栃木の新品種「とちあいか」が天下人に
産直通販サイト「食べチョク」を運営するビビッドガーデンは、全国38都道府県・110品種のいちごを対象にした参加型投票イベント「天下分け目のいちご戦国時代2026」を開催し、結果を発表した。総投票数は2億5000万票を突破。栃木県の新品種「とちあいか」が頂点となる“天下人”に輝いた。
日本には現在300品種以上のイチゴが存在し、各地で新品種の開発が続く“群雄割拠”の時代にある。一方で、流通量の多い一部品種に注目が集まりやすく、地域の特色ある品種が十分に知られていない現状もある。今回の企画は、そうした多様なイチゴの魅力を広く伝えるとともに、消費者が“推し”の品種を応援することで生産者の挑戦を後押しすることを目的に実施された。
投票は特設ページから行い、戦国合戦をモチーフにした世界観を採用。投票を「加勢」と表現するなどエンターテインメント性を高めた。投票数に上限はなく、応援の“熱量”をそのまま票として反映できる仕組みも話題となり、SNSや地域メディアの発信を通じて大きな盛り上がりを見せた。
TOP5を紹介!
第1位(天下人):とちあいか(栃木県)
総投票数:86,638,297票
栃木県が2018年に「とちおとめ」の後継として開発した品種。大粒で甘味が強く、断面がハート形になる見た目のかわいらしさも特徴。収穫期間が長く病気にも強いなど栽培面の利点も備え、今後の主力品種として期待されている。

第2位(大大名):いばらキッス(茨城県)
総投票数:64,684,773票
甘味と酸味のバランスが良く、ジューシーでコクのある味わいが特徴。2012年に品種登録された茨城県のオリジナル品種で、県内の直売所や観光農園でも人気を集めている

第3位(国主):愛きらり(愛知県)
総投票数:23,379,577票
愛知県が約5年をかけて開発した新品種。大粒で甘味が強く、一株から多くの実を収穫できることから、生産者にとっても魅力的な品種として注目されている

第4位(城主):まりひめ(和歌山県
総投票数:20,374,058票
2010年に誕生した和歌山県のオリジナル品種。民芸品「紀州てまり」のように愛される存在を目指して名付けられた。円錐形の美しい形と上品な甘さが特徴。

第5位(城主格):越後姫(新潟県)
総投票数:19,836,260票
雪国でも栽培できる品種として新潟県が開発。低温環境でゆっくり育つことで甘味が濃く、柔らかな果肉と豊かな果汁が魅力だ。

“推し活”型イベントとしての広がり
今回の結果では、全国的な知名度だけでなく、地域からの強い支持が順位を押し上げる傾向が見られた。例えば「いばらキッス」は地元メディアの紹介をきっかけに票数を伸ばし、「越後姫」も県内での人気を背景に上位に食い込んだ。ラジオ番組やローカルニュースでの紹介がSNSでの拡散を生み、オンライン投票を後押しするなど、地域メディアとデジタル施策の相乗効果も確認された。
SNSでは「推しイチゴ」への応援投稿や連続投票の共有が広がり、「つい何度も加勢してしまう」といった声も多く見られた。こうした参加型の仕組みが、総投票数2.5億票という大きな盛り上がりにつながったとみられる。
食べチョクでは今回の結果を受け、上位入賞品種を販売する特設ページ「いちご戦国時代・凱旋市」を公開。今後も生産者や自治体、消費者をつなぐ“農産物の推し活”をテーマにした企画を通じ、日本各地の農産物の魅力を発信していくとしている。
参考:2.5億票で白熱した「いちご戦国時代総選挙2026」、栃木県の新品種”とちあいか”が天下人に輝く
食べチョク















