北海道の南西に浮かぶ離島である奥尻町(おくしりちょう)は、その豊かな自然から海産資源に恵まれ、ウニやアワビの名産地となっているまち。
奥尻の海は「奥尻ブルー」という呼び名がつくほどの美しさであり、国内でも上位の透明度を誇っていることで有名。島の外周に点在する「奇岩」の中にはその形の珍妙さから名前がついているものも数多く、その中でも「鍋つる岩」は奥尻島を象徴する奇岩となっています。
奥尻島は、1993年に北海道南西沖地震の震災に遭い、甚大な被害を受けました。2025年7月12日にはそんな南西沖地震が起きた日から32年を迎えます。
今回は、北海道南西沖地震による大津波の痛ましい記憶を後世に伝えるために作られた施設「奥尻島津波館」と、奥尻市のふるさと納税返礼品を紹介します。
災害の様子と復興の軌跡を学ぶ! 「奥尻島津波館」について
・奥尻町字青苗36番地
・アクセス:奥尻港フェリーターミナルから車で約22分、奥尻空港から車で約8分
北海道南西沖地震による大津波の災害の記録を、映像や展示を通して学ぶことのできる施設「奥尻島津波館」。
本スポットに隣接する「時空翔」は、震災の犠牲となった方々の慰霊碑として、黒御影石を用いて作られた石碑です。慰霊碑は「心と海と翼」を、下部の傷は波しぶきを表現。壁には犠牲となった198名の名前が刻まれています。
石碑上部のくぼみは震源地となった南西沖を向いており、地震のあった7月12日に海に向かって石碑の正面に立つと、くぼみの中に沈む夕日を見ることができます。
「時空翔」は慰霊の碑であるだけではなく、島民が未来の奥尻を想う大切な空間となっているそうです。
奥尻の歴史を学ぶ上では避けて通ることのできない施設であると共に、7月12日に震災から32年を迎える節目として、「奥尻島を訪れる際はぜひ一度来館していただきたいです」と担当者は語っていました。
自治体からのメッセージ
奥尻町のふるさと納税返礼品について
BBQにピッタリな奥尻島産活蝦夷(いきえぞ)アワビ、6月に完成したばかりの新酒を紹介します。島の味覚を存分に堪能することができます。
奥尻島産活蝦夷アワビ10ヶ入り(養殖) 75mm以上
・北海道奥尻郡奥尻町字奥尻309番地先
・内容量:養殖活蝦夷アワビ 10個入り
・寄附金額:4万円
奥尻の若手漁師が育てたエゾアワビです。磯の香りを感じつつしっかりとした旨みを感じることができます。刺身や煮付け、肝とバターでソテーにして味わうのもおすすめとのこと。
地酒 特別純米酒「奥尻」4合瓶
・北海道奥尻郡奥尻町字奥尻764
・内容量:特別純米酒「奥尻」720ml ×1
・寄附金額:8,000円
特別純米酒「奥尻」は日本国内でも珍しく、北海道の離島で唯一、地元の米と水だけを使ったお酒です。ブナの原生林から湧き上がった島の水と、潮風に耐え、凜々しく実る離島最北の米(吟風)だけを原料につくられています。繊細で透明感のあるすっきりとした味わいを楽しめます。
今回は北海道奥尻町の観光スポット「奥尻島津波館」と、返礼品を紹介しました。北海道南西沖地震から今年で32年を迎えます。当時の悲惨な状況や復興への道をじっくり学ぶことができるスポットです。奥尻島での旅の思い出としてはもちろん、現地に行くことが難しい場合、返礼品のアワビやお酒で島に想いを馳せるのも良さそうです。気になった人は、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
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