京都ならではの野菜を、京都の人と一緒に
Farmer’s都季の主役は、京都の食卓に欠かせないねぎです。出荷先の小売や飲食店から寄せられる声に耳を澄ませ、香りや柔らかさ、扱いやすさといった「使い手の実感」を丁寧に反映していく。ある日、いつものスーパーで自分たちのねぎがきれいに並んでいるのを見つける——そんな瞬間こそが、何ものにも代え難い達成感だと、スタッフは口をそろえます。単に「作って終わり」ではなく、食卓までの景色が見えるから、日々の畑仕事に一本芯が通るのです。

この地域は圃場同士の距離が近く、近隣の農家や関係者との結び付きが自然と密になります。天候が崩れそうな時に素早く情報を回し合い、病害虫の兆しを共有し、必要とあらば手を差し伸べる。狭い地域だからこその“声の届く距離”が、結果として品質の安定や作業の平準化につながっています。地域と共に育てる。それは京都の農の文脈に寄り添う営みであり、Farmer’s都季の確かな強みです。
小さなチームの強み。やる時はやる、信頼で動く現場

現場の空気感は、端的に言えば「やる時はやる」。農繁期はきつい仕事もある。泥に足を取られる日も、冷たい風に頬を刺される日もある。それでも、声を掛け合い、段取りを詰め、最後は肩を並べて乗り切る。仕事がひと段落した時の静かな達成感と、チームに流れる結束は、目に見えない報酬です。30代が中心の小回りの利くチームは、判断が早く、改善も素早い。気づいたことは持ち寄り、翌日には試してみる。小さな組織の瞬発力が、畑の細部に宿っていきます。
ここで磨ける実力と、身につくスタンス
ここで身につくのは、ねぎ栽培の一連を自分の手で走り切る実力です。定植、潅水、肥培管理、観察、収穫、選別、出荷調整まで、工程が線としてつながる。数字と感覚の両方で畑を捉える力が、自然と磨かれていきます。さらに、地域と協働する実践の場でもあります。

近隣農家、市場、飲食・小売とのやり取りを通じ、相手に届く伝え方や、現場で機能する段取りの組み方を体得できます。「学ぶ」と「使う」が地続きであること。それが、Farmer’s都季の成長速度を押し上げる理由です。
未来に向けて、言葉以上にまずは現場に
河村さんが新しい仲間に望むのは、特別な経歴ではありません。何より大切にしているのは「気配り」です。相手の動きやコンディションを見て、一歩先回りで動ける人。声かけが自然にできて、助け合いを当たり前にできる人。体力勝負の場面も、仲間と笑って越えていける人。小さなチームほど、一人の振る舞いが全体の働きやすさを左右します。だからこそ、気配りは最大のスキルなのです。

展望は、明快です。いまは規模を小さく保ち、栽培や出荷の基礎体力を高めるフェーズ。段取り、品質、チームワーク——土台を固めた先に、拡大に舵を切る構想があります。「京都で、京都らしい農を続けていくために」。そのど真ん中で手を動かしたい人に、Farmer’s都季の環境は手堅く、そして面白いはずです。
興味を持ってくださった方は、まずは気軽に連絡をください。畑の空気を吸えば、言葉以上に伝わるものがあります。現場見学やカジュアルな相談も歓迎しています。小さなチームの挑戦に、あなたの力を重ねてください。京都で、地域と一緒に“ねぎ”を育てる日々が、あなたを待っています。
会社情報
お問い合わせ:kawamura.noks@gmail.com
所在地:京都府京都市右京区
主な生産品目:ねぎ
従業員数:3名

















