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花を長く楽しむために、活ける前にやりたい基本のこと

花を長く楽しむために、活ける前にやりたい基本のこと

2017年08月01日

せっかく花を飾るなら長持ちさせたいものです。と言っても、やること自体はそれほど難くはありません。花を長持ちさせるためのテクニックと、その理由について解説します。

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せっかく花を飾るなら長持ちさせたいものです。と言っても、やること自体はそれほど難くはありません。ただし、それをするかどうかで花の持ちは大きく変わってきます。「どうしてそれをするのか」という理由さえわかれば花を扱いやすくなりますので、花を長持ちさせるためのテクニックと、その理由について解説します。

花を長持ちさせる基本は「腐らせない事」

家庭で花を飾る場合、庭や畑から切り取った花は別として、花屋から買ってくる花が傷む一番の原因は茎や水の「腐敗」からくるトラブルです。花屋さんはプロがきちんと処理した状態で販売していますから、店で買ってから長い時間放っておいてから活けるのでなければ、特別な水揚げはあまり必要ありません。下準備はそれぞれささいなことなのですが花を活ける前にそれができているかどうかで花の持ちが変わってきます。

買う時、持ち帰りまでに時間がかかりそうなら水を付けてもらう

まず、花屋から買って戻る時、時間がかかりそうな場合は根元に水をつける処理をお願いしておきましょう。一番の理由は水を吸わせるというより切り口を乾燥させないためです。それが難しい場合は帰宅してから茎を切って、切り口を新しくします。

花瓶は綺麗に洗った物を使う

 

きれいな花瓶を使用することは基本中の基本なのですが、見落としがちなポイントです。前回花を生けた後、水を捨てただけで乾かした花瓶だと、内側に汚れが付着しています。その汚れがきれいなはずの水に溶け込んでしまうと水の劣化が早くなるので当然、花の持ちが悪くなります。できれば花瓶を片付けたり、新しい物に活け替える前に、専用のスポンジで内側をきれいに洗ったり、塩素系漂白剤を入れて汚れを分解しておくなど、清潔にした花瓶を使って活けるようにしてください。

活ける前に茎を洗う

ゴシゴシ洗う必要はありませんが茎を洗って、今まで浸かっていた古い水や、取れた葉っぱの欠片などをきれいに取り除きます。初めて花瓶に活ける時はもちろん、水替えの時にこの作業をするかしないかで、花の持ちに大きな影響があります。ぬめりを感じた時はそれが取れるまで丁寧に洗います。

切り口を新しくする

なるべく水の中で切る「水切り」が良いのですが、難しいなら水の外で行ってもかまいません。ポイントは2つあります。

  • ・切ったらすぐ水に浸ける
  • ・真っ直ぐではなく斜めに切って切り口を大きくする

切り口が乾いてしまうと傷口に、かさぶたができたのと同じで、水を吸い上げなくなります。切り口を大きくすることで、水を多く吸い上げられるようにします。水替えの時に切り口の色が変わっている場合は腐り始めていますのでもう一度切って、新しい切り口を作ります。長さがある物なら変色がなくても水替えの度に切るのがベストです。

水に浸かる部分の葉は必ず取る

葉付きの良い花で根元の辺りまで葉がついている場合は取り除きます。水に浸かった葉はそれ自身が腐ることで水を激しく劣化させます。

多すぎる葉や咲かなそうなつぼみも取る

本来なら、十分に張った根から水を吸い上げるはずなのに、切り口から直接水を取り入れるので、花にとっては負担が大きい状態になっています。多すぎる葉は吸い上げた水を蒸発させてしまいますし、つぼみは開花しようとして花を疲れさせてしまいます。ほどよく間引きしておくことで花の負担を減らしておきます。

水はたっぷり入れすぎない

花の量が多く、安定させるために、水が多めに必要な場合もありますが、花瓶一杯に水を入れるよりのではなく、なるべく茎を水に浸けないようにします。茎は元々水に浸かるようにできていないので水に浸ける部分を増やしてもあまり意味がありません。

切り花延命剤+水替えをする

花持ちを良くするために、活ける水に薬剤を入れるテクニックがありますが、一番良いのはこまめな水替えと茎を洗うことです。水の中で細菌を繁殖させないことが最も効果的です。細菌が花の導管に詰まる事で花がダメになることを防ぎます。殺菌効果を期待して、漂白剤や十円玉を入れる方法がありますがあまりお勧めしません。漂白剤は入れすぎになりやすいのと、十円玉は一輪挿し以上の花瓶サイズになると、かなり多くの枚数を入れない限り、銅イオンの殺菌効果が現れないからです。花に栄養を補給するという目的で砂糖を入れることも、水が腐敗しやすくなるので避けた方が良いでしょう。また、浄水やミネラルウォーターを使うと、塩素が含まれていないぶん、水が腐敗しやすくなるので花の持ちを良くする効果はあまりありません。

一番良い方法は、防腐剤と液肥が一緒になっている切り花延命剤を使用し、水替えをこまめに行うことです。切り花延命剤には水替え不要うたっている商品も多いのですが、やはり水替えをしないよりはしたほうがしないより長持ちします。

もう一手間かけられる時にやりたい、活ける前の花の水揚げテクニック

庭の花を活けたい時や、スーパーの花売り場などで、店頭に出されて時間が経った花や輸入品のバラなどは、少し手間をかけてしっかりと水揚げします。その上で、活けてから水揚げが悪くてしおれた花にも効果がある方法をご紹介します。基本は「水切り」で切り口を新しくする時間がたってですが、元気がない場合は以下の方法を試してみてください。

逆さ水

花を逆さまにして葉の裏側から霧吹きで水をかけ、軽く振って余分な水を切ります。葉の裏の気孔を水で包むことで蒸発を押さえることをねらいます。

※花に水をかけると痛みますので葉だけにかけるように注意します。

深水

茎を数センチだけ出して新聞で真っ直ぐになるよう包んだ花を多めの水を張ったバケツに浸けて一晩程度置いておきます。水圧での水揚げ効果を期待します。

切り方のコツ

切れ味の良いハサミやカッターナイフでシャープな切り口を作るのが基本ですが、植物によっては折ったり割ったりする方が効果的な場合もあります。

折った方が良い物

カーネーション、菊(洋菊のマムなども)トルコ桔梗、マーガレットなど

繊維が多い花は、折ることで切り口の面積が広くなり水が揚がりやすくなります。活ける前に水の中で折ることをおすすめします。

切り口を割る

枝物全般

切り口を花ばさみで十文字に切るか、ハンマーで叩いて繊維を出すと、水揚げしやすくなります。

針で筋を入れるか表面の皮を少し剥く

カラーやモンステラ系のサトイモの仲間

サトイモ類は水揚げしにくいのですが、水に浸かる部分を針でひっかいて、筋を付けるか、表面の皮を少しむくと水揚げがよくなります。

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