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土作りのプロへ 「土壌医・土づくりマスター・土づくりアドバイザー」資格試験とは

土作りのプロへ 「土壌医・土づくりマスター・土づくりアドバイザー」資格試験とは

2017年08月25日

農作物の栽培において、まず土作りから考えてみようと思っている方にぜひ挑戦してもらいたい「土壌医・土づくりマスター・土づくりアドバイザー」資格試験。試験概要や試験対策、合格ラインや受講料、申し込み方法などをご紹介しています。

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作物を育てる上で基盤となる土作りに目を向け、土壌診断や施肥改善などの知識を持った、土作りのプロを育てるための資格が「土壌医検定」です。農家の方はもちろん、農業関連の仕事に就いている方に広く知られている資格試験について、詳細をご紹介します。

土壌医検定とは

土壌医検定は、土壌診断と施肥改善、作物育成改善などについての知識を持つ人材の育成を目的に、農林水産省等の後援のもと、一般財団法人日本土壌協会が実施している資格試験制度です。試験は1級から3級まで設けられており、1級に合格し土壌協会に資格登録の申請を行うと「土壌医」、2級は「土づくりマスター」、3級は「土づくりアドバイザー」の資格が与えられます。

土壌医検定の試験内容と合格ライン

試験内容

土壌医検定2級と3級の資格試験は、マークシート方式の筆記試験のみ。1級については、マークシート方式の筆記試験に加えて、記述形式の試験や業績レポートの提出があります。1級から3級まで、同日同時刻に試験が実施されるため、1級と2級、2級と3級の併願受験はできません。

出題範囲と合格ライン

3級(土づくりアドバイザー)

作物の健全な生育と土壌環境、土壌管理や施肥管理、土壌診断の内容と進め方等。マークシートは3者択一。合格ラインは、50問中30問以上の正解。

2級(土づくりマスター)

3級レベルの知識に加え、施肥改善の処方箋が作成できる知識。マークシートは4者択一。合格ラインは、60問中40問以上の正解。

1級(土壌医)

2級レベルの知識に加え、作物生育との関係での土壌診断と対策の指導ができる知識、実績。4者択一のマークシート方式問題が50問(配点50点)、記述式問題(配点25点)、業績レポート(配点25点)の合計100点の試験です。合格ラインは100点中70点以上。ただし、業績レポートが20点に満たない場合は、全体で70点以上でも不合格となります。

土壌医検定の合格率や受講料

受験資格

2級と3級については、特に受験資格は問いません。1級は5年以上土づくりの指導実績、または就農実績がある方が対象です。どの級から受験することも可能で、1級でも土づくり指導、または就農実績5年以上の実績を申告できれば受験可能です。

合格率

日本土壌協会が発表している、2016年度の受験データによると、各級の受験者数や合格率は次の通りです。3級については受験した人の半分以上が合格していますが、2級、1級は合格率がぐっと下がり、決して容易に取得できる資格ではないことがわかります。

3級 受験者1,498人 合格者837人 合格率55.9%
2級 受験者1,022人 合格者296人 合格率29.0%
1級 受験者111名  合格者22人   合格率19.8%

受験料

受験料は、以下のとおりです。
1級 10,000円  2級 6,000 円 3級 5,000 円(すべて消費税込み)

試験日程・会場

3級から1級まで、試験は年に1回の実施です。2017年度の試験は、2018年2月4日(日)に行われ、申込みは2017年11月1日(水)から12月15日(金)です。2017年度の試験会場は札幌、仙台、東京、福井、名古屋、大阪、岡山、福岡、秋田、長野、沖縄の全国11カ所が設けられます。(秋田、長野会場では1級の受験はできません)

受験申込み方法

受験の申込みはインターネット、または郵送で受け付けます。土壌協会のウェブサイトに詳しい申込み手順が発表されます。

土壌医検定の過去問題や資格登録料など

過去問題

土壌医検定資格試験の過去問題集は「土壌医検定試験既出問題集 ~出題傾向とポイント解説~」として、日本土壌協会より発刊されています。またこれ以外についても、協会がすすめる参考書が土壌医検定の公式ウェブサイトで掲載されており、試験問題は基本的にそれらの参考書から出題されます。また協会主催の研修会なども開催されます。

資格登録・登録料

資格試験に合格すると、土壌医資格登録を行うことができます。登録については、日本土壌協会に申請する必要があります。登録申請を行うと、協会から登録証が交付され、登録の有効期間は3年間です。
新規に資格登録する場合の登録料は、6,000円です。

登録更新

土壌医として適切なアドバイスや指導を行っていくためには、資格取得後も知識・技術レベルを維持・向上していくための努力が必要です。そのため、資格登録者は登録有効期間の3年の間に、所定のCPD単位(Continuing Professional Development)の取得を行います。CPD単位を取得するには、協会が主催する研修会や講習会、「土壌医の会」講習会への参加などが必要になります。

作物の栽培において、まず土作りから考えてみようと思っている方は、ぜひこの試験に挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

土壌医検定

http://www.doiken.or.jp/

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