秋に旬を迎える野菜
サツマイモ
サツマイモの収穫は、9月から12月頃に行われます。皮に傷やシワがなくハリのあるものが、おいしいサツマイモの印です。傷や黒い斑点がなく、色づきが均一なものを選びましょう。
サツマイモは低温と乾燥に弱いので、冷蔵庫での保存は向きません。新聞紙に包み、冷暗所で保存します。カットしたサツマイモは、ラップで包み冷蔵庫で保存し、早めに使い切りましょう。
ジャガイモ(男爵)
ジャガイモの中でも男爵イモは、9月から12月にかけて旬を迎えます。ジャガイモの中でも代表的な品種で、丸い形とゴツゴツとした外観が特徴長です。加熱するとホクホクとした食感になり、コロッケ、マッシュポテトなどに向いています。
ジャガイモは、芽が出ていない、皮が薄く、なめらかなものを選びましょう。皮にシワがあるものや、皮が緑色になっているものは避けたほうが良いでしょう。新聞紙に包み、冷暗所で保存します。
カブ
カブは年間を通して流通していますが、旬は10月から12月頃です。カブを選ぶときは、皮にハリとツヤがあるものを選ぶようにしましょう。
カブの保存方法は、まず葉がついている場合は根と切り分けます。根の部分は、新聞紙で包んで冷蔵庫に入れて葉はラップで包み、同じく冷蔵庫に入れます。根は5日くらい、葉は1~2日を目安に使い切りましょう。葉は塩茹でしたものを冷凍しておくと長持ちします。
ホウレンソウ
ホウレンソウの旬は11月から1月頃です。旬のものは甘み味があり、栄養価が高くなります。おいしいホウレンソウは、鮮やかな緑色で葉先までピンと張っていて、厚みがあります。茎が太めのものや根本に赤みがあるものをも選ぶと良いでしょう。
ホウレンソウを保存する際は、まず新聞紙に包み、可能であればポリ袋に入れて冷蔵庫に入れます。新聞紙を湿らせておくとさらに持ちが良くなります。2~3日中に使い切るのがベストです。また、軽く茹でてから冷凍保存することもできます。
ハクサイ
秋から冬にかけて旬を迎えるハクサイは、日本の家庭でとても馴染みのある野菜の一つです。11月から2月頃に旬を迎え、鍋物やスープなど寒い時期に嬉しい料理に活躍してくれます。
おいしいハクサイは、ずっしりと重みがあり、葉がしっかりと閉じているものです。1/2や1/4にカットされているものは、葉が詰まって巻きがしっかりとしたものが良いでしょう。
購入したハクサイは、栽培されているときと同じように、縦に置いて保存します。カットしていない場合は、新聞紙に包んで冷暗所などで保存し、カットしてある場合は、ラップに包んで冷蔵庫に入れます。
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秋に旬を迎える果物
柿
柿は9月から12月頃に旬を迎える果物です。10月頃に最も出荷が多くなります。甘柿、渋柿に分類され、渋柿は干し柿に加工されて出荷されることが多いです。
ヘタや皮に、ツヤとハリがあるもので、全体が色づいているもの、さらに重みがあるものを選ぶようにしましょう。保存する際は、ビニール袋に入れて冷蔵庫に入れます。保存期間は1週間ほどです。
梨
梨は品種によって旬が異なり、早いものだと7月頃から出荷され、11月頃まで出荷が続きます。出荷のピークは9月頃です。
皮にハリがあり重みがあるもので、形がふっくらと丸みがあるものを選びましょう。梨は水分の多い果物なので、水分が無くなるとカサカサした食感になってしまいます。なるべく早めに使い切るのをおすすめします。
ブドウ
ブドウは品種によって旬が異なり、早いものでは7月頃から収穫され、11月頃までが旬です。
粒にシワがなくハリがあり、軸がしっかりしているものがおいしいブドウです。全体的に色づいているものを選びましょう。ブドウの実には「ブルーム」と呼ばれる、白っぽい粉がついていることがありますが、これは果実に含まれる脂質から蝋(ロウ)が表面に出てきたもので、雨などから守る役割があります。そのため、ブルームが出ているブドウは味わいがおいしい印です。
秋に旬を迎える野菜や果物についてご紹介しました。食欲の秋と呼ばれるほど、秋はおいしい野菜や果物がたくさん揃います。ぜひ、旬のおいしさを味わってみてください。