リビンマッチとは?
一括査定サービスってどんなもの?
リビンマッチの不動産一括査定サービスは、面倒な個別連絡や情報収集を省き、物件情報を入力すれば、最大6社の不動産会社から査定結果を受け取ることができます。各社から届いた査定額や対応内容を比較することで、自分にとって最も信頼でき、条件の良い不動産会社を選ぶことができるのが大きな魅力です。手間をかけずに複数の選択肢を得られるため、不動産売却がはじめての方でも安心して使える仕組みになっています。
どのような物件に対応しているのか?
リビンマッチは、居住用・事業用を問わず、さまざまな不動産の査定に対応しています。たとえば、マンションや一戸建て、土地といった一般的な住宅用物件はもちろんのこと、一棟アパートや投資用マンション、一棟ビル、店舗、倉庫、工場、さらには農地なども査定対象です。法人名義の物件や収益物件についても対応しているため、個人ユーザーから不動産投資家・法人オーナーまで、幅広いニーズに応えられる点が特徴です。
運営会社は?
リビンマッチを運営しているのは、リビン・テクノロジーズ株式会社という企業です。2004年に設立され、2019年には東証グロース市場(旧マザーズ)に上場。本社は東京・中央区にあり、大阪や福岡にも拠点を構えています。全国2,100社以上の不動産会社と提携し、累計査定依頼件数は100万件以上と業界でもトップクラスの実績を誇ります。さらに、プライバシーマークを取得し、個人情報保護への取り組みにも力を入れており、安心して利用できる体制が整っています。
リビンマッチの特徴
全国2,100社以上と提携し、多彩な不動産に対応
リビンマッチの最大の特徴は、全国2,100社以上の不動産会社と提携している点にあります。大手の不動産会社はもちろん、地元密着型の中小企業とも幅広く連携しており、都市部だけでなく地方の物件にも対応可能です。対応物件は幅広く扱っているので、売却の選択肢が格段に広がり、ニーズに応じたマッチングがしやすい環境が整っています。
申し込み手順が非常にシンプル
リビンマッチは、査定の申し込み手順も非常にシンプルで使いやすい設計です。トップページで物件種別や所在地を選択し、チャット形式の質問に答えていくだけで査定依頼が完了します。公式にも「最短45秒で入力完了」と案内されており、スマホやパソコンに不慣れな人でも迷わず進められる点が評価されています。
査定だけでなく、土地活用や賃貸経営にも対応
リビンマッチは単なる不動産売却サービスにとどまらず、たとえば「土地を売るか活用するか迷っている」といったケースでも、複数企業からアドバイスを受けられる体制があり、不動産の扱いに不慣れな方でも意思決定をしやすくなっています。特に地方在住者や相続不動産を抱える方には、選択肢を広げられる大きな強みとなります。
地域密着型の業者に出会える
全国約2,100社以上の提携不動産会社の中から査定依頼先を選定する仕組みのため、大手だけでなく地域密着型の中小業者にも依頼が可能です。地方の物件でも、地元の需要や特徴に詳しい業者から査定を受けられるのは大きな強みで、都市部だけでなく郊外や地方の売却にも対応します。こうしたきめ細かな対応は、大手にはない柔軟な提案や地域に最適な価格設定につながりやすいです。
リビンマッチを利用するメリット・デメリット
メリット
リビンマッチを利用する最大のメリットは、複数の不動産会社に無料で査定を依頼し、査定額や提案内容を比較できる点です。最大6社まで提示される査定結果を見比べることで、「この会社は相場より高く出している」「こちらの会社は交渉に強い」といった判断材料が増え、結果的に売却価格が高くなりやすい傾向があります。
実際に「早期売却・希望価格での成約につながった」といった成功例も報告されており、特に提示価格に納得感があるケースが多く見られます。
さらに、意外と知られていないメリットとして、リビンマッチは不動産売却だけでなく買取査定にも対応しており、買い手がすぐに決まる買取方式を希望するユーザーにも役立ちます。
デメリット
一方でデメリットとして目立つのが、電話連絡が多いとストレスを感じる利用者が少なからずいる点です。口コミでは「1日に数回電話が来て対応が大変だった」「断っても別業者から繰り返し電話が来た」といった不満が散見されます。
これは提携先業者による営業活動の一環であり、リビンマッチ自体による直接の介入はありませんが、自分の連絡希望(メールのみ希望など)を明記しても、対応しきれない業者もあるようです。しつこく感じた場合には、業者やリビンマッチに連絡して停止措置を依頼しましょう。
さらに査定額には業者間で差が生じることもあります。これは複数社の査定を比較できるメリットでもありますが、査定内容や前提条件が異なるため、額のばらつきが大きい場合には調整や根拠を確認する必要があります。特に地方で査定を受けられる業者が少ない場合、「1~2社しか査定が出なかった」という声もあり、査定数が少ないと判断材料が限られてしまう可能性があります。
リビンマッチの使い方(手順)
1. 査定フォームに物件情報を入力する
まずは、リビンマッチの公式サイトにアクセスし、トップページから「不動産売却査定」や「不動産買取査定」のフォームに進みます。
最初に、物件の種類(戸建て・マンション・土地・アパートなど)と所在地(都道府県、市区町村、町名)を選択します。次に、建物の面積や築年数、間取り、物件の現況(空き家・居住中・賃貸中など)を入力。マンションの場合は、マンション名や部屋番号も求められます。
さらに、所有者との関係(本人・家族など)、売却理由(住み替え・相続・離婚など)も選択式で回答するだけ。最後に名前、年齢、電話番号、メールアドレスを入力して完了です。査定依頼自体は最短45秒で終わるように設計されており、パソコンやスマホが苦手な方でも直感的に操作できるインターフェースになっています。
また、電話が苦手な方は「メールでの連絡を希望」と自由記入欄に明記することで、ある程度対応してもらえるケースもあります。
2. 最大6社から査定結果や連絡が届く
フォームを送信すると、入力された情報がリビンマッチと提携する不動産会社に共有されます。対応エリア内で条件に合致した最大6社から、最短当日中に電話またはメールで連絡が届くのが一般的です。
業者によっては訪問査定を提案してくることもありますが、多くはまず机上査定(物件情報だけでの仮査定)からスタートします。複数社が同時に連絡してくることもあるため、対応時間帯や連絡手段に希望がある場合は、申し込み時に記載しておくと安心です。
査定価格はもちろんのこと、各社の対応スピードや説明のわかりやすさ、営業姿勢などを比較しながら、信頼できそうな業者を選ぶ準備をしましょう。
口コミでは「3社からはすぐに電話がきた」「最初の1社が当日中に対応してくれた」など、スピーディな対応を評価する声が多く見られます。ただし、「一気に何社も連絡が来てびっくりした」という意見もあるため、あらかじめ心構えをしておくとスムーズです。
3. 査定結果や対応を比較し、依頼先を決定する
複数の業者から提示された査定価格が出そろったら、それぞれの査定額と説明内容を比較検討していきます。ここで重要なのは、単純に「査定額が高い会社=良い会社」と判断しないことです。
高すぎる査定は、媒介契約を獲得するための釣り査定である可能性もあり、売却が長引く原因になることもあります。各社が提示する価格の根拠を聞き、販売戦略や売却までのスケジュールについて具体的な説明があるかをチェックしましょう。
また、電話やメールでの対応が丁寧で迅速か、無理な営業をしてこないかといった点も、信頼できる不動産会社を選ぶうえでの判断基準になります。納得できる1社(または専任媒介であれば1社、一般媒介であれば複数)と媒介契約を結べば、いよいよ本格的な売却活動が始まります。なお、リビンマッチの段階ではまだ契約は発生しておらず、キャンセルや再検討も自由です。
リビンマッチはこんな人におすすめ
なるべく高く不動産を売りたい人
リビンマッチは最大6社に同時に査定依頼でき、それぞれの査定額や提案内容を比較することで、「最も高く売れる可能性がある業者」を選べます。これは1社だけに査定を依頼した場合と比べて、数十万円以上の売却価格差が出ることもあるため、非常に大きなメリットです。
また、提携する会社には大手だけでなく地域に根差した優良業者も含まれており、地元の買い手情報を持っている会社とマッチすることで、相場より高い価格で売却できたという実例もあります。実際の口コミでも「思った以上に高く売れた」「複数社の中から信頼できる担当者を選べた」という声が見られ、少しでも高く売りたい人には非常に相性が良いサービスといえるでしょう。
地元の不動産会社に相談したい人
リビンマッチは、全国2,100社以上の不動産会社と提携しており、その多くは地元密着型の中小企業です。都市部に限らず、地方の農地や空き家、古家付きの土地といった「扱いが難しい物件」であっても、地域特性を熟知した会社とつながることができます。
こうした会社は、近隣での取引事例や買主の傾向など、そのエリアに精通したリアルな情報を持っており、より的確な査定や売却戦略を提案してくれるのが特長です。
実際、「地方の実家を相続したが、どこに相談すればよいか分からなかった」というケースでも、リビンマッチを通じてスムーズに売却まで進んだという事例があります。都会の不動産会社よりも柔軟な対応をしてくれることも多く、「地元の空気がわかる人に頼みたい」「遠方の実家を誰かに任せたい」という人にもおすすめです。
まずは相場だけ知りたい人
「今すぐ売るつもりはないけれど、自分の不動産がどれくらいの価値があるのか知っておきたい」そんなニーズにもリビンマッチはぴったりです。査定フォームは非常にシンプルで、必要な情報を入力すれば最短45秒で複数社に査定依頼を出すことができます。
机上査定であれば訪問不要で、物件情報を元にメールや電話で査定価格を受け取れるため、相場の感触をつかむだけでもOK。もちろん、申し込み後に売却を強制されることは一切ありませんし、費用も完全無料です。
口コミでも「とりあえず価格を知りたかっただけだが、参考になった」「他社よりも簡単で使いやすかった」といった声が見られます。将来の住み替えや相続対策のために、自分の不動産の価値を把握しておきたいという人にとって、リビンマッチは最初の情報収集ツールとして非常に有効です。
よくある質問
本当に無料なの?
リビンマッチは査定依頼から成約まで完全に無料で利用できます。ユーザーが費用を支払う必要は一切なく、運営会社は提携不動産会社からの紹介料で運営している仕組みです。不動産会社との媒介契約が成立して売却が実現した場合にのみ、仲介手数料などの取引時の費用が発生しますが、査定自体や相談までは一切無料です。費用面での心配が不要なため、「まず相場だけ知りたい」という段階でも安心して利用できます。
売らなくても問題ない?
査定を依頼した結果、実際に売却をしなくても全く問題ありません。査定依頼はあくまで情報収集のために行うものであり、「売るかどうかは後で決めたい」というユーザーでも気軽に利用できます。実際、「見積もりだけ見て終わり」にするユーザーも多く、料金や義務は発生しません。売却の意思が固まる前に「まず相場を把握したい」という段階での利用にも適しています。
地方の物件でも使える?
リビンマッチは全国47都道府県をカバーしており、地方の物件でも査定依頼が可能です。しかし、実際には地元密着型の不動産会社を含めた査定が受けられるという声も多く、「地方でも複数社の査定が受けられて良かった」と評価されています。
査定結果はいつ届く?
査定結果が届くまでの目安は、早ければ1日以内、通常は1~3営業日程度です。物件の種類や地域、依頼した不動産会社数によって変動しますが、概ね数日で連絡が来ることが多いようです。特に急ぎの場合は、査定依頼時に「早く知りたい」と依頼に追加しておくと、優先的に対応してくれる企業もあります。メールまたは電話で連絡が来るので、希望の連絡方法を指定しておくのがスムーズです。
まとめ
リビンマッチは、最大6社の不動産会社に一括で無料査定を依頼できる便利なサービスです。都市部から地方物件まで幅広く対応しており、初めての売却でも安心して比較・検討できます。簡単な入力で査定結果が届くため、相場を知りたい方にも最適。営業連絡がやや多い点には注意が必要ですが、全体としては「高く売りたい」「地元業者に頼みたい」「まず情報収集したい」人にとって非常に心強い選択肢です。