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有名進学校の生徒が田で学ぶ 筑波大附属駒場中高校のお米づくり:稲刈り編

有名進学校の生徒が田で学ぶ 筑波大附属駒場中高校のお米づくり:稲刈り編

2017年11月13日

東京都世田谷区にある筑波大学附属駒場中・高等学校の生徒たちは、田んぼで毎年、お米を育てます。一粒の籾から苗を育て、田おこしをし、一本一本植えて成長した稲を収穫し、脱穀・もみすりをして玄米にするまで、一連の農作業をすべて自分たちの手でやるのです。それは米づくりの工程や栽培技術の習得だけでなく、文系の教科まで、すべての学習につながっています。

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米づくり

にぎやかな稲刈り

農作業体験の一つ一つが貴重な学び
「稲穂は1本たりとも無駄にするなよ」
そんな声が作業の合間に飛び交います。声の主は大人ではなく、まだあどけなさが残る中学生。朝から小雨の降る中、ビニール合羽を着こんで、泥だらけで稲刈りに励みます。
長靴や地下足袋を履いてドロドロの田んぼに足を沈ませ、手にした鎌で稲を刈り取る。
鎌は生まれて初めて使うという生徒がほとんどですが、少し経てばもう手慣れたもの。刈り取った稲を束ねて麻の紐で縛っていく。言ってみればそれだけの単純な作業ですが、中学生がやっていると、遊びを含んだ、とても楽しい仕事に見えます。
彼らにとって、この稲刈りは学校のカリキュラムに組み込まれている大切な授業(実習)。この場で体験すること一つ一つが貴重な学びとなっています。

都心近くの水田で一年を通して米づくり
ここは東京都目黒区の駒場野公園内にある水田。すぐ近くの筑波大学附属駒場中・高等学校の生徒たちは、一粒の籾から苗を育て、田おこし、田植え、除草、収穫、脱穀、もみすりをして玄米にするまで、すべて手作業で米づくりを行っています。
プロの手を借りるのは、田植えの前の代かき(田に水を入れて土を砕いてかきならす作業)と最後の精米だけ。
ここまで本格的なプロセスを生徒が体験し、学びの場に採り入れているのは、日本全国、大学まで含めてもかなりレアなケース。少なくとも東京都内ではここだけでしょう。

米づくり
 
【関連記事はこちら!】
>学校も地域も田力本願 ケルネル田圃の歴史と今

農業に前向き(?)な水田委員

水田委員がまとめ役
1年がかりで米づくりを学ぶのは約120名の中学1年生と約160名の高校1年生です。中高一貫校なので、この日取材させていただいた中学生らは3年後、新たに加わった仲間(毎年、約40名の生徒が高校から入学)とともにもう一度体験することになります。
この中には12名の「水田委員」がおり、年間の農作業全体を取りまとめる役割を担います。かなり大変そうですが、全員みずから立候補して委員を引き受けるので、負担に感じることはないそうです。作業の合間、その一人に話を聞いてみました。

【水田委員Aくんのインタビュー】

Q:お米づくりの面白いところは?
「小さいタネだったものが大きくなるのが面白い」

Q:農業には興味ある?
「う~ん、まあまあ少しは」

Q:将来は大学に進むと思うけど、その先は?農業はやりたい?
「まだあんまり考えてはないけど、いいなと思ったことはあります」

Q:お百姓さん(農家)になりたいってこと?
「う~ん。というより環境のことを調べたりとか、バイオテクノロジーとか」

Q:この学校にはどうして入ったの?
「学校案内でこういうこと(水田での農業実習)をやっているのを知って、自分もやってみたいなと思って」

 彼同様、水田委員らはこの学校の最大の特色である農業実習に魅力を感じて入学してきます。そんなに多くはないものの、毎年必ず一定数はこうした生徒がいるようです。

米づくり

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