絶滅寸前の高倉ダイコン復活 未来へ向けて再生する江戸東京野菜 – マイナビ農業

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生産者の試み

絶滅寸前の高倉ダイコン復活 未来へ向けて再生する江戸東京野菜

絶滅寸前の高倉ダイコン復活 未来へ向けて再生する江戸東京野菜

2017年12月17日

葉の部分を含めると、長さ1メートルにもなる高倉ダイコンは、東京の伝統野菜「江戸東京野菜」の中でも昨年(2016年)まで生産者が一人しかいなかったという、いわば絶滅危惧種。
「幻のダイコン」と呼ばれてきた伝統を守ろう、そして、東京ならではの美味しい野菜をみんなで未来へ伝えていこうと、次世代・次々世代の人たちが立ち上がり、栽培に挑んでいます。

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高倉ダイコン収穫

農園

初収穫の日

地面からモコモコと入道雲のように盛り上がり、大きく広がる緑の葉。
「ほら、もう首が出ています」。
生産者の福島秀史(ふくしまひでふみ)さんにそう言われ、葉の下を覗いてみると、確かに白い大根の首もとが黒い土の中からニョッキリ。
「ちょうどいい日に来ましたね。こうなっていたら収穫OKです」。
というわけで取材日(2017年11月24日)が初収穫日にずばりヒット。途中で折れたりしないよう、腰を落として垂直に、慎重に引き抜きます。すると見事!土まみれの立派な高倉ダイコンが福島さんの手に。

高倉ダイコンってどんな大根?

高倉ダイコンは、大正10年頃、八王子市で「みの早生大根」と「練馬尻細大根」の自然交配でできた後代を選抜してできた品種。JA東京中央会から東京の伝統野菜「江戸東京野菜」に認定されています。
昭和10~20年代をピークに八王子市の浅川北川に位置する高倉町、石川町、大和田町付近で多く栽培されていました。

土の力を活かして育てる野菜

このあたりの土地は高台になっており、土壌は関東ローム層で水はけがよく、土が柔らかいのが特徴。こうした土地の条件が整っているからこそ、このダイコンが作れるのだと福島さんは言います。
江戸東京野菜に限らず、地域特産の伝統野菜(固定種)は「その地域の土の力」を活かして育てる野菜なのです。

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