農作業中の事故対策特集
掲載日:2020年04月01日
- 交通事故や建設事故より多い!
- 農林水産省の調査によると、農作業による死亡事故は、調査開始の1971年が364人、2017年は304人で84%と、依然として高い水準にあります。一方、危険業種といわれる建設業は、 2,323 人から 323人(※)と大幅に減少しています。 農業現場が長らく改善されてこなかったのは、家族経営の農家が多く、事故が個人責任にされてきた背景があります。農業の法人化が進む今、他産業と同水準の対策が求められていくでしょう。 (※)東日本大震災による死亡事故を除く
- 地域別にみる農作業死亡事故
- 農林水産省の調査(平成29年)によると、道府県別の農作業死亡事故で、最も事故数が多かったのが北海道と岡山県でした。5位までの地域を見ても農地面積との関連性は薄く、様々なシーンで事故が起こり得ることが想像できます。「小規模だから大丈夫」「トラクターを使わないから大丈夫」と思わず、日頃の注意が必要です。