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販売価格の65%が生産者へ スーパーの一角に出現「農家の直売所」の仕組み

販売価格の65%が生産者へ スーパーの一角に出現「農家の直売所」の仕組み

2017年10月10日

スーパーの食品売り場で農産物の産地直送のコーナーを目にすることはありませんか?これらの野菜は、生産者からスーパーまで、どのような流通経路をたどっているのでしょうか?。また生産者にはどんなメリットがあるのでしょう?。首都圏や近畿圏を中心に、約1,000店舗のスーパーに産地直送コーナーを展開し、「農家の直売所」という農産物流通のプラットフォームを生み出した株式会社農業総合研究所にお話をうかがいました。

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 出荷から販売まで1日 農産物がスーパーの「農家の直売所」に陳列されるまで

従来、生産者は自分が作った野菜や果物がどの売り場に並ぶのか、知ることができませんでした。しかし、「農家の直売所」の販路を使えば、生産者自身が店舗の特長や売り場情報を参考に、どこのスーパーに出荷するのか選ぶことができ、価格や販売数量の設定まで生産者自身が決めることができます。

農産物がスーパーの「農家の直売所」に陳列されるまでのフローを詳しくご紹介していきましょう。

1:集荷場に野菜を持ちこむ

全国70ヵ所(2017年9月27日現在)に農業総合研究所の集荷場があります。生産者はこの集荷場へ個包装した状態で農産物を持ち込み、そこでバーコードを発券、貼付し、出荷するお店へ振り分けます。

2:農業総合研究所のトラックでスーパーの物流センターへ

振り分けられた農産物は、農業総合研究所が契約している物流会社のトラックで、各スーパーの物流センターに運ばれます。

3:各スーパーの物流センターから各店舗へ

各スーパーの物流センターに届けられた農産物は、各店舗へ配送されます。翌早朝には到着し、開店までに青果担当者が農産物を陳列します。

原則として、出荷から1日で店舗に並ぶので、より新鮮な農産物を消費者に届けることができる仕組みになっています。

「農家の直売所」に出荷するには、どうすればいいのでしょうか。

「まずは、当社にお問い合わせください。農作物の生産者であればどなたでも出荷いただけるという間口の広さが『農家の直売所』の特長です。出荷品目については、野菜や果物、花卉、農産加工物が中心ですが、今後は米も扱う予定です」。(農業総合研究所)

中間マージンを大幅カット 生産者が「農家の直売所」を利用するメリットとは

「農家の直売所」の流通システムは非常にシンプルです。一般的な流通経路を利用すると、農産物が生産者から消費者の元に届くまでに、様々な中間業者が介在するそうです。そして、その都度マージンが発生するので、最終的に生産者の手取りは販売価格の30%程度だと言われています。

一方「農家の直売所」を利用した場合、自分で設定した販売価格の約65%が生産者の手取りとなります。「農家の直売所」へ出荷し、収入が増えたという生産者もいて、「作付面積を拡大することができた」「新たなハウスが設置でき、さらに出荷量が増えた」という声も寄せられているそうです。

「農家の直売所」の良さは収入面だけではありません。

「商品のバーコードに生産者名が書いてあるので、おいしい野菜を見つけたら、次も同じ人の作った野菜を買おうと探して買ってくださる方も多いんですよ。中には、生産者への手紙を持ってきてくれた方もいました」(農業総合研究所)

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