サンシャインレッドとは?

写真提供:山梨県
サンシャインレッドの誕生について
サンシャインレッドは、山梨県が15年以上の年月をかけて育成した赤系ブドウの新品種です。正式な品種名は甲斐ベリー7で、親品種にはサニードルチェとシャインマスカットが使われています。
サニードルチェからは美しい赤色と香りを、シャインマスカットからは高い糖度と皮ごと食べられる利便性を受け継いでおり、それぞれの長所を合わせ持ったブドウとして誕生しました。2022年に品種登録され、翌年2023年にはサンシャインレッドの名称で商標登録。開発元の山梨県果樹試験場と県内農家が協力しながらブランド化を進めている、注目度の高い次世代ブドウです。
サンシャインレッドの特徴
サンシャインレッドは糖度が19度前後と高く、甘さがしっかり感じられるブドウです。濃厚ながら酸味とのバランスもよく、後味は軽やかで食べやすいのが特徴です。香りはシャインマスカットのような芳醇さに加え、赤系品種らしい華やかさがあり、口に入れるとフルーティーで上品な余韻が広がります。
また、種がなく皮ごと食べられるため、手軽さも大きな魅力。ジューシーで果肉はほどよく締まり、パリッとした皮の食感とともに楽しめます。
果粒は一粒あたり18グラム前後と比較的大粒で、贈答用にしても見栄えが良いのが魅力です。部分的に色づきが浅くなることはありますが、栽培技術によって美しい赤に仕上げられています。
サンシャインレッドは山梨県限定
サンシャインレッドは山梨県内でしか栽培が認められていないブランドブドウです。これは品質を守り、産地の魅力を高めるための取り組みで、県が作成した栽培マニュアルに沿って農家が丁寧に育てています。
まだ生産量は少なく市場に多く出回っていませんが、その希少性が価値を高め、直売所や産直通販、ふるさと納税の返礼品などで見かけると話題になるほど。山梨発のプレミアム品種として、今後ますます注目される存在です。特に近年は品評会でも高い評価を受け、人気と知名度が急速に広がっています。
サンシャインレッドの受賞実績

総合大賞受賞と次世代品種賞のW受賞
2025年9月、食べチョクぶどうグランプリ2025において、山梨県のツジファームが生産したサンシャインレッドが総合大賞を受賞しました。この品評会には全国から52軒の生産者が参加し、68品種のブドウが審査されました。
その中で、味・見た目・香り・パッケージなど複数の項目で高評価を獲得したのがサンシャインレッドです。さらに同品種は次世代品種賞でも金賞を受賞し、新しい赤系ブランドブドウとしての地位を確かなものにしました。審査員たちからは「甘さと酸味のバランスがよく、香りが上品」「見た目と食べてみた時の印象が期待以上」などの声が挙がっています。
これによりサンシャインレッドは次世代エースブドウとして広く認められることになりました。
評価されたポイント
品評会では、味覚審査だけでなく成分分析(糖度、酸味など)や外観(色の濃さ、粒の大きさ、張り)といった内容が評価されます。さらに今回は、梱包の工夫やお客様が実際に受け取ったときの体験が審査対象に含まれていました。
サンシャインレッドは甘さの上にほどよい酸味があるバランスの良さ、華やかな香り、さらにはネットの使用や袋入れといったブドウを傷めない包装技術が受賞の決め手となりました。
サンシャインレッドの旬の時期

写真提供:山梨県
サンシャインレッドの旬の時期は、毎年8〜9月。夏の終わりから初秋にかけてのわずか1カ月ほどしか市場に出回らないため、旬を逃すと翌年まで味わえない希少なブドウです。
シャインマスカットと同じ時期に出回りますが、サンシャインレッドは赤く輝く果皮がひときわ目を引き、夏の贈り物やお中元、秋の食卓を彩る特別な存在として人気を集めています。短い旬の間にしか手に入らないからこそ、シーズンには予約や取り寄せを利用する人も多いブドウです。
価格相場と入手方法

市場価格
サンシャインレッドは、生産量が限られていることから高級フルーツとして扱われるケースが多い品種です。市場では1房あたりおよそ3000〜6000円ほどで取引されることが多く、特に粒ぞろいが良く見た目も美しい大房タイプはさらに高値で販売される傾向があります。
贈答用として化粧箱に詰められたものは、2房入りで1万円前後になることもあり、その希少性とブランド力が価格に反映されています。一般的なブドウに比べると高額ですが、その味わいと存在感から特別な日に選びたい高級ブドウとして人気を集めています。
購入方法
サンシャインレッドを購入できるのは、主に旬の8〜9月の間です。通販では食べチョクなどの産直サイトで予約販売されるほか、山梨県内の直売所や観光農園でも取り扱いがあります。
特に農園直売では、その場で収穫されたばかりの新鮮なブドウを手に入れることができるのが魅力です。また、ふるさと納税の返礼品としても提供されており、ギフトや贈り物として利用されるケースも増えています。希少性が高いため、毎年シーズン前から予約が埋まることも多く、確実に手に入れたい場合は早めの注文がおすすめです。
サンシャインレッドは誰でも栽培できる?
山梨県オリジナル品種のサンシャインレッドは、基本的には山梨県内の生産者のみが栽培して良いとされているブドウです。県の育成試験場が苗木の供給を管理しており、2020年度から希望する県内農家に苗木が配られています。
2023年度までにはおよそ1万5000本が供給され、生産者は栽培管理の手引きに沿って丁寧に育成しています。県としても品質や着色、房づくりなどに関する指導が充実しており、初心者でも手引きと技術支援があれば挑戦しやすい環境があります。
苗木を植えてから収穫できるまでの期間は、一般的には約4年かかるとされ、安定生産を目指すには短梢剪定や発芽促進、台木の選定など細かい管理が求められます。
まとめ
サンシャインレッドは、山梨県が開発したオリジナルの赤系ブドウで、シャインマスカットの血統を受け継ぎつつ鮮やかな赤色と華やかな香りを持つ次世代エースとして注目されています。2025年には食べチョクぶどうグランプリ2025で総合大賞を受賞し、味わいや品質が全国的に評価されました。
旬は8月から9月のわずかな期間だけで、流通量も限られるため非常に希少です。市場価格はやや高めですが、その価値に見合う満足感があります。今後ますます注目を集める特別なブドウとして、シーズンにはぜひ一度味わいたい逸品です。


















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