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洪水を防ぎ、地域コミュニティの場に。水田が生活にもたらす影響とは?

洪水を防ぎ、地域コミュニティの場に。水田が生活にもたらす影響とは?

2017年07月29日

高齢化や人手不足などが原因で日本の水田は減少傾向にあります。水田の減少が私たちの生活に及ぼす影響とはどのようなものなのでしょうか。また、水田を絶やさない方法はあるのでしょうか。水田を利用した水耕栽培「EZ水耕」を開発した株式会社セプトアグリ代表、大社一樹さんにお聞きしました。

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洪水を防ぎ、地域コミュニティの場となる。水田が私たちの生活にもたらす影響とは?

水田が、洪水などの災害被害やイノシシ等の鳥獣被害から私たちを守ってくれていることをご存知でしたか? しかしその水田が今、どんどん減少しています。水田を利用した水耕栽培「水田型EZ水耕」を開発した株式会社セプトアグリ代表、大社一樹(おおこそかずき)さんに、水田が私たちの生活にもたらす影響について、水田の減少を食い止める施策についてお話をうかがいました。

関連記事:水田があればすぐできる!世界初の水耕栽培「EZ水耕」

水田の減少が私たちの生活に及ぼす影響

セプトアグリのデータによると、昭和44年(1969年)に始まった減反政策以降、水田は減り続けています。以前は300万ヘクタール弱あった水田が、平成26年(2014年)には約240万ヘクタールまで減少し、現在は残っている水田のおよそ20%が使われなくなっているそうです。農業従事者の高齢化、後継者の不足がその理由と言われており、今後ますます休耕田や耕作放棄地が増えることが予測されています。

水田の減少は、私たちの生活にも影響を及ぼすと大社さんは言います。

「数年放置された水田は雑草がはびこり、森のようになってしまいます。そうした耕作放棄地は交通の便の悪い奥地にあることが多く、そうするとその奥の山からイノシシや熊などが出没し始めます」

水田は米を作る役割だけではなく、鳥獣被害から村や人を守る役割も果たしているのです。

さらに、水田が周辺環境にもたらすメリットはたくさんあります。たとえば、大雨が降ったときに水田はダムの役割を果たし、洪水や土砂崩れといった災害を防いでくれます。また、雨水をろ過したり地下水の量を一定に保ったりなど、環境保全の側面からも水田は私たちの暮らしを支えています。水田の周りに生きる草花や昆虫、カエルなどの生物にとっても、水田は大切な存在です。

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