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11月23日は「お赤飯の日」 茶色、甘い…全国ご当地お赤飯探訪

11月23日は「お赤飯の日」 茶色、甘い…全国ご当地お赤飯探訪

2017年11月22日

11月23日は、お赤飯を通して日本の食文化を考える「お赤飯の日」。茶色や甘いお赤飯など、全国各地のユニークな「ご当地お赤飯」を集めました。 

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11月23日は「お赤飯の日」。無料配布のイベントも

赤飯

レシピ監修(上記画像):坂下 美樹

七五三や入学祝い、成人式などハレの日の食卓に欠かせない「お赤飯」。南天の葉が添えられたお重に心躍らせた記憶は、誰の胸にも残っているのではないでしょうか。

お赤飯のルーツは、「魔よけの色」とされた赤色の古代米を、神様に供える慣わしにあるといわれます。平安中期の書物には、「あずき粥」としてお赤飯の原形が登場しています。江戸時代後期には、白いお米を小豆の煮汁で色付けしたお赤飯が、健康に良いとされ、庶民のハレの日の食卓に広まるようになりました。

全国で広く親しまれているお赤飯を通して、日本の食文化とは何かを考えようと、11月23日は「お赤飯の日」に制定されています。ちょうどこの日には、その年の収穫に感謝して赤米などの五穀を奉納する新嘗祭が、全国の神社などで行われます。明治神宮では、お赤飯を無料配布するイベントも催されます。

茶色、芋入り、「ごま砂糖」掛け…おもしろご当地お赤飯

全国で愛されているお赤飯。実は、各地にユニークな「ご当地赤飯」があるのをご存知でしたか?

「お赤飯=赤」の公式を覆してくれるのが、新潟県長岡市周辺で親しまれているしょうゆ赤飯。茶色い見た目と、香ばしいしょうゆの匂いが特徴です。由来は、はっきりと分かっていませんが、江戸時代には作れる量が少なく高級品だったしょうゆとインゲン豆を使って、祝い事の日に炊き上げる文化が定着したといわれます。長岡市内外の和菓子店やスーパーに並び、観光客にも評判が良いといいます。

大粒の花豆を使った、長野県佐久市のお赤飯 土地自慢の特産物を使った一品も目立ちます。長野県の佐久市周辺で食べられるお赤飯には、特産の花豆が使われます。ゴロゴロと大粒の花豆は見た目のインパクトだけでなく、食べごたえ抜群。ホクホクと炊き上がった花豆から、ほんのりとした甘みがしみ出します。

「奥越のさといも」として全国に名を馳せる、サトイモを煮て混ぜたお赤飯は、福井県大野市の家庭で親しまれています。千葉県では、特産の落花生の甘煮を入れたお赤飯が食べられているとか。

お赤飯の上にかけるものといえば、「ごま塩」ですが、徳島県の鳴門市では、仕上げにごまと砂糖を振りかけるものがスタンダート。そのいわれは江戸時代に遡ります。当時、鳴門は全国有数の塩田地帯として有名でした。塩が特産だったからこそ、ハレの日には貴重品とされていた砂糖を赤飯にかけ、食卓に出したのではないかといわれています。給食のメニューで、この砂糖をまぶしたお赤飯が出るほど地元では主流なのです。

ズボラ女子でも簡単!食紅と甘納豆で即席お赤飯

北海道や青森県、山梨県の甲府市や笛吹市周辺では、甘納豆を使ったお赤飯が食べられています。
北海道では、「働く女性でも簡単に作れるように」と、水に浸す必要がない甘納豆と、色付けに食紅を使うことで手間を省いたレシピを、札幌にある栄養過程を持つ短期大学の初代学長が普及させたといいます。
思い立ったらすぐに作れるということで、ズボラ女子の筆者が挑戦してみました。

材料は、もち米とうるち米同量(計2合)、近所のスーパーで手に入れた金時豆、うぐいす豆、白花豆、小豆の4種が入った甘納豆のアソートパック、ごま塩、そして食紅です。

お米を合わせて研ぎ、炊飯器のお釜にある2合分のメモリ通りに水を注ぎます。水が薄いピンク色に染まる程度に、ほんの少しの食紅を入れたら、ボタンを押して炊飯スタート。(筆者は、「白米モード」で炊きました。)時短調理でも、彩りを与える工程は省かないところが、さすがハレの日の料理です。

炊き上がったらご飯の上に甘納豆を載せ、炊飯器の中で5分ほど蒸らします。すると、甘納豆の表面をコーティングしていた砂糖が溶け、まるで宝石のような輝きを放ちます。形を崩さないように甘納豆とご飯を混ぜたら器に盛り付け、ごま塩を振って完成です。

なかなか写真映えがよい割に、拍子抜けするほどの簡単さでした。お味は、ご飯というよりはスイーツに近いです。もち米が甘納豆の甘みを吸っていて、まるでおはぎのよう。かなり甘いので、正直な感想は「おいしいけど、毎食はきつい」ですが、かえって特別な料理という印象が際立ちました。

甘納豆をご飯に混ぜる前に、ザルに入れて砂糖を振るい落としたり、塩を一つまみ入れて米を炊いたりすると甘みが抑えられそうです。子ども受けが良さそうな味なので、こどもの日やひな祭りにぴったりなのでは。

それぞれの個性的なお赤飯に共通するのは、「特別感」。いつもとは違った特別な工程を加えたり、とっておきの食材を使ったりするレシピから、家族や誰かの大切な日を祝うという温かい心配りを感じました。
お赤飯の日には、日本の食文化が持つ「優しさ」に、思いを寄せてみてはいかがでしょうか。

 

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