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秋葉さんの実例から読み解く、ハクサイ「初美月(はつみづき)」の実力とは?

秋葉さんの実例から読み解く、ハクサイ「初美月(はつみづき)」の実力とは?

大規模農家・秋葉邦広さんは、15haの圃場でキャベツやハクサイなどを栽培する中、2021年からハクサイ「初美月」の試作を開始。11月中旬から翌年3月上旬まで安定出荷を実現しています。

「病害に強い品種を探している」「暖冬でも安定して出荷したい」「収穫時期を調整して有利に売りたい」——そんなお悩みをお持ちの方へ。

実際に4年間使い続けてきた生産者のリアルな声から、「初美月」がどんな現場で、どんなふうに役立つのかを具体的にご紹介します。

該当する方は、ぜひ最後までお読みください。

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秋葉農事代表の秋葉邦広(あきばくにひろ)さん

秋葉さんが語る「初美月」の導入効果

  • 病気に強く、他品種が出荷不能になる中でも安定出荷
  • 暖冬でも株が暴れず、形状・品質ともに優秀
  • 1月下旬まで芯の伸びが少なく、在圃性が高い
  • 相場を見ながら出荷時期を調整できる柔軟性

暖冬年でも長玉にならずきれいな形状を保つ
※2024年11月撮影

耐寒性があり、そろいのよい「初美月」
※2024年11月撮影

秋葉さんは「初美月」の導入により、病害によるロスを最小限に抑えながら、毎年安定した品質のハクサイを市場に届けています。

産地リポート JA常総ひかり八千代地区経済センター管内導入事例

茨城県最大のハクサイ産地で進む「初美月」の導入

ハクサイの生産量が全国第1位を誇る茨城県。その中でも県西部に位置するJA常総ひかりの管内は、平地が多く肥沃な土地に恵まれ、冬季の日照時間も長いため、露地野菜の生産が盛んな地域です。特に冬場のハクサイは、霜の影響で葉肉が柔らかくなり、甘みが増すことから、高品質なハクサイが収穫できることで知られています。
この地域で注目を集めているのが、耐病性と在圃性に優れた「初美月」です。今回は、地域の若手生産者をリードする秋葉農事代表・秋葉邦広さんに、「初美月」の評価や導入の経緯、栽培の実際についてお話を伺いました。

導入の経緯:試作から見えた「初美月」の万能性

「『初美月』の欠点ですか……病気にも強いし、特にないですね。いい品種ですよ、本当に。」
そう語る秋葉さんは、15haの圃場でキャベツを中心に多品目を栽培しており、ハクサイは5haに作付け。11月中旬から3月上旬にかけて出荷しています。
品種選定に常にアンテナを張っている秋葉さんは、「初美月」がまだ試作品種だった2021年からいち早く試作を開始。4年間の栽培を通じて、その“万能性”を実感してきました。

病害に強く、在圃性にも優れる「初美月」の特性

11月以降に収穫する早生から中早生品種は、晩秋まで続く高温の影響で黒腐病などの細菌病が発生しやすく、産地を悩ませています。秋葉さんの圃場でも他品種が病害で出荷不能になる中、「初美月」は外葉にわずかな病症が見られたものの、内部には進行せず、出荷サイズまでしっかりと育ったそうです。
「さまざまな作物と並行して栽培する中で、『初美月』は毎年安定した品質で出荷できるんです。他の品種が病気で出荷できなくなる中、この品種は耐えてくれるので、栽培しやすいですね」と秋葉さんは振り返ります。

年明け出荷にも対応する在圃性と品質

「初美月」は、暖冬でも株が暴れにくく、長玉になりやすい状況でも太りがよく、尻張りも美しい形状に仕上がります。こうした点が、青果品質の高さにつながっています。
また、葉色が濃く耐寒性にも優れているため、秋葉さんの圃場では、1月上旬まで無結束栽培でも葉の傷みが少なく、出荷が可能です。晩抽性・在圃性も安定しており、1月下旬までは芯の伸びも問題ないとのこと。「在圃性があるので、相場を見ながら出荷を調整できるのは大きい。農家としてはありがたいですね」と秋葉さんは語ります。

今後の展望

秋葉さんは「去年やったことがそのまま次の年でうまくいったことは一度もない」と話します。異常気象が常態化する中、品種選びや栽培の見極めはますます重要になっています。
そんな中で、「初美月」は4年間にわたり安定した成果を出し続けており、秋葉さんは来年度から11月下旬〜1月中旬収穫のメイン品種として、作付面積を大幅に増やす予定です。

秋葉さんの実例に学ぶ品種特性のまとめ

  • 耐病性:根こぶ病やべと病にも強いが、黒腐病にも強く栽培しやすい
  •     ※環境条件や苗のレースによっては発病する場合があります

  • 在圃性:1月下旬まで芯の伸びが少なく、葉の傷みも少ない
  • 形状:太りがよく、尻張りも美しい。葉色が濃く、見た目も良好
  • 収穫期:年内~年明け1月までの安定出荷が可能

詳しい品種情報はこちら

秋葉さんの実例から読み解く、「初美月」が力を発揮する生産者とは?

✔複数の作物を育てていて、作業の効率や安定出荷を重視する方
 → 作業が重なる時期でも病害に強く、手間がかかりにくいので安心です。

✔気候の変化や病気のリスクに悩んでいる方
 → 暖冬や病害があっても、品質を保って収穫できるので、天候に左右されにくいです。

✔市場価格を見ながら出荷タイミングを調整したい方
 → 1月下旬まで畑に置いておけるので、価格のよい時期を狙って出荷できます。

秋葉さんのように、変化の多い環境でも安定した収穫を目指す生産者にとって、「初美月」はとても心強いパートナーになるはずです。
異常気象と病害のリスクが高まる冬場のハクサイ栽培を「安定」して乗り越えたい方は、まずは少量からでも「初美月」をお試しください。

詳しい品種情報はこちら

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