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成長速度は一目瞭然!過酷な気候やトラブルにも負けない、「ジフィーセブンC」の苗

定植後約1か月。定植日9月8日。撮影日10月17日。
「ジフィーセブンC」(左)、通常培土(右)
「ジフィーセブンC」は葉が大きく、葉色も適度な濃さでがっちりとしています。
「この通り、見事に育っています。わかりやすく比較できるように、1棟のハウス内に『ジフィーセブンC』と通常の培養土の苗を並べて定植しましたが、ハッキリ差が出ました。イチゴ栽培の成否は定植後の活着で決まると言っても過言ではありませんが、『ジフィーセブンC』の苗は活着がとてもうまくいった。期待できる、と前回の取材時に話しましたが、その期待を超えてきましたね」
そう話すのは取材にご協力いただいている小林農園の小林寛さん。

小林農園 小林寛さん
育苗時点でも葉が大きく茂り、根域が広がり、通常の培養土の苗の成長を遥かに超えていた「ジフィーセブンC」の苗。定植後もその成長は止まらず、葉はまさに生い茂っています。

撮影日:9月9日 育苗時点での様子
通常培土(左)、「ジフィーセブンC」(右)
「ジフィーセブンC」苗は葉が大きく、葉色も適度な濃さでがっちりとしています。

撮影日:9月9日 育苗時点での根の様子
通常培土(左)、「ジフィーセブンC」(右)
根の量、特に細根の発達が圧倒的です。また、クラウンは太くがっちりしています。
「余分な葉を間引く葉掻きを、通常区の苗には7月下旬から10月中旬までに3回行いました。『ジフィーセブンC』の苗は5回行っています。成長がすさまじく、それでもこの葉の量です」
葉の展開速度が圧倒的に早く驚いていると小林さん。今年は育苗時にダニが発生するトラブルに見舞われてしまい、例年なら定植しない成長しきっていないランナーも採用したそうです。それもあり、通常の培養土の苗は成長にばらつきが出ましたが、「ジフィーセブンC」の苗はそれを挽回し、均一にすくすくと育っています。
「『ジフィーセブンC』の苗は、成長がすごくて株が混み合い、徒長気味の傾向はあります。また、花芽検鏡の結果、株の成熟より早く花芽が着いているため、摘果する必要があるかもしれません。それも圧倒的な成長速度、なにより苗が元気な証拠。液肥を活用して、この成長をうまくコントロールしながら栽培しています」
葉掻きの頻度が従来より多かったり、成長の調整のための追肥が必要になったりするが、 このまま育てばトラブルの影響を受けず、例年通りの収量が望めそう、と小林さん。削減された工数や時間、なにより収入減の不安がなくなったことを考えれば、「ジフィーセブンC」を使うことで増える栽培の手間や液肥の費用は些細な要素で、元は取れると話します。

小林さんのハウス。手入れが行き届いており、非常に環境が整っています。
試しに「ジフィーセブンC」と通常の培養土の苗を一株ずつ抜いてもらったところ、その根の育ち方の差は歴然。
「育苗の際にも、『ジフィーセブンC』の苗は細根が多く、根の密度が高いと感じていました。それが土の中でこんなに育っているとは!これ、根のすべてではなく、まだ土中に根が残っているんですよ。『ジフィーセブンC』の苗は、水や栄養を吸い上げる細根の数が多い。それだけ表面積が大きく、だから吸い上げる力が強いということ。そりゃあ葉も生い茂るよなあ、と納得です」
驚きのあまり笑顔がこぼれている小林さん。成長のすごさ以外にも、作業の効率化や省力化といったメリットも多く、定植の際にも発見がたくさんあったと振り返ります。

定植約1か月後。定植日9月8日。撮影日:10月17日。
通常培土で育った根(左)、「ジフィーセブンC」で育った根(右)。その差は顕著です。
軽さと簡単さで定植作業を効率化&省力化。さらに今後の作業も圧倒的にスムーズに
定植作業は、成長速度の早い「ジフィーセブンC」の苗から行い、通常の培養土と作業時間が変わってくるかを計測したという小林さん。また、作業を担当した方に、作業のやりやすさや体への負担の違いもヒアリングしてくださいました。
「『ジフィーセブンC』は通常の培養土と比べ、2000本あたりの定植作業が約20分短縮されました。圃場全体でハウスは22棟、4万本以上のイチゴの苗を植えますので、全苗を『ジフィーセブンC』に変えれば、定植作業を約1日は短縮できる計算になります」
作業時間が短縮された大きな理由は、「ジフィーセブンC」の重量と形態。通常の培養土では、育苗トレーに培養土を入れて育苗します。24株が育苗できるトレーは、かなりの重量に。それが数千枚あるわけです。ココピートでできた「ジフィーセブンC」は土を使わず、重量がとても軽いのが特徴。当然、育苗トレーは軽く、女性でも軽々と運べたと小林さんは話します。
また定植の際には、トレーから苗を取り出して植えます。通常培土の場合、根がしっかり張っていると、トレーから苗を取りにくいことが多いです。それに対し、「ジフィーセブンC」は培土が膨らんだり根が必要以上に張り巡らされることが無いので、トレーから苗をスムーズに取り出せることが可能になります。そうすることで、圧倒的に作業工数が少なくなり、楽に作業をすることができます。専門的な技術や知識も問われません。これが2000本あたり20分の作業時間削減を実現したのです。
定植後の栽培管理も「ジフィーセブンC」は大きく省力化できている、と小林さんは話します。
「先ほど話した通り、『ジフィーセブンC』を使った苗は成長が均一。なので、苗ごとの個性に合わせて追肥するといった細やかな対応を求められない。葉掻きや水やり、追肥や防除を一律で行える。あの根を見ればわかるように、ぐぐっと水と養分を吸い上げてしっかり成長してくれるから、ある意味『粗い栽培管理』でもOKなのです。作業スケジュールも立てやすいし、手間と時間がかなり省けています」
それでいて通常培土と比べて「ジフィーセブンC」は収量や収益の増加が見込めるだけではなく、「安定した営農」にとても貢献してくれ、精神的にも支えてくれている、と小林さん。さらに今後の作業の効率化・省力化が期待できる発見もあったそうです。
「『ジフィーセブンC』は使用後の育苗トレーがほとんど汚れません。不織布で覆われているし、土を使っていないからです。これは大きな差です」

汚れの違いはあまりにも歴然…
通常の培養土の場合は、育苗トレーにこびりついた土を1枚ずつ高圧洗浄機で丁寧に落としてから、消毒液に浸け、片付けます。「ジフィーセブンC」を使ったトレーはとても綺麗なので、洗浄の必要が無く、そのまま消毒液につけるだけで片付けが終わるのです。
「例年、育苗トレーを片付ける作業は、収穫のまっ最中に数日かけて行います。収穫は11月から毎日休みなく続くので、その中で洗浄作業に取られる時間も人も本当にもったいない。そして体もツラい。それが圧倒的に削減される。これは嬉しいですね」
これまで「当たり前」「仕方ない」とやっていた作業がどんどん効率化され省力化されていく。「ジフィーセブンC」には様々なメリットを感じている、と小林さんは高く評価しています。
過酷な気候変動にも適応し、収量を安定させることで営農の継続に貢献する「ジフィーセブンC」

左から)サカタのタネ 西野貴人さん、小林さん、栃木種苗株式会社 大塚茂光さん
栃木種苗株式会社の大塚茂光さんとサカタのタネの西野貴人さんも、すくすくと育つ小林農園の「ジフィーセブンC」の苗に驚いたと話します。
「今年(2025年)も暑かった。そして大雨などに見舞われました。それもあって多くのイチゴ生産者が育苗や定植で苦労している。小林さんの農園にもダニが発生したけれど、それをものともせず育っている。「ジフィーセブンC」は、生産者の強い味方と言えますね」
そう話すのは、小林さんに「ジフィーセブンC」を紹介した大塚さん。掘り起こした苗の根を見て、さらに「ジフィーセブンC」の実力に手応えを感じたと言います。
「従来の培養土では、ポット内で根が巻きます。それを定植すると、真っ直ぐ伸びるまでに時間がかかる。昨今の気候変動で、定植時期はすでに暑い。伸びて水や養分を吸えるまで時間がかかり、暑さで苗が弱ってしまうこともある。一方で『ジフィーセブンC』はトレーで根がまっすく伸びているので、定植後の活着が早く、一気に根が成長を始められる。それがこの成長の差に表れているのかもしれない」

圧倒的に成長スピードが早いため、徒長気味になる恐れもある。その際は、発根を促し、花芽分化や着果を進行させる効果の高いサカタマモルシリーズ「ホストップ」を使って欲しい、と話すのはサカタのタネの西野さん。
「植物はしっかり成長できる場合、さらに上に伸びて葉を茂らせて成長しようとします。そうすると花芽を作る方に栄養が使われない。そこで『ホストップ』を使えば発根が活性化され、花芽を作る方向へ導けます ※。『ジフィーセブンC』の苗はこれだけ葉が広がり根もしっかり伸びているので、『ホストップ』をしっかり吸収し、効果もしっかり出るはずです」
※「ホストップ」は亜リン酸カリで、窒素成分の吸収を一時的に止めカリを吸収しやすくしてくれるため、定植直後からの施用で根量を増やす効果が期待できます。希釈倍率は通常1000倍ですが、BS剤「GAXY(ギャクシー)」との混用の場合は、2000倍で葉面散布を行ってください。2週間に1回の間隔で施用し、施用期間はマルチを張るまでとなります。

撮影日:10月17日(定植後4、5週間)花芽も出始めています。
また、定植後に伸びてきたランナーも、「ジフィーセブンC」ならよりうまく活用できると西野さんは話します。
「『ジフィーセブンC』なら苗の成長がとても早いのは見ていただいたとおり。それを利用し、定植後に伸びてきたランナーを『ジフィーセブンC』で受け、補植用に育てるのも有効。『ジフィーセブンC』の苗の成長スピードなら、花芽を形成しない苗を抜いた後に補植した苗でも、第二収穫に間に合う。収量確保に貢献できます」(西野さん)

サカタのタネが提案する「ジフィーセブンC」を活用した補植用苗の取り方
(画像:サカタのタネ提供)
「私は『いかにマイナスにならないか』が営農の継続になにより重要だと考えています。毎年のように過酷な気候が続いていますが、もはや日本の気候がそう変わった、と捉えています。今後はその気候に適応し、イチゴを育てなくてはいけない。そこで失敗しないためには、『ジフィーセブンC』のような成長が早く、均一で、安定した栽培が実現する資材がなにより重要ですね」
現在は順調に栽培が進んでいる小林さんのイチゴ農園も、もうすぐ結実、そして収穫の時期を迎えます。「ジフィーセブンC」と通常の培養土との収量の差はどうなるのか、ぜひお楽しみに!

もっと知りたい!「Jiffy-7C(ジフィーセブンC)」の魅力

健全な根の生育と作業効率化を実現する播種・育苗用資材
「Jiffy-7C(ジフィーセブンC)」
- 良質なココピート100%を不織布(PLA:生分解性プラスチック)で包んだものを乾燥・圧縮した培養土です
- 圧縮・乾燥されているので、使用する際は水で戻します。吸水後は3~5倍に復元します
- ココピートでできているため水はけがよく、根腐れしにくい特長があります
- 育苗後そのまま定植できます。不織布は土中の微生物により分解されます
- 軽量、コンパクトで扱いやすく、省スペースで保管・管理ができ、移動も容易です。
サイズ(直径×吸水後の高さ):50×60mm
ケース入数:約560個
詳しくはこちら:https://www.sakataseed.co.jp/special/jiffy7c/

カリ配合亜リン酸液肥「ホストップ」
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