とろけるような果肉とみずみずしい果汁の「桃」。夏が過ぎても楽しめる桃の仲間があるのをご存知でしょうか。 – マイナビ農業

マイナビ農業TOP > ライフスタイル > とろけるような果肉とみずみずしい果汁の「桃」。夏が過ぎても楽しめる桃の仲間があるのをご存知でしょうか。

ライフスタイル

とろけるような果肉とみずみずしい果汁の「桃」。夏が過ぎても楽しめる桃の仲間があるのをご存知でしょうか。

とろけるような果肉とみずみずしい果汁の「桃」。夏が過ぎても楽しめる桃の仲間があるのをご存知でしょうか。

2017年08月27日

口に含むと芳醇な香りと甘味が口いっぱいに広がり、幸せな気持ちにさせてくれる桃。
旬の時期が短く、傷みやすいため、良い桃を入手するのは難しいと感じる方もいるのではないでしょうか。だからと言って、缶詰の桃に手を伸ばしてしまうのはもったいない。
夏が食べごろの桃だけではなく、夏が過ぎても楽しめる桃の仲間についてご紹介いたします。

  • LINE
  • twitter
  • facebook
  • Google+
  • Hatena
  • Pocket

甘味が強いからカロリーは高め?

桃はカリウムが豊富で、体内の余分なナトリウムを排出させる効果があり、皮膚や粘膜、血管を強化してくれるビタミンCも含みます。また、食物繊維やポリフェノールの一種、カテキンも含まれており、がん予防や老化防止の効果も期待できます。

さわやかな酸味をつくっているのはクエン酸。疲労回復に役立ちます。また、葉酸は貧血予防に効果があります。

甘みがあるので、気になるのがカロリー。桃100g=約40kcalです。1個約200gなので、1個分だと約80kcalです。他の果物と比べると、同じ100gでも、バナナ100g(約1本~1.5本分)で86kcal、リンゴ100g(約2/5個分)で54kcal、ミカン100g(約1個分)で46kcalなので、それほどカロリーは高くないと言えます。

栄養があるのは果実だけじゃない! 葉にも、種にも栄養たっぷり

桃の葉には、タンニンやマグネシウム・カリウムなどの成分があります。また、肌荒れを抑える効果があります。お風呂に入れて、あせもや肌荒れ対策として、かつては夏の暑い日に「桃湯(ももゆ)」に入ることを習慣としていたそうです。

しかし、市販の桃には葉がついて販売されていることはありませんよね。そのため、桃の葉の効果を実感したいときは、桃の葉エキス配合の入浴剤を使ってみてください。

また、桃の種は桃仁(とうにん)と呼ばれ、脂肪油、アミグダリンなどの成分を含んでおり、漢方薬としてよく知られています。桃仁には、消炎・鎮痛や血のめぐりを良くする作用があり、便秘、肩こり、頭痛、そして高血圧や脳梗塞の予防にも効果的だと言われています。そのため、古くから漢方では婦人病などに用いられてきました。

小さく可憐な花を咲かせる桃

桃の原産国は、中国と言われています。誕生したてのときは”毛毛(モモ)”という名のとおり、硬い果肉の表面がたくさんの毛で覆われているものでした。

日本で桃が食べられ始めたのは、弥生時代まで遡ります。全国の遺跡から種が発見されているそうです。

「桃」と聞いて、果実でなく花をイメージされる方もいるのではないでしょうか。

4月のはじめ頃に、ピンク色の可愛らしい花を咲かせます。「桃の花」は春の季語になっています。そして、夏にはおいしい実をつけます。

ひな祭りのときに飾る桃の花は、食べる桃とは別のものだそうです。

桃には、果実を食べるための桃と観賞用の桃があるんですね。

小3月3日、ひな祭りが「桃の節句」と言われる理由とは

中国では古くから、「桃の木には体の中の悪いものを取り除く力がある」と考えられていました。桃に対するその考え方が日本に伝わったことで、「ひな祭り」のときに桃が使われるようになったと言われています。

3月上旬は、旧暦では桃の花が咲く時期とも重なります。枝にぽつりぽつりと咲かせた可憐な花は、女の子のイメージにピッタリですね。

桃の旬は、あっという間に過ぎてしまいます。旬の時期が過ぎ去る前においしく食べるポイント。

桃はバラ科モモ属の果物で、数多くの品種があり、大まかな系統で分別すると白鳳系、白桃系、黄金桃系の3種類、また収穫時期で分けると、早生種、中生種、晩生種の3種類があります。

白鳳は7月中旬から8月上旬が旬。一番人気の人気品種で、果肉は白く上品な甘味があり、みずみずしいのが特長です。

白桃も7月下旬から8月上旬が旬。岡山県や和歌山県で生産されており、果皮も果肉も白っぽいのが特長です。果肉はやわらかく多汁で、甘味もたっぷりの高級品種と言われています。

黄桃の旬は8月下旬から9月上旬。黄色い果肉はかためなので、加工用にされることが多いのですが、昨今では生食用に出回ることもあります。コンポートとして食べるのがオススメです。

ちなみに、缶詰に加工される桃は、日本の白桃とアメリカの黄桃をかけ合わせて作った、缶詰専用のものです。海外では白桃よりも黄桃のほうが、生で食べる果物としてよく食べられています。とくに欧米では桃といえば、黄桃のイメージが強いそうです。

桃の主な産地は、山梨県と岡山県が有名ですが、福島県や長野県でもつくられています。

購入する際、できれば手で触れてやわらかさを確認したいですが、桃はとても繊細な果物なので、気をつけなければ傷んでしまいます。

優しく触れつつ、次の点に気をつけてながら購入しましょう。

・甘い香りがある

・皮の産毛がしっかりしていて、きれいなもの

・傷やあたりがないもの。

果肉が鮮やかなピンクのものは甘いので、きれいなピンク色のものがオススメです。

しかし、軸の周囲の青いものは未熟で硬く、産毛がなくなっているものは熟しすぎて傷みやすい状態なので、気をつけましょう。

冷やしすぎると味が落ちるので、食べる寸前に冷やすようにしましょう。

1から2日は冷蔵庫で保存できますが、味が落ちるため、なるべく早く食べきりましょう。

この果物も?! 実は桃の仲間

桃の仲間でパッと思い浮かぶのは「すもも」ですよね。他にも、「ネクタリン」や「プルーン」も桃の仲間です。

それぞれの果物について、少しご紹介します。

「すもも」

巴旦杏(はたんきょう)とも言い、果肉にはβカロチン、果皮にポリフェノールを含み、どちらも強い抗酸化力があります。

日本すももは「プラム」を指します。日本すももは生食用として栽培されているのが特徴です。

「ネクタリン」

こちらは、桃の変種とされています。大きさは、桃より一回り小さいのが特徴。また、桃「毛桃」と呼ぶのに対し、皮の表面にはうぶ毛がなく、ツルツルしていることから、「油桃(あぶらもも)」とも呼ばれます。

果肉はオレンジ色をしていますが、黄桃ともまた少し違う感じです。桃とあんずを合わせたような味です。

「プルーン」

プルーンと言えば、生よりもドライフルーツとしての方が馴染み深いのではないでしょうか。

プルーンは「西洋すもも」とも言われており、カリウム、βカロチン、ビタミンB1、ビタミンB2、鉄、葉酸などを豊富に含み、ミネラルフルーツ(奇跡の果物)と称されるほどです。よく洗って、皮ごと食べることで栄養を余すことなく摂取できます。お馴染みの干したプルーンは栄養がさらに凝縮されています。

いずれも、旬は8月がピークですが、6月下旬から9月まで楽しめます。

白桃や白鳳のシーズンはそろそろ終わりを迎えますが、まだまだ楽しめる桃の仲間を味わうのはいかがでしょうか。

味だけでなく、桃とは異なる色や大きさ、食感もあわせてお楽しみください。

 

  • LINE
  • twitter
  • facebook
  • Google+
  • Hatena
  • Pocket

関連記事

カテゴリー一覧