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舞台ファームが神明HDと業務提携 “食と農”の持続可能なシステム構築へ

舞台ファームが神明HDと業務提携 “食と農”の持続可能なシステム構築へ

グループ売上高約61億円。日本最大級の農業法人・株式会社舞台ファームが7/29、株式会社神明ホールディングスとの業務提携を発表しました。農業労働力の高齢化や担い手不足が深刻化している中、この業務提携はどのような活路を見出してくれるのか。その中身について迫ります。

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業務提携で“食と農”の持続可能なシステムの構築を目指す

舞台ファームは宮城県仙台市に本社を置く、日本最大級の農業法人。食の生産から加工、流通・販売まで一貫して手がけると同時に、「オープンプラットフォーム構想」として、地域農業者、自治体、他業種企業、学術組織などと積極的に連携を図っています。

そんな舞台ファームが業務提携をしたのは株式会社神明ホールディングス(以下、神明HD)です。米の卸売業を中心に幅広い事業を展開する他、生産者が抱える課題に対する解決策を提案・提供し農業分野を強化する仕組み作りにも取り組んでいます。

今回、農業の未来を担う二社が業務提携を通じて、これまで培った知見と技術を結集。農業労働力の高齢化や担い手不足など日本農業が直面する課題解決のために、“食と農”の持続可能なシステムの構築を目指します。

「営農型ソーラーシェアリング」協同事業で新たな営農モデルを

舞台ファームは営農型ソーラーシェアリング(※)を軸にしたグリーンエナジー事業の推進に取り組んでいます。
中でも、レタスを栽培している次世代植物工場「美里グリーンベース」の南側水田に設置を進めている営農型ソーラーシェアリング施設は日本最大級。同施設を活用することで、美里グリーンベースで使用している電力の約78%を太陽光発電で賄うことができる他、周辺農家への電力供給やスマート農業推進、災害時の地域住民への電力供給も可能になります。
※営農型ソーラーシェアリング…農地に太陽光パネルを設置し、農業と発電を両立させる取り組みのこと

美里における営農型ソーラーシェアリング設置図

美里における営農型ソーラーシェアリング設置図


そこで舞台ファームは、米に関する高い専門性や豊富な経験をもつ神明HDの協力・支援のもと、営農型ソーラーシェアリング施設を共同実証。実証で得られたノウハウや技術を基盤に「新たな営農モデル」を構築し、両社で全国展開を目指します。

これらが実現できれば、創出された電力の有効活用による農業所得の向上や、スマート農業の推進による生産性の飛躍的向上、そして持続可能な農業への転換が期待されます。

営農型ソーラーシェアリング 美里モデル

営農型ソーラーシェアリング 美里モデル

持続可能な“食と農”に向けた多様な取り組み

米の生産・安定供給に向けた取り組み

昨今の気象環境にも対応可能で、高品質かつ安定収量が見込める種子の提供や、安定した販路の確保を実施。

施設栽培による安定供給の取り組み

美里グリーンベースを軸とした全国展開を進めるとともに、神明グループの広域な流通ネットワークを活かし、青果物を安定的に消費者へ届ける仕組みを構築。

農業人材の育成・派遣

人材育成のノウハウを持つ二社の連携を通じ、農業生産現場の人材の強化を図り、人材派遣などによる生産者支援を推進。

農業再生支援・事業継承支援

経営改善や事業承継に課題を抱える生産者を支える「新たな支援体制」の構築を推進。

スマート農業の推進・普及

営農型ソーラーシェアリング施設での共同実証を通じ、電力をキーとしたスマート農業の先進技術などの導入を検討。生産現場の改革と食糧生産の安定化を目指します。

両者の強みが生み出す化学反応を全国へ

ここで挙げた取り組みにとどまらず、多様な取り組みやプロジェクトを実施していく予定。農業の未来を担う二社の業務提携に目が離せません。

舞台ファームの代表取締役社長・針生信夫(はりう・のぶお)さんは、
「神明HDは、米分野における確かな知見と実績、豊富な専門性を有するとともに、市場流通を核とした青果流通ネットワークを構築しています。一方、舞台ファームは高温障害に強い多収穫品種『にじのきらめき』の種子生産や、『美里グリーンベース』を始めとする施設栽培等に取組んでおり、両者の取り組みは極めて親和性が高いと感じております。今後は両社の強みが生み出す化学反応を全国へ広げ、革新的な取り組みを加速させることで持続可能な農業の実現と日本の食料安定供給に向け、なお一層邁進してまいります」と話しました。

株式会社舞台ファーム
株式会社神明ホールディングス

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