挿し、明るい半日陰で管理すると根が出ることがあります。

Q.どのくらいの頻度で植え替えるべきですか?

A.パキラは2~3年に1回、または根が鉢底から出てきたり土が固くなってきた場合に植え替えが必要です。最適な時期は春から初夏(4月~6月頃)で、気温20~25℃の安定した環境が理想です

Q.植え替え時に根をどう扱ったらいいでしょうか?

A.根の状態を確認し、黒く腐った根は清潔なハサミで切り取り、健康な白い根を残します。新しい鉢は一回り大きく、排水穴のあるものを選び、水はけの良い観葉植物用土に植え替えます。植え替え後は直射日光を避け、1~2週間は水やりを控えめにし、根の定着を促します。

Q.植え替え後に葉が落ちるのはなぜですか?

A.これは植え替えによるストレスが原因で、根が新しい土に適応するまでの正常な反応である場合が多いです。適切な水やりと風通しの良い半日陰での管理を続ければ、通常は回復します。過湿状態が続くと根腐れのリスクがあるため、土の乾き具合を確認しながら水やりを調整してください。

Q.植え替え後に肥料は必要ですか?

A.植え替え直後は根が安定するまで(約1カ月)肥料を控え、成長期(4月~9月)に観葉植物用液体肥料を2週間に1回程度与えるのが適切です。

華やかなパキラを身近に感じるハッピーライフを!

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「幸運を呼ぶ植物」として人気のパキラですが、スタイリッシュな5枚の葉は艶があって色合いも美しく、空間に華を添えてくれる存在です。日常管理もラクな観葉植物ですし、園芸店やホームセンター、100円ショップでも入手できます。ぜひ住まいやオフィスに招いて、ハッピーライフを送ってください。

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