再生栽培(リボベジ)とは
リボベジとはスーパーで買った野菜や果物の根元の部分や葉っぱを使って再び育てる栽培方法です。リボベジのメリットは初心者でも始めやすいことや、植物の生命力を身近に感じることができる点です。根や葉っぱが出てくると毎日の観察が楽しくなりますし、観葉植物のようにインテリアとしても楽しめます。
キャベツをリボベジする方法
植え付け時期
8月下旬から9月
用意するもの
- キャベツ(1/4サイズだと芯が少なく難しいため、半玉サイズや一玉のキャベツを用意)
- 野菜用培養土25リットル
- 液体肥料(ハイポネックス原液6-10-5など)
- 植木鉢3号、5号、10号(あくまでも目安なので6号鉢や8号鉢でも可)
手順
1. まずは3号鉢(なければ5号鉢)を用意。野菜用培養土を入れ、倒れないように石などで固定しながらキャベツの芯を土の上に置きます。
このときに根元以外は埋めないようにします。葉っぱを埋めてしまうと土に分解されて腐ってしまいます。
また、根付くまでは日陰または遮光ネットなどで直射日光を遮った場所で管理します。

2. しばらくすると葉っぱが出てきます。わき芽がたくさん出てきますので一番上のわき芽だけを残して他のわき芽はすべて摘み取りましょう。わき芽を摘まないと栄養が分散され結球しづらくなります。
写真のキャベツを例にとると矢印のわき芽を残して、黄色い丸で囲ったわき芽はすべて取ります。わかりづらい場合は、もう少し成長して葉っぱが開いてから摘み取ってもかまいません。

3. 1カ月から2カ月で根元がぐらぐらしなくなったら、根を張っている証しなので、大きい鉢に植え替えます。
植え替えのポイント
植え替えは5号鉢、8号鉢、10号鉢と段階的に植え替える方法と、いきなり10号鉢に植え替える方法の二つがあります。
段階的に植え替える方法は、根腐れしにくくなりますが、植え替えが大変になります。
いきなり10号鉢に植え替える方法は根腐れの危険はありますが、その後の植え替えをしなくてもよいので手間が少なくなります。
私のおすすめは最初に3号鉢に植えておき、その後5号鉢、10号鉢の順に植え替える、二つの方法をいいとこどりしたスタイルです。

4. 葉っぱがある程度大きくなると、虫の被害に遭うリスクが高くなるので、防虫ネットや不織布をかぶせて防虫対策をします。

5. 11月頃に結球(球状になる状態)が始まっていない場合は、この後も結球しない可能性が高いので、室内に入れて管理します。
結球開始の目安は葉っぱが立ってきている状態です。もし結球しなくてもいい場合はそのまま屋外で管理してもよいでしょう。

6. ある程度葉っぱの枚数が増えて株がしっかりしてきたら、1週間に1回液体肥料を追肥します。

7. 3カ月経つと葉っぱの量が増えてきます。

8. 4カ月経つ頃にはキャベツの葉が大きくなり、結球が始まっています。

9. 成長のスピードに多少ばらつきはありますが、5カ月くらい経つと収穫時期になります。

キャベツの真ん中を押してみて硬くなっていれば結球し終わっていますので、収穫します。

収穫の際はキャベツの株元を切り、外側の葉っぱを取っていきます。
キャベツは結球した部分だけでなく、外側の葉っぱもすべて食べられます。
なお、3月には花が咲いてしまうため、結球していなくても2月上旬には収穫したほうがよいでしょう。
結球しなくても、葉っぱはすべて食べることができます。


直径9センチのかわいいキャベツが収穫できました♪

上手に育てるための注意点
しっかり防虫対策をしよう
キャベツはアブラナ科の野菜なので、モンシロチョウに卵を産みつけられることがあります。アオムシが発生すると駆除が難しいため、早い段階から防虫対策することが大切です。
温度管理に注意しよう
平均気温13℃以下が約1カ月続くと、キャベツは花を咲かせる準備をし、暖かくなる春に花を咲かせます。
なお、7℃以下ではほとんど成長しないので、寒くなってきたら室内で管理することをおすすめします。
食べてみた感想
サイズこそ小さいものの、味はスーパーで売っているキャベツと変わらないおいしさでした。採れたてはとてもみずみずしいのでそのまま食べてもおいしいですし、刻み昆布と和えて食べるのもおすすめです。
ぜひ採れたてのキャベツを味わってみてください。

まとめ
キャベツのリボベジは種から育てるよりも難しいですが、芯から葉っぱが出たときや根付いたときの喜びはリボベジでしか体験できません。
リボベジをしていると野菜の日々の成長の変化を見るのも楽しくなりますので、ぜひこの機会に始めてみてはいかがでしょうか。
「YouTubeでわかる! スーパーで買った野菜・果物で家庭菜園」(マイナビ出版)























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