家庭菜園が当たり前な日本の風習に憧れる。自分のできる範囲で持続可能な農業を。 – マイナビ農業

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生産者の試み

家庭菜園が当たり前な日本の風習に憧れる。自分のできる範囲で持続可能な農業を。

家庭菜園が当たり前な日本の風習に憧れる。自分のできる範囲で持続可能な農業を。

2017年09月03日

山梨県にある自宅の庭で、自家用の野菜を作るフローロン・オードランさん。自国・フランスで農業を学び、日本人女性との結婚を機に日本に定住。妻の実家が行う「日本らしい農業」に憧れを抱きます。オードランさんが惹かれた日本の農業についてお話をうかがいました。

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フローロン・オードランさん略歴

・フランス・ブルターニュ出身

・フランスの高校、高等技術専門学校で自然環境マネジメントを学ぶ

・ニュージーランドで出会った日本人女性と結婚し、山梨に移住

・自宅の庭で持続可能な農業に取り組む

小さな畑で自分のできる範囲で

山梨県で、自宅の庭と山の上に借りている小さな畑で、30種類ほどの野菜を作っています。作っているのは、キュウリ、ゴーヤ、ピーマン、唐辛子、ハーブなど。販売は行っていませんが、採れた野菜を友人や同僚に配ったりしています。

こだわっている点は、できるだけ「在来種」の種を使うことです。種には、形や色のばらつき、生育速度を揃えるために人工的な一代交配を行われた「F1種」と、従来の育種交配から採れる「在来種」の二種類があります。種苗会社が扱う種のほとんどがF1種ですが、F1種は子孫を残すことができません。植物は毎年子孫を残す度に環境やリスクに適応し、少しずつ多様性が生まれます。そのため、在来種を保護することが植物の多様性の保護につながるのです。市販の種は買わないと決めているわけではありませんが、持続可能な農業を実現するために、私はできるだけ在来種を使っています。市販の種の方が育ちやすいように改良されていますが、在来種から育ててもおいしくて立派な野菜ができます。自分が作った種が毎年実をつけるのを見ると、土や野菜の生命力を感じますね。自分のできる範囲で在来種を保持していきたいと思っています。

持続可能な共生への興味

農業に興味を持ったのは、高校時代です。元々、乗馬を専攻していたのですが、生物や自然科学の授業が楽しくて、乗馬から自然環境マネジメントへ専攻を変えることにしました。そこで、植物や動物、自然環境と人間の共生を研究している先生と出会い、持続可能な共生を目的とした農業に惹かれていきました。

卒業後も、専門学校で継続して、自然環境マネジメントを学び、特に土壌に関しての知識を深めました。その後、160ヘクタールの畑で2年間働きました。その中で、自分の理想に近い、持続可能な農業に関わりたいという気持ちが強くなり、WWOOF(ウーフ)というプログラムを使って世界中の有機農家を回ることにしました。WWOOFは、有機農家で作業を手伝いながらホームステイをするプログラムです。世界各国の有機農業を体験する中で、ニュージーランドで日本人女性と出会い結婚。日本に移住しました。

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